« ミイラはお好き☆大英博物館 ミイラ展 | トップページ | のだめ*再燃 その1 »

2007年2月17日 (土)

「ミーナの行進」

ミーナの行進

去年の谷崎潤一郎賞を受賞した「ミーナの行進」を読みました。(「この受賞作を中心に読書すれば、戦後日本文学のかなりの部分を押さえることが可能である」とも言われるそう)

何だか、懐かしさにあふれた物語です。仲良しの友達とアルバムを一緒になってめくるように、お話は「そんなこともあったのね」とうなずきながら進みます。

Dscf0157 著者の小川洋子さんは 「博士の愛した数式」の中でも秘密の宝物、野球カードを書いていますが、このお話でもステキなマッチ箱が出てきます。左のマッチ箱は本の挿絵なのだけれど、写真みたいにふくらみがありますでしょ。

Dscf0156 寺田順三さんという方が書いています。小川さんの文章の温かさと豊かさをあざやかな色とふっくらさで表していて、ファンになりました。

ミーナのマッチにはそれぞれにお話があって、わたしは「三日月に腰掛ける2匹のタツノオトシゴ」の話に魅せられました。いろんなことが遠い昔におこるのですが、

タツノオトシゴは何も思い出せません。ただ一人きりでいつまでも、海の底を漂っているだけです。

と終わる童話。こころにシーンと沁みてくる感じです。

もう一つの魅力はカバのポチ子♪かわいいですよ。

その他、バレーボールの名セッター猫田の話し、ミューヘン・オリンピックの話しなど、オバサンにはホント、セピア色の思い出がカラーに変わるような淡い興奮がありました。

まだまだ寒い夜にベッドタイムストーリーとしてもお勧めだと思います。

今日の言葉

Seahorses reproduce in an unusual way: the male becomes pregnant.

(タツノオトシゴは普通とか違ったやり方で子どもをつくる。オスが妊娠する。)

|

« ミイラはお好き☆大英博物館 ミイラ展 | トップページ | のだめ*再燃 その1 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/114487/5356416

この記事へのトラックバック一覧です: 「ミーナの行進」:

« ミイラはお好き☆大英博物館 ミイラ展 | トップページ | のだめ*再燃 その1 »