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2006年12月 3日 (日)

村上春樹の「東京奇譚集」

東京奇譚集 東京奇譚集

著者:村上 春樹
販売元:新潮社
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去年の村上春樹の話題作を今頃読みました。今やすっかり世界のMurakamiになりましたね♪

書き出しの「本当の話し」 という件に引き込まれていく自分を感じながら、あっという間に5編を読んでしまいました。

一つ一つをショート・ショートで紹介します。

偶然の旅人*この本の中で一番魅せられた物語。個人的にはこれが最も村上的と感じる。

ハナレイ・ベイ*ラジオから流れてきそうな、実際にラジオで語られたような錯覚に陥るストーリー。読んでいると、村上春樹が訳した翻訳を読んでいる感じになってくる。

どこであれそれが見つかりそうな場所で*何かを探している人が何かが問題でなく探すことを楽しんでいる-そんな密かな時間と場所を共有する楽しみを感じる話し。このタイトル、何だかレイモンド・カーヴァーの短編にありそうで、ここでも一瞬オッと翻訳かと思ってしまう。

日々移動する肝臓のかたちをした石*小説家が話の方に引きずられ動かされていく不思議な読み物。

品川猿*名前を忘れた女性が奇妙なつながりを思い出す明野照葉的世界(彼女の世界ほど歪んではないけど、奇妙なのは春樹節かな。(歪みや奇妙さは決してネガティヴなものでなくて世界にもとからあるものなんだから面白いんですね)。

今日の言葉

"Both mysterious and somehow quite familiar"- Alan Cheuse, San Francisco Chronicle (After the Quake review)

「ミステリアスでいて、なんだかとっても親近感がもてる作品」―アラン・チューズ、サンフランシスコ・クロニクル(「神の子どもたちはみな踊る」書評)

久しぶりに村上春樹の小説を読んで、また彼の短編集が読みたくなりました。今度はこの「神の子どもたちはみな踊る」を読んでみよっかな♪読んだ方、いかがでしたか?

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