« プリンス*プリンセス | トップページ | ”のだめ”キャラクターBook »

2006年9月17日 (日)

原書「ハックルベリー・フィンの冒険」読了、やった!

The Adventures of Huckleberry Finn (Penguin Popular Classics) The Adventures of Huckleberry Finn (Penguin Popular Classics)

著者:Mark Twain
販売元:Penguin Books Ltd

やりました!今月、2冊目の英語ペーパーバックを完読しました。302ページもあって~。今回は簡易版ではなく、原本だったし、Jimの黒人訛りのところにてこずって難儀しました。でも、達成感は赤丸付すごいって、自分で盛り上がってます。

はるか昔の大学生の時に聞きかじった、へミングウェイの言葉、「すべての現代アメリカ文学はマーク・トウェインの『ハックルベリー・フィンの冒険』から出てきた」をいまさらながら思い出します。この本は、誰でも知っていて、本当にちゃんと読んだ人がない名作だって(日本でいえば漱石の『坊ちゃん』かな?)、勝手に若い頃は思っていて読まずにきてしまったんですね。

でも、40を過ぎても、読めてよかったです。ハックの感動的なしあわせシーンを紹介します。(すじとは関係ないので、これから読む方はご安心を)

We said there warn't no home like a raft, after all. Other places do seem so cramped up and smothery, but a raft don't.  You feel mighty free and easy and comfortabole on a raft. (XVIIより)

ジムとおいらは言ったんだ。いかだよりいい家なんてねえなって。ほかじゃあ、ごちゃごちゃしてて息苦しいったらありゃしない。けど、いかだはちがうよ。いかだなら、すんごく気ままだし、のんびりで楽ちんなんだから。 (コニコ試訳)

文法的にヘンなところ、多々ありますが、口語をそのままなんで、やんちゃ坊主の語り口がありのまま伝わってきますね。教科書英語とは全然違って生の息遣いが感じられます。

先日、アメリカ文学に造詣の深い翻訳家の青山南さんが『米国文化の原風景」というエッセーの中で、こう書いている。「『家がどこかわからないこと』『誰にも全く知られていないこと』『転がる石のように生きること』といったことこそ、アメリカ人の心の根っこにある考え方」って。→つまり『孤高の移動』 そんなアメリカ人の原風景が、ハックの心→いかだで漂流する家なき子、ハックと重なるんでしょうね。

|

« プリンス*プリンセス | トップページ | ”のだめ”キャラクターBook »

英米文学」カテゴリの記事

原書でキャンペーン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 原書「ハックルベリー・フィンの冒険」読了、やった!:

« プリンス*プリンセス | トップページ | ”のだめ”キャラクターBook »