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2008年9月20日 (土)

めくるめく「源氏物語の1000年 あこがれの王朝ロマン」

Photo 少し遠出をして横浜まで足をのばしました。源氏物語誕生千年を記念して開催されている「源氏物語の1000年」特別展 (11月3日まで)を観に、はじめて横浜美術館を訪れました。りっぱなんでびっくり。

わっ、朝早いのに混んでいること。中年、熟年のご婦人の多いこと。それも「『源氏物語』はもちろん1回や2回は読んでおります」という感じなんですね。わたしはといえば、マンガと瀬戸内寂聴さんのNHK「知るを楽しむ 源氏物語の男君たち」をみただけの新参者。今回はこの物語がいかに人の心を摑んできたかを探りに参りました。

まずは紫式部の話し。この「源氏物語」の構想が閃いたのが、ある8月15日の月夜の晩だったってご存知でしたか?何人もの絵師に描かれた、筆を持ち物語に想いをめぐらす紫式部の絵。彼女の頭の中にどんな風に人物が現れていったか、それを想像しながら観ているとなんだかワクワクしてきます。

そして、出来上がった長編王朝小説は、時代を超えて屏風や扇、絵巻などに豪華絢爛に描かれています。金色にたなびく雲の隙間から現れる男君、姫君たち。女たちは顔を隠し、後ろを向いたりとその仕草がロマンチックだったのでしょう。

時代は下り、江戸時代になると、”チョイ悪「源氏物語」”ではありませんが、洒脱にくずした源氏グッズ―源氏双六、源氏カルタなどが出てきて思わずほしくなります。それに歌麿の「絵兄弟 女三宮」も小粋。

もてる男の話で、色恋のゴシップがてんこ盛りとあれば、江戸の庶民もほっておく訳がありません。「源氏物語」のダイジェスト版、絵本に解釈本、批評本と選り取り見取り。人々のはまり様がうかがえます。

展示の最後の方では「源氏物語絵巻 平成復元模写」が2点ありましたが、なんと6年の月日をかけて復元したものだとか。まるで描いた当時そのままの色合いのようで、その繊細な復元作業には驚きました。中でも色あせしやすい青っぽい緑があざやかで高貴な君がそこに現れてきそうです。

Cimg0670 おみやげコーナーではいつものように記念にクリアファイルを買ちゃいました。「宇治の宮の姫君たち」、雅ですね~。美術館内のカフェでは紫式部の顔をした「紫式部よもぎ抹茶ラテ」が飲めます。

うーん、多くの絵師や書き手、作り手の創作意欲をかきたて、読み手を魅了する「源氏物語」、わたしも読んでみようかな、っという気になって帰途につきました。

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コメント

源氏物語展、よかったですね。今年は源氏物語にちなんだイベントやテレビ、新聞記事が多く、源氏物語が、少しずつ身近なものになってきました。とはいえ、源氏物語展で展示されていた襖絵などの名場面、一体何を表すのかわからないものが多く、ちょっと悲しくなりました。今年、読んだばかりなのに…。これってボケの始まり?せめて54帳の名場面、名台詞、名文を思い出せるように、もう一度、読み返そうかと思って、源氏物語展を後にしました。
この秋は行きたい展覧会がたくさん。まずは、コニコさんが紹介してくださった「液晶絵画展」に行ってみようと思います。(いつも楽しい情報、心にかかる情報、ありがとうございます!)

投稿: ルーシー | 2008年9月21日 (日) 04時15分

 東京でもあちこち催しがあるのですね。このあいだから京都に行く機会がたびたびあるのですが、京都はもうどこにいっても「源氏」です。NHKの寂聴さんの番組は面白そうだなあと思っていましたが見そびれました。まだやっているのでしょうか?

投稿: 点子 | 2008年9月21日 (日) 13時17分

ルーシーさん、誘っていただいて本当にありがとうございました。思いがけず、未知の世界、「源氏物語」ワールドを体験させていただきました。(プラス、美味しいランチも♪)定番クリア・ファイルのおみやげも買え、貴重なコレクションになりました。

「液晶絵画」に行かれたら、是非感想をお聞かせくださいね。

投稿: コニコ | 2008年9月21日 (日) 16時11分

点子さん、いらっしゃいませ。やっぱり京都は雅の本場ですね。いろいろな催しで盛り上がっているのですね。

寂聴さんの番組は、作家という視点で「源氏物語」を語っているところがあり、登場人物に対しての深い共感を感じました。再放送がもう終わってしまったので、再々放送をやってくれるかどうかはちょっとわかりませんが。でもまだまだ「源氏物語」千年記念での盛り上がりは衰えそうにないので、寂聴さんのお話を聞いたり、読んだりする機会はきっとあると思いますよ♪

投稿: コニコ | 2008年9月21日 (日) 18時28分

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