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2009年9月10日 (木)

「バリの賢者からの教え 思い込みから抜け出す8つの方法」

バリの賢者からの教え~思い込みから抜け出す8つの方法~L’homme qui voulait etre heureux

先日バリに行ったばかりなので、つい”バリ”ということばに反応して手に取ったのがこの本、「バリの賢者からの教え~思い込みから抜け出す8つの方法~L’homme qui voulait etre heureux」(ローラン・グネル著、二見書房)。原題は「幸せになりたかった男」です。原書は2008年のはじめにフランスで出版され、ベストセラーになった本だそうです。

ページ数の250ページあるものの、字も大きく、会話が多いため負担なく先に読み進められます。

お話は、1ヶ月の休暇でバリを訪れた主人公が、帰国1週間前になって、バリで評判の老治療師に会うところから始まります。何気ない訪問が、”僕”のこれまでの人生を変える自己啓発の1週間になるとは思いもよらずに・・・。

ひとことで言えば”バリ版『夢をかなえるゾウ』”ですね。この老治療師(バリの賢者)は、ガネーシャより相当科学的で、情報通ですが、教えを乞うものに毎日課題を出すのが同じ。そして本人が体験として、その教えを実感していくというやり方で、本人の見えていなかったものが見えてくるという具合になっていくわけです。その過程を月曜から土曜までの曜日の章立てで綴っています。

主人公の”僕”が、煮え切らない教師というのがなかなかわたしの共感をよび、つい感情移入してしまいました。彼の夢は写真家になること。

舞台がバリだったのも、「あら、この前行ったウブドじゃないの。」とか、「そうそう、ブーゲンビリアの花が咲いていてきれいだったわ。」など、かの地の魅力も描かれています。中でもウミガメの産卵を描いたところは生命の不思議とバリの島の神秘が相まって印象的でした。

自らが経験し、感じた教えは頭だけでなく体に身につき、彼の意思となっていくプロセスがストレートに書かれていて好感が持てます。

ちょっとした迷いを感じたり、他人のことばに引きずられがちな時に読むと、大いに勇気付けられる本です。バリに行ったことのある人も楽しめる本ですよ。

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