「文豪・夏目漱石」を再発見
友達7人揃って、まずはせっかく江戸東京博物館っていうくらいだから江戸気分に。無料の「江戸の暮らしクイズ」映画もどき(30分)を楽しんでから、漱石先生に会いに行きました。
平日だというのに展示場は老若男女、にぎわっていました。第1章から第6章まで漱石の人生をテーマ付けしていて、とても充実した展示でした。
何より驚いたのは、のこっている漱石の直筆の原稿や日記、メモ(自らの体重、身長を控えたものなんかも)、ノート(先生時代の講義準備ノートなどなど)、スケッチの量の多さ。こんなに大事に保管されているとは、漱石自身のマメさもあるでしょうが、それを守ってきた人たちの漱石に対する思いが伝わってきます。中でも面白かったのが住まいを探すために残したメモ。いろいろ住まいを物色しても、なかなか気に入るところがなかったようです。かなり神経質な面がみえてきます。留学先のイギリスでも住まいを6~7回変えているようです。
そして漱石文庫と呼ばれる蔵書約3000冊を数える膨大な本たち。昨日のお題「手元におきたい本」ではないですが、特に留学先では手に入らない洋書を、食べるものも削って買っていた勢いです。
この漱石文庫は、弟子の小宮豊隆が太平洋戦争の空襲での焼失を避け、東京から自ら図書館長をしていた現在の東北大学に移動させて奇跡的に残ったものだそうです。
その中で文庫として展示されていたのは約400冊。イギリスからの本は文学だけでなく、美術書、哲学書など多岐にわたる分野のもので、漱石の好奇心と向学心の深さにただ圧倒させるのみ。The Origin of Spieces by Darwinって?ダーウィンの「種の起源」の原書までありました。
漱石のすさまじい偉大さが印象に残る一方、岡本一平氏が描く「漱石八態」の画には、なにかちょっとMr.ビーンのようなハイカラなユーモアがありました。お風呂につかる漱石など、好きですね、こういう茶目っ気。そうそう、漱石が留学時代に、かわいい絵が気に入ったのか、石鹸のラックスのパッケージを大事に取っておいてあるのも、妙に親近感を感じました。
そして最後のお部屋にあった「こころ」の装丁とデスマスク。決して長いとはいえない人生。けれど私たちに限りない知識の楽しみを遺してくれた漱石先生に「ありがとうございました」と心の中でお礼して会場を後にしました。
今日の言葉
Natsume Sōseki (夏目 漱石, Natsume Sōseki? 9 February 1867 - 9 December 1916) was the pen name of Natsume Kinnosuke (夏目金之助, Natsume Kinnosuke?), who is widely considered to be the foremost Japanese novelist of the Meiji Era (1868-1912). He is commonly referred to as Sōseki. He is best known for his novels Kokoro, Botchan, and I Am a Cat. He was also a scholar of British literature and composer of haiku, Chinese-style poetry, and fairy tales. From 1984 until 2004, his portrait appeared on the front of the Japanese 1000 yen note. from Wikipedia
夏目漱石(1867年2月9日~1916年12月9日)は夏目金之助のペンネームで、ひろく明治時代の重要な日本小説家とされている。通常、漱石といわれる。「こころ」「坊ちゃん」「我輩は猫である」で有名。またイギリス文学者や俳句、中国の漢詩、おとぎ話のつくり手でもあった。1984年から2004年まで日本の千円札の表の顔を飾った。 ウィキペディアより
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