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2009年8月23日 (日)

メロディアス・ライブラリーで語られた「1Q84」

バルトーク : 管弦楽のための協奏曲 / ヤナーチェク : シンフォニエッタ

やっぱり、確信してました。

タクシーのラジオは、FM放送のクラシック音楽番組を流していた。曲はヤナーチェックの『シンフォニエッタ』。(「1Q84 BOOK 1」 11ページ)

と始まるこの小説。今日の『メロディアス・ライブラリー」、今週の一冊がこの本なら、この曲をかけないわけがないと。アルバムのタイトルは「バルトーク : 管弦楽のための協奏曲 / ヤナーチェク : シンフォニエッタ」でクリーヴランド管弦楽団の演奏でした。

この曲を聴きながら、あらためて「1Q84」のはじめを読んでみました。「その音楽は青豆に、ねじれに似た奇妙な感覚をもたらした。痛みや不快さはそこにはない。ただ身体のすべての組成がじわじわと物理的に絞り上げられているような感じがあるだけだ。」(BOOK1 16ページ)

一見、楽しげに奏でられるメロディーも何かどこかに確かにねじれを感じさせるものがある『シンフォニエッタ』。初めて聴きましたが不快とまではいかなくても、天真爛漫に楽しい曲とはいいがたい、”奇妙な曲”でした。

今日の放送の中で指摘があってはじめて気がついたのですが、表紙のタイトル、「1Q84」のQの字が2箇所ねじれているんですね。時空のねじれ、青豆と天吾の運命のねじれ、ひとのこころのねじれなどいろいろな意味合いが込められているのかもしれないと思いました。

その他、番組の中で紹介された音楽は、グスタフ・レオンハルトの「バッハ平均律クラヴィーア」とナット・キング・コールの「イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン」でした。バッハの曲は、この作品の構成に(詳しくはコチラ)重要な役割をはたし、「イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン」は冒頭の扉を飾っていることばです。

It's a Barnum and Bailey world,

Just as phony as it can be,

But it wouldn't be make-believe

If you believed in me.

ここは見世物の世界 何から何までつくりもの でも私を信じてくれたなら すべてが本物になる

アフター・ミッドナイト  アフター・ミッドナイト より「イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン」

  アーティスト:ナット・キング・コール
  販売元:EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
  発売日:2008/09/26
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