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2008年3月18日 (火)

「女性の品格」

女性の品格 (PHP新書)

 ミセスが選ぶBOOK大賞発表もいよいよ3月19日に。「主婦力をあげてくれた本」のカテゴリーにノミネートされている「女性の品格 (PHP新書)」(坂東 眞理子著、PHP研究所)を読みました。

第1章から7章までの章タイトルは以下の通り。「マナーと品格」「品格のある言葉と話し方」「品格ある装い」「品格のある暮らし」「品格のある人間関係」「品格のある行動」「品格のある生き方」という具合に、すべてに品格付き。今の世の中、実践的なものと生き方と両方にこれだけ品格が求められているんですね。

一読して読みやすいし、非常に簡潔にまとめて書いてあるので説得力もあるのですが、ほとんどがちょっと前まで常識だったことなんではないでしょうか。あらためて世代から世代にきちんと伝えるものを伝えていない気がします。といいながら、私もそうでした。常識力がないもので・・・。

それはともかく、坂東さんはキャリアとして第一線で活躍されてきた人だけに、多くの働く女性には役立つアドヴァイス満載だと思います。「勝負服をもつ」や「パーティーのマナー」は”なるほど~”とうなずきました。構えずに雑誌感覚で読む方が意外と頭に残るかもしれません。

特に印象に残ったものは第7章の「満足度をあげる」の項。坂東さんは若い頃、アメリカの、欲望を肯定し成功を求める考えに共感していたそうですが、その後、考えが変わってきたことをこう書いています。

しかし今になって考えてみると、東洋の知恵のほうが人間を幸せにするように思います。欲望を追いかけているだけではけっして幸せな人生を送れない、欲望そのものを自分でコントロールできないと幸せになれないと実感します。所有欲、独占欲、名誉欲、権力欲と欲望には限りがありません。(中略)それでも欲望のままに行動するのでなく、時に反省をし、自分を客観的に見ようと努力することが、人間の品格を高めます。(本文216ページ)

前にTVで、ブータンでは国が経済成長率やGNPを大事にするより、国民の幸福度を大切にする「国民総幸福」を提唱しているという番組を見たことがあります。幸福度と満足度、そして人としての品格は、欲とどうせめぎあっていくかに大きく関わっているのではないでしょうか。この兼ね合いが、なかなかむずかしいんですね。

今日の言葉

People sacrifice dignity to expedience.  (人々は品格を犠牲にして私利に走る→

人々はなりふりかまわず私利を追求する)

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