9月の読書まとめ
2016年9月
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2152ページ
すっかり9月のまとめが遅くなりました。もう、11月になりますね。残酷な神が支配する (1) (小学館文庫)の感想
友だちに薦められて読み始めました。いやはや、おだやかで光に満ちた生活があっという間に闇となる様子があまりにも残酷。まさにタイトル通り。どうなる!
読了日:9月4日 著者:萩尾望都残酷な神が支配する (2) (小学館文庫)の感想
グレッグの虐待に嫌悪感を通り越して吐き気さえしてきます。凄惨な虐待に気づいてもなかなか救済にはつながらないもどかしさ。第3巻に進展はあるのでしょうか?
読了日:9月6日 著者:萩尾望都マンガギリシア神話 (2) (中公文庫)の感想
この巻でもゼウスが発情ハッスルで、変身しながら女の人に近づいて子どもを作りまくります。実際にこんな人がいたらお知り合いになりたくないけれど、神だし神話だし、純粋に面白がれるのが楽しいですね。巻末の考察、世界の神話比較でこちらも興味深いわ~。
読了日:9月12日 著者:里中満智子金メダル男 (中公文庫)の感想
なんてことない文なのに、すらすら読めてしまいます。不思議な本。シュールな表現部がツボです。イラストがウッチャンの感じとぴったり。黄色いジャージの泉一、がんばって。
読了日:9月16日 著者:内村光良スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編 (新潮文庫)の感想
映画とちょっと違う部分もあったが、ほろ苦い青春の思い出にジーンとくるものがあった。キングも子ども時代に、主人公の作家志望の少年のように小さなストーリーを作って友だちに聞かせたりしていたのだろうか。大人になって振り返れば、そこに4人のかけがえのない時間がたしかにあったっと共感できた。
読了日:9月21日 著者:スティーヴン・キングコンビニ人間の感想
村田沙耶香さんの作品にしては、設定がフツーというか、日常的な感じがするが、やはり異色の書き手さんです。コンビニで機械のように機械的に働く主人公に変な色、レッテルがついていないところがすごい。他人の口調をまねてみる主人公にふっと共感している自分がいたりする。コンビニ人間という無機質の魅力がたまらない。
読了日:9月26日 著者:村田沙耶香残酷な神が支配する (3) (小学館文庫)の感想
オ―ソン先生の登場でやっと救済に向かうのかと思いきや、殺しのススメ、そして先生自身の死と、ジェルミの未来に一点の光さえ見えない。殺されても当然と思えるグレッグに、読み手も殺意を持ってしまう。
読了日:9月30日 著者:萩尾望都
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