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2008年9月 5日 (金)

「氷の華」の天野節子さん

氷の華 (幻冬舎文庫 あ 31-1)

昨日の新聞によると「徹子の部屋」に「話題の女性作家61歳デビューの奇跡」とありました。「これはもしや?」と思ってみてみたら、やはり「氷の華 (幻冬舎文庫 あ 31-1)」の天野 節子さん。

まだ未読ですが、明日から2夜連続、TV朝日で放送されるドラマスペシャル「氷の華」の原作者。

61歳でデビュー作、発売即30万部、TVドラマ化決定と、本当に奇跡のようなお話。

この本のメイキング話も、かなりドラマチックでした。

若いときから作家になろうということは全然なく、幼稚園の先生を20年、学習教材の仕事を20年ということで仕事一筋だった天野さん。60歳を前にして何か自分に出来ることを見つけたいと思って書き始めたのが推理小説。小さい頃から本、特に推理小説が好きだったそうで、しぜんと書き出したものはそちらの小説になったとか。4年の歳月をかけて書き上げ、コンクールに応募したのに・・・すべてに落選。せっかく書いたのだから自主出版で「本」に仕上げたいと思って出版社を訪ね・・・3社のうち一番安く自費出版できそうな会社に決め、出版まであと少し・・・のところで、なんとその会社が倒産。1000部を予定していた本は夢と消え、前金で払っていた200万円弱のお金も戻らず・・・

フツーだったらここで「あ~残念だったね~」で終わる話が、ここからがサクセスストーリーの始まり。倒産した会社の人が「このまま『氷の華』が日の目を見ることなくうもれてしまうのはもったいない」と別の出版社を紹介してくれたそうです。そしてローンをして再び自費出版へ。それが話題になり、今度は自費出版ではなく、幻冬舎から出版されることになります。なんとすべてのテレビ局からドラマ化の申し出があったとか。今は無事に自費出版のローンも返済したそうで、それを語る天野さんの顔も晴れ晴れしていました。

「徹子の部屋」がTV朝日なのでドラマ「氷の華」の予告もちらりとやっていました。6,7日夜9時からだそうで、なかなか面白そう。原作では主人公が主婦だそうですが、TVでのヒロイン(米倉涼子)はピアニストだそうです。予告で、いきなりラフマニノフのピアノ協奏曲第2番をやっていて、「のだめカンタービレ」かと思ったりして。ラフマニノフの他にもサティ、ショパンなどの演奏もあり、音楽も楽しめそう。原作はドラマをみた後の楽しみにします。(たいてい本を先に読んでしまうとドラマにがっかりすることが多いので。)

それにしても、難産だった「氷の華」が大きく育っていくのをみられた天野さんは、”今”を「わたしが主役の時」と思えるのだそうです。良かったですよね。

あなたは多くの自費出版する作家の希望の星ですshine

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コメント

コニコさん、こんばんは(^^)
今日は楽しみにしていたドラマ「氷の華」でしたが、NHHBSが「七人の侍」だったので見逃せず、ドラマは録画したのみです。
コニコさん、ご覧になりましたか?

そうそう、話は変わりますが、ようやくTUTAYAで「エリザベス」のDVDを見つけて(いままでビデオしかなかったのに…ケイト・ブランシェット人気のせいか?DVDを置くようにしたみたい)昨日借りてきました。こちらも楽しみです。

投稿: クーネルシネマ | 2008年9月 7日 (日) 00時15分

クーネルシネマさん、おはようございます。「昨日は、NHKスペシャルで浮世絵をやっていたので、そちらも見逃せず、氷の華」は第2夜を今日みるつもり。そして本も読んでみますね。原作者の天野さん、お若くて素敵な方でしたよ。

「エリザベス」のレビューも楽しみにしてます。

追伸:第2夜をみて「エーッ」って感じです。これで終わっちゃうの?きっと本は違うんでしょう?

投稿: コニコ | 2008年9月 8日 (月) 08時05分

天野節子さん。すごいサクセスストーリーだと思います。私は天野節子さんについてはほとんど知っていませんでした。いい話をありがとうございました。「氷の華」を早速読んでみようと思います。

投稿: 兄弟関係2010 | 2011年7月 9日 (土) 10時40分

兄弟関係2010さん、はじめまして。
ドラマを見た後、原作を未だ読んでいませんが、テレビと結末が同じかどうか、気になるところです。
是非、お読みになったら、貴ブログにも感想を書いてくださいね。
これからもどうぞよろしくお願いします。

投稿: コニコ | 2011年7月 9日 (土) 14時59分

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米倉涼子、ドラマ「氷の華」で舘警部と対決(サンケイスポーツ) - goo ニュース テレビ朝日系で9月6、7日午後9時に放送される氷の華」で米倉涼子さんの悪女が復活するらしい。 米倉涼子と言えばけものみち 黒革の手帖などの悪女役がはまり役だと思う。 今度のドラマは舘ひろし、渡哲也、堺雅人などとの共演者とのカラミも楽しみだ。 原作は天野節子さんの同名小説でベストセラーだ。 松本清張 けものみち DVD-BOXジェネオン エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る  松本清張・最終章 わるいやつら ... [続きを読む]

受信: 2008年9月 5日 (金) 23時15分

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