« 「氷の華」の天野節子さん | トップページ | 「おいしいコーヒーの真実」(Black Gold) »

2008年9月 8日 (月)

「よみがえる浮世絵の日本~封印が解かれた秘蔵コレクション」

Photo 昨日の夜」9時はドラマ「氷の華」の第2夜とドラマ「Tomorrow」の最終回とそしてこのNHKスペシャル「よみがえる浮世絵の日本」が重なって、さんざん迷って”浮世絵”を選択しました。

迷って選んだかいあって、知られざる絵師の存在や有名絵師の心意気が紹介され、興味深い番組でした。(左は国政)

85年前、ボストン美術館に寄贈されて以来、封印されてきた6500枚の浮世絵版画がある―「スポルディングコレクション」。

建築家で帝国ホテルの設計でも有名なフランク・ロイド・ライトがスポルディング氏に頼まれて目利きとなって、日本から「これは!」と思う浮世絵を買い集めていたという事実。良質の浮世絵はみんな戦争後にアメリカに持っていかれたと思っていたわたしは少なからず驚いてしまいました。浮世絵の色あせを避けるため、理想的な状態で保存されている6500枚ものスポルディング浮世絵コレクション。

江戸時代のものと思えない色あざやかさに涙を流す研究者もいたほどです。

特に面白かったのが、絵師”歌川国政(くにまさ)”と”写楽”の比較。同じ歌舞伎役者を描きながらも、どの演目の役を描いたかで印象が全く違いました。写楽の大胆でユーモアあふれる役者大首絵も魅力的ですが、国政のドアップの奔放な筆使いの横顔には参りました。

そして広重の秘められた心意気。「北斎を超える風景絵師の誇り」をみせた北斎の絵をマネた構図の絵。細部に斬新な技術を使って色の情感を出しているところはさすが。

最後の登場が鈴木春信。はじめて多色摺りの版画を試みた彼の絵は今、その色合いを失うことなく保存されていました。

これまで色あせてしまった多くの絵が、このコレクションで時を越えて花が咲いたように、こうしてみる人のこころを和ませてくれるなんて、まさしく秘蔵中の秘蔵、お宝でした。

|

« 「氷の華」の天野節子さん | トップページ | 「おいしいコーヒーの真実」(Black Gold) »

アート」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/114487/23593887

この記事へのトラックバック一覧です: 「よみがえる浮世絵の日本~封印が解かれた秘蔵コレクション」:

« 「氷の華」の天野節子さん | トップページ | 「おいしいコーヒーの真実」(Black Gold) »