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2007年10月30日 (火)

原書「The Awakening」

The Awakening and Selected Stories (Penguin Classics) The Awakening and Selected Stories (Penguin Classics)

著者:Kate Chopin

またしても月末になってしまいましたが「The Awakening」を読了しました。6月から連続で月1冊は原書を読了♪この記録、どこまで続くか?年末が危ない時期かも・・・

と、それは置いといてこの本、実は5年ほどまでにある先生から紹介されて読んでみたいと思っていた本でした。

1899年、まさに20世紀になろうとしていた頃、アメリカの保守的な南部で書かれた作品です。ケイト・ショパンは、その作品があまりに性的である(不倫を描いた)という批判を世間から浴び、後に筆を折ることになります。

当時の非難の的になった主人公Ednaは、結婚して自分が夫の所有物になってしまった自分、家庭に縛られ抑圧された自分というものを解放しようともがき続けます。その結末は暗示的で、イプセンの「人形の家」(1879年)の進化系という気がしました。

現在はフェミニズムの観点からの読み直しされているということですが、当時の時代を考えると「100年以上前にこれをよく書いたな~」というのがわたしの率直な感想です。今とは比べ物にならないほど、女性が自分のことばを持つことは大変だったと思います。

今日の言葉

An indescribable oppression, which seemed to generate in some unfamiliar part of her consciousness, filled her whole being with a vague anguish. from "The Awakening and Selected Stories" Penguin Classics p.49)

(言い表わすことのできない抑圧が、彼女の意識のどこかわからない部分でわき起こったようで、漠然とした苦悩で彼女はいっぱいになった。 ペンギン版「目覚め」49ページより―コニコ拙訳)

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