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2007年7月12日 (木)

英文学再考☆English Literature Revisited

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4月から6月までNHKラジオ第2で 「20世紀イギリス小説―その豊かさを探る」

というシリーズが放送されていました。今日はちょっと英文科の学生になったつもりで、20世紀の英文学史を再考したいと思います。

解説は上智大学教授の小林 章夫先生です。

13回にわたってイギリス小説(アイルランド含む)を題材にして、イギリス社会や文化、生き方を探ったシリーズでした。映画化されたものも多くあります。小林先生の思い入れのある作品を選んだということですが・・・

はるか昔、学生だった時に読んだものはなんと1冊もありませんでした。ウーン、情けなや~。

気を取り直してと。この13人の中で、今現在で私が名前だけでも聞いことのある作家は4人、実際に取り上げた作品以外でもとにかく読んだことのある作家が6人、名前も作品も初めて存じ上げる作家が3人でした。以下が取り上げた作家と作品です。

第1回 E・M・フォースター「ハワーズ・エンド」

第2回 ヴァージニア・ウルフ「ダロウェイ夫人」

第3回 キャサリン・マンスフィールド「園遊会」

第4回 ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ」

第5回 P・G・ウッドハウス「ジーヴズもの」

第6回 D・H・ロレンス「恋する女たち」

第7回 デイヴィッド・ガーネット「狐になった人妻」

第8回 イーヴィリン・ウォー「ブウライズヘッドふたたび」

第9回 ジョージ・オーウェル「1984年」

第10回 グレアム・グリーン「第三の男」

第11回 ウィリアム・ゴールディング「蠅の王」

第12回 ミューリエル・スパーク「死を忘れるな」

第13回 カズオ・イシグロ「日の名残り」

3ヶ月のシリーズも続けて聞いているとなんとなくイギリス社会像が垣間見られたようで面白かったですね。特に初めて知った5回目P・G・ウッドハウス、7回目デイヴィッド・ガーネット、12回目ミューリエル・スパークの回が新鮮でした。個人的にはカズオ・イシグロが好きですが。

この記事を読んだ方はどのくらい読みましたか?

あ~、目は悪くなるし、いろいろダラダラしているとなかなか本も読めませんね。でも、とっかかりで「蠅の王」(Lord of the Flies)を読み始めました。重い話です。

今日の言葉

The reef enclosed more than one side of the island, lying perhaps a mile out and parallel to what they now thought of as their beach.  The coral was scribbled in the sea as though a giant had bent down to reproduce the shape of the island in a flowing chalk line but tired before he had finished.- Chapter 1, from Lord of the Flies

(珊瑚礁は、島の片側だけでなくそれ以外の部分をも囲んでいた。およそ1マイルくらいの沖を、いま彼らが自分たちの砂浜と考えている地域とほぼ平行して、それは横たわっていた。自由暢達な筆致でこの島の形をなぞるようにして、ある巨人が線を引きにかかったが、途中でうんざりしたとでもいったふうに、その珊瑚礁は海面に描き出されていたのだ。―「蠅の王」第1章、平井正穂訳)

こんな風光明媚な島で少年たちにどんなことが起こるのか、ちょっと怖いです。

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コメント

キャサリン・マンスフィールドの名前を見つけて、つい嬉しくて書き込みしています。彼女の作品でたぶん一番有名な「園遊会」(The Garden Party)を初めて読んだのが小学校5年生、以来ファンになり翻訳で短編集を読んできましたが、最近になって原書で読む機会に恵まれ、また新たな発見がありました。
コニコさんもぜひどうぞ~!

投稿: しのぶ | 2007年7月16日 (月) 15時09分

やっぱり!マンスフィールドを見つけられましたか?はーい、「蠅の王」を読んだら是非「園遊会」を読んでみます。キャサリン・マンスフィールドというお方、ずいぶんと波乱万丈な人生を送られたんですね。ビックリしました。

投稿: コニコ | 2007年7月17日 (火) 08時54分

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