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2008年10月の記事

2008年10月31日 (金)

原書「Bartleby, the Scrivener」 by Herman Melville 今日は読了のお知らせまで

Bartleby 今月も終わりですね。月末恒例の原書のレビューです。今月読んだのは、米文学の大御所、ハーマン・メルヴィルの「Bartleby, the Scrivener」(1853)。

最初にざーっと読んだ時は、まず英語の難しさにへきへきさせられ、またこのバートルビーという人物の奇妙さ、不条理さばかりに目が行ってしまって、「あれっ、ちょっとこの人、死んでしまったの?」と狐につままれたような印象を受けました。

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2008年10月30日 (木)

クリスビー渋谷店では♪

Cimg0692Photo  去年の今頃、銀座のイトシアで並んで買ったクリスピー・クリーム・ドーナッツ。今日は渋谷に行ったついでに道玄坂にオープンした渋谷シネタワー店に行ってみました。

喫茶のコーナーもあり店内は比較的広いです。そしてなにより、空いている!並ばなくて大丈夫。オマケのオリジナル・グレース・ドーナッツもお味見できるし。なんだか、とっても得した気分。ハローウィーンの時期限定のパンプキントリート(180円)を買ってみました。今日のおやつはパンプキンでハロウィーン気分です。

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2008年10月29日 (水)

「中流の復興」

中流の復興 (生活人新書 224)

 昨年、お亡くなりになる1ヶ月ほど前に出版された小田実さんの「中流の復興 (生活人新書 224)」(日本放送出版協会)を読んでみました。

最近は、格差社会が話題になり下流という言葉をタイトルにする本が目立ちます。例えば「下流社会」(三浦展著)や「下流志向」(内田樹著)など(それぞれに面白かったのですが)。そんな中で、敢えて「中流」という言葉を使っているところに小田さんの気骨を感じます。

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2008年10月28日 (火)

手間をかけた家事という魔法―原作「西の魔女が死んだ」

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

映画がよかったので、さっそく原作「西の魔女が死んだ (新潮文庫)」(梨木 香歩著)を読んでみました。

あらためて文字をたどると、作者の巧みな魔法が身にしみてきます。

そして、まいのおばあちゃんは本当に”魔女”だったのだと思えます。おばあちゃんの魔法とは?

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2008年10月25日 (土)

映画「落下の王国」(The Fall)

Fall 遠くから近づく何か謎めいたものに不安を感じながらも胸の高鳴りを感じる―そんなベートーベン第7交響曲2楽章の音楽に、サイレントの映像がゆっくりと回り始め、スローモーションでモノクロの馬が、人が、落ちていく。

これが映画「落下の王国」の冒頭シーン。映画のスタントマンのロイは、恋人にふられるしスタントでは橋から落ちて怪我をするしで、すっかり生きる気力をなくしてろくなことを考えない。

一方、オレンジをとろうとして木から落ちて腕の骨を折ってしまうアレクサンドリア。

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2008年10月23日 (木)

映画「西の魔女が死んだ」

Cimg0689 女の子なら・・・一度は”魔女になりたい”と思ったことがあるんじゃないかしら。、”夢を叶える魔女”それもかわいらしい魔女があこがれ。「魔女の宅急便」のキキや「魔法使いサリー」みたいに魔法がつかえたら・・・。(今なら思いっきり意地悪な魔女も捨てたものではないと思えるけれどね)

映画「西の魔女が死んだ」の主人公まいも、凛としてやさしくかわいらしいグランド魔(女)にあこがれて魔女修行をすることに・・・・。

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2008年10月22日 (水)

”本が売れる理由”

できそこないの男たち (光文社新書 371)  福岡伸一氏が日経新聞に連載している「あすへの話題」で、先週のタイトルが”本が売れる理由”でした。(10月16日夕刊)その記事の中で大ベストセラー「生物と無生物のあいだ」のことを福岡氏はこう語っています。

この本以前に私が書いた本の部数をすべて足し合わせて、10をかけてもまだ足りないくらい売れた。こんな僥倖は一生に二度とないだろう。

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2008年10月20日 (月)

「グレート・ギャツビー」読書会(2)

The Great Gatsby

今回は「グレート・ギャツビー」読書会の2回目。「The Great Gatsby」(F. Scott Fitzgerald)原書は、Scribner社のものを使います。

Matthew J. Bruccoliが序文を付けたこの版は、何バージョンかある原稿の中から、フィッツジェラルド自身が最終原稿としてまとめたもの。つまり、彼自身、原稿を何度も何度も書き直しているということであり、この本こそ彼の最終原稿であるということらしいのです。

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2008年10月18日 (土)

出だしでわしづかみのドラマ「流星の絆」

Cimg0686 TVドラマ「流星の絆」がいよいよ始まりましたね。

原作は東野圭吾さん、脚本は映画「GO」「木更津キャッツアイ」「舞妓Haaan!!!」などを手がけた宮藤官九郎さん。ハリウッド俳優!?二宮和也と近頃演技に磨きがかかっている三浦友和が出るとなれば、おのずとこの秋ドラマの中で期待度大になります。

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2008年10月17日 (金)

クラブ・カラキョウ(5)―その2

前回の続きで第10編「少年たち」を取り上げます。

ここでの中心はコーリャ・クラソートキン。少年たちのボス的存在の彼は、13歳で肥大した自尊心の持ち主。前編「予審」から2ヶ月過ぎ、コーリャがイリューシャの見舞いを口実にアリョーシャに会いに行くというシーンが重要だと思います。

また、第2編で登場しているイリューシャもふたたび出てきますが、2ヶ月の間にすっかり病状は悪化し、お医者さんにも見離されてしまいます。第2編では、イリューシャと父親スネギリョフの深い絆がカラマーゾフ家の父子の対極として描かれていましたが、この編ではイリューシャとコーリャの関係が明かされていきます。

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2008年10月16日 (木)

クラブ・カラキョウ(5)―その1

カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)

 先日、カラキョウ読書会でした。今月はいよいよ事件の真相を追って激しく人物が動いていく第9編「予審」と「カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)」の第10編「少年たち」を読みました。

亀山先生のラジオ講座も始まり、そのテキストも参考にして、読み込んでいったのですが…。

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2008年10月15日 (水)

なんと呼ばれるか―薔薇のなまえ

Cimg0683 わたしのなまえは何か。自分が決めるもの?それともみているあなたが決めること?過去が決めたイメージ?あるいは未来の暗示?

今日、咲いた私のなまえは、数えられないほどの可能性がありながら、たった一つのなまえをかこつことになる。でも、そのことばで人はわたしを共有することができるのだから、嘆くまい。

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2008年10月14日 (火)

ついでに「ガリレオ」からめがね

今日は、映画「容疑者Xの献身」初日の日に放送されたTVドラマ「ガリレオ エピソードゼロ」から。

「瓢箪から駒」ではありませんが、我が家では「ガリレオからめがね」という現象が起こりました。あのエピソードゼロで出演の長澤まさみさんが白衣にキュートなめがねをかけているのを娘がみて、突然めがねを作りたいと言い出しました。テーマは「白衣に似合う、頭が良さそうに見えるめがね、といっても人を寄せ付けない冷たい感じでなくフレンドリーさもあるめがね」

選んだフレームはポップな感じの赤い角のとれた長方形のレンズフレーム。これで長澤まさみ並みにキュートな白衣姿の研究生、誕生です(って、なんて親バカbleah

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2008年10月13日 (月)

映画「容疑者Xの献身」(ネタバレあり)

「容疑者Xの献身」オリジナル・サウンドトラック

 つい昨日、シネコンでの話し。「ガリレオ、お願いします。」とコニコ。チケット売り場のお姉さんが、ニコリと微笑んで「容疑者Xの献身ですね。」(やれやれ)

ガリレオ先生に会える気持ちがはやってタイトルを間違えました。お恥ずかしい話しですが…待ちに待った映画「容疑者Xの献身」を観てきました。原作は東野圭吾、TVドラマ「ガリレオ」のスピンアウト映画、と思っていたら、実はドラマが企画された段階でこの映画の製作も決まっていたとか。西谷弘監督ははじめからドラマのガリレオと映画のガリレオのトーンというか雰囲気を違うものにしようと考えていたそうです。

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2008年10月12日 (日)

フェアトレード商品、みつけ♪

Cimg0679_2 以前、映画「おいしいコーヒーの真実」の記事の中でフェアトレード商品について書きました。フェアトレードとはflair「途上国の人々による生産物を適正な価格で買い取り、生産者の収入向上を目指す貿易取り引きの仕組みです。」

フェアトレードコーヒーを売るお店はまだまだ少なく、喫茶店でも渋谷など限られた場所にしかないな~と思っていたら、みつけましたよ。なんとどこにあったと思いますか?牛丼チェーン「すき家」です。

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2008年10月10日 (金)

「いしぶみ」

いしぶみ

映画「おくりびと」を観に行って”いしぶみ”というものがあるのを知りました。脚本の小山 薫堂さんによると、向田邦子さんのエッセイ「無口な手紙」(エッセイ集「男(お)どき女(め)どき」)の一説からヒントを得たそうです。

言葉にならない思いをつげる石文をテーマに、小山薫堂さんが文を書き、黒田征太郎さんが絵を描いた絵本「いしぶみ」を読んでみました。

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2008年10月 9日 (木)

新・のだめアニメ2♪登場

Photo ドラマ「のだめカンタービレ」お正月スペシャル・パリ編の興奮からはや10ヶ月。アニメでふたたびのだめがもどってきます。

今日の深夜0:50~1:20、フジTVでテレビアニメ「のだめカンタービレ・パリ編」が始まります。って、そうなんです。先週お伝えした「夢をかなえるゾウ」の連ドラとちょっとだぶっちゃいますが、DVD とVTRを駆使して(なんて大げさなことではないですが)なんとか両方を楽しもうと思っています。

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2008年10月 8日 (水)

イグなしのノーベル賞、おめでとうございます。

Photo_2  この前、日本人のイグノーベル受賞の記事「あ~ ねんきん」と題して書いたら、今度は本家本元のノーベル物理学賞を米シカゴ大名誉教授の南部陽一郎さん(87)が受賞したということで、日本中が喜びのニュースで沸いています。(小林氏、益川氏も同時物理学賞を受賞)

受賞対象となった「自発的対称性の破れ」を確立したのは60年代だそうです。つまり南部氏は、理論の提唱から40年以上たっての受賞。物理界では大預言者「洗礼者ヨハネ」というあだ名もつけられているとか。時代がやっと追いついてきたという感じなのでしょう。

待ちに待ったノーベル賞だったに違いありません。おめでとうございます。ひとりスタンディング・オベーションです。パチパチパチ・・・・・・・・

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2008年10月 7日 (火)

追悼 ポール・ニューマン

Photo 映画スター、ポール・ニューマンが先日83歳でお亡くなりになりました。アクターズスタジオで鍛えた確かな演技で銀幕に感受性の強い知性をみせてくれた俳優。

あの青い目が少し斜めに悲しげになった時などは、胸がキュンとした時期もありました。

そう、ポール・ニューマンはコニコの永遠のアイドルでした。子どものころから憧れのハリウッド・スター。昔は雑誌「スクリーン」や「ロードショー」などの表紙をかざっていたりしていましたね。本当に懐かしい。

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2008年10月 6日 (月)

映画「消えたフェルメールを探して」(Stolen)

Photo THE CRIMEInterstate Transportation of Stolen Property Major Theft
罪名:盗難資産の州間輸送
REWARDA FIVE MILLION DOLLAR Reward is offered for the safe recovery of all stolen items in good condition.
懸賞金:すべての盗まれた作品が良い状態で安全に回収されることに対し、500万ドルの懸賞金の申し出がある。(FBIホームページより)

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2008年10月 5日 (日)

「夢をかなえるゾウ」をみたゾウ

Photo  以前「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著)を読んで「『夢をかなえるゾウ』を読んだゾウ」という記事を書いたとき、テレビドラマ化が決まったということを知りました。そしてそれが先日お目見え。ルンルン、木曜の夜の楽しみになりそう。といいながら、実は特別編の放送は、コロっと忘れていて途中から。「しまった!」と思ったのですが、気を取り直してその後の連続ドラマの方を楽しみました。

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2008年10月 3日 (金)

あ~ ねんきん

Photo 先日「ねんきん特別便」が送られてきた。あ~、わたしはちゃんとねんきんがもらえるだろうか?なんて思っていたら、ねんきんのビッグニュースが飛び込んできた。ねんきんはねんきんでもネバネバしたネンキンの方。以前に「ネンキンの知恵」という記事を書いたが、粘菌の賢さを世に知らしめた中垣俊之・北海道大准教授ら6人に、今年の「イグ・ノーベル賞 認知科学賞」が贈られたのだ。(写真は北海道新聞より)

単細胞生物の真正粘菌が迷路の最短経路を見つけ、「脳も神経もない原始的生物でも、高度な情報処理機能をもつ」として8年前、英科学誌ネイチャーに発表したのがきっかけ。

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2008年10月 2日 (木)

「愛の政治学入門」

Photo  今週の楽しみ第1弾「爆笑問題のニッポンの教養―愛の政治学入門」の姜尚中(かんさんじゅん)氏の登場です。

いや、太田さんとのバトルはどうなるかと思ったら、バトルのバの字にもならなくて…太田さんのことばがぜ~んぶ吸い取り紙のように姜氏の柔らかな語り口に吸い込まれてしまいましたね。太田さんの相方、田中さんも対戦後の感想でこう言っているんで可笑しくなってしまいました。

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2008年10月 1日 (水)

読書の秋に

Photo すっかり秋らしくなって、窓を開け放して高い青空を望みながら読書に耽る―なんていうのが似合う季節になってきました。

先日、録りためていた「私のこだわり人物伝―色川武大 穏やかなアウトロー」をみていたら、こころにひっかかるフレーズがありました。

それは色川氏を紹介する柳美里さんのことば。

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