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2007年2月23日 (金)

原書「Emma」を読む

Emma (Penguin Classics) Emma (Penguin Classics)

やっとEmma読了です!去年の10月から中断しながらも何とか読み切りました。酒井先生の3原則には沿っていませんでしたが―読み進めなくなったらやめる―でも、やはり話の運びの面白さと登場人物の魅力で読んでいけたんです。バンザーイ♪オースティン♪

以前映画「エマ」翻訳本「エマ」について書きましたが、結局一番初めに手に入れた原書の投稿が一番最後になってしまいました。それでも読めて大満足。

昨日からNHKラジオで始まった「高慢と偏見」が始まる前になんとしてもエマを読了しようと目標を立て、この1週間ばかり集中して読みました。なんだか多読した気分になって、リズムが出てきたようです。外国語はある程度まとまった時間で集中して読むことが大事だと今更ながら実感しました。

物語を辿るのは3回目になりますが、今回はプロットを追うというよりも人物描写に着目。オースティンの人間関係での伏線の置き方に職人の技を見ました。

例えばVolume III, Chapter 2の終わりでのエマとミスター・ナイトリーの会話

"You have shown that you can dance, and you know we are not really so much brother and sister as to make it at all improper."

"Brother and sister! No, indeed."

「あなたはダンスが上手だとわかったし、私たちは兄と妹ではないんですもの。踊ってもおかしくないわ」

「兄と妹?とんでもない!」(中野康司訳)

この時は本人たちがまだ自分の気持ちに気が付いていないのに、こういうセリフを言わせているのがニクイですね。兄妹でなければ…男と女 そしてこの時からも紆余曲折がまだまだ続きます。嫉妬あり、オースティンお得意の思い込み、勘違いなどなど

こちらも朗読をしてくれたらな、なんて思いながら、昨日は「高慢と偏見」に拝聴しました。

明日は「イギリス文学」がもっと楽しくなる本をご紹介します。

今日の言葉

Emma Woodhouse, handsome, clever, and rich, with a comfortabel home and happy disposition, seemed to unite some of the best blesssings of existence, and had lived nearly twenty-one years in the world with very little to distress or vex her.

(Emmaの冒頭 オースティンのどの小説も冒頭が素晴らしいといわれています。あえて訳をつけていません。)

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コメント

わぁーお疲れ様です☆
原書で楽しめるなんてステキです(^^)
そうそう、昨日のラジオはせっかく教えて頂いていたのに聞き逃してしまいました…(・_・;)
どうでしたか~?私は次回こそは!

私は今マンスフィールドパークを読んでいるところです♪もちろん翻訳本ですが。笑

投稿: sum-va | 2007年2月23日 (金) 18時51分

sum-vaさん、ラジオの方は出だし、良かったですよ。担当される先生も怖そうでなかったし、何よりナレーションがステキでした。他のコメントでも書いたのですが、BBC版のダードナー夫人役(エリザベスの義理のおばさん)の女優さんがやっています。まだごく最初の方で、ベネット夫妻の様子が語られるところまでで終わりました。「マンスフィールド・パーク」はまだ読んでいませんが、私も読もうかしら?このブログのカテゴリーにとうとう「ジェイン・オースティン」というものを作ってしまいました。どんどん情報交換しましょうね。ワクワク♪

投稿: コニコ | 2007年2月24日 (土) 23時25分

拝復 拝見

自分は まだオーステインさんには

ここ数年のつきあいなので

浅いです。

勉強になります、
参考にさせてください。

==
彼女自伝映画観ましたか?
ジェイン・オースティンの自伝物語
~秘められた恋
http://77hikoboshi.blog111.fc2.com/blog-entry-139.html

==
以下は拙著
映画エッセイ「恋愛映画を話そうよ」から
オースティン編です。
http://ncode.syosetu.com/n9839p/20/

投稿: 村上 | 2012年2月29日 (水) 11時16分

村上さん、こんばんは。
コメントをありがとうございました。
「秘められた恋」は、なかなか日本公開にならなかった作品で、ずいぶん待って観に行った映画でした。なかなか味のある映画でしたよね。(拙ブログでもレビューしましたよ~♪)

エッセイ「恋愛映画を話そうよ」も拝見させて頂きました。ご紹介をありがとうございます。

投稿: コニコ | 2012年2月29日 (水) 20時23分

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