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2010年5月25日 (火)

「バルバラ異界」に囚われる

バルバラ異界 (1) (flowers comics) バルバラ異界 (1) (flowers comics)

著者:萩尾 望都
販売元:小学館
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以前、萩尾望都さんには「ポーの一族」で登場していただきました。そして、「イグアナの娘」 ( ドラマ「イグアナの娘」 )、「トーマの心臓」と読み継いできました。今回はYさんからお借りした「バルバラ異界」のご紹介。昨日、午前11時に読み始めて、望都ワールドの“バルバラ・ドリーム”の扉を開いたら、最後のページまで本を置くことができなくなりまいした。参っちゃう。

バルバラ異界 (2) (flowers comics) バルバラ異界 (2) (flowers comics)

著者:萩尾 望都
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バルバラ異界 (3) (flowers comics) バルバラ異界 (3) (flowers comics)

著者:萩尾 望都
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バルバラ異界 (4) (flowers comics) バルバラ異界 (4) (flowers comics)

著者:萩尾 望都
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全4冊のシリーズもの、一気読みです。「ポーの一族」も「トーマの心臓」もどこか遠い国のかつてあった過去の話だったのが、今回は未来のSFタッチの展開。といっても望都さんの紡ぎだす世界のミステリアスな美しさと酷さはそのまま。いきなり青羽のいるバルバラの異界に読者は迷い込みます。

コニコが小学生になったばかりだった時-家にひとりで留守番していると、今いる世界が本当ではなくて、お母さんとお父さんは自分とは別の異界で別の生活をしているんじゃないかと考えたりしてました。パラレル・ワールドというと、村上春樹の世界のようですが、子どもには目に見える世界とは別の世界を自然と作り出す力がある気がします。そんなことを思い出しながら、平和な異界世界を読んでいくと、だんだんととんでもない事件が明らかにされていって、夢と現実、過去と未来が複雑にねじれていきます。

まさに現代の“人間の夢、不老不死”―それをめぐるグロテスクな出来事が、十条家、そしてある一族の宿命を明らかにしていきます。

ラスト、4巻目はジェット・コースターに乗ったように自分がどこにいるのか見失いそうになるスピード感。

登場人物それぞれが個性的で魅力的、中でも惹かれるのが青羽のおばあさま、十条菜々美さん。若返ってマリエンバートに変身して渡会時夫(わたらいときお)に恋したり、感情の起伏がすごく激しいところが印象的。友だちにはなれないけど、オーラをもった女性だわ。

ふ~、複雑なところもあったので、またゆっくり再読しましょっと。それにしても、受精卵を使った犯罪の件、最近は現実味を帯びてコワイですよね。以前、レビューした渡辺由佳里さんの「神たちの誤算」も怖かった!

それにしても、萩尾望都さんの世界は奥行きが深いわ。

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コメント

ついに開けちゃいましたね(σ・∀・)σ パンドラの箱?!すごいよねぇ!

投稿: ゆう | 2010年6月12日 (土) 08時51分

ゆうさん、こんにちは。お元気!?
時が経つのはホント早いですね。この漫画を借りて、だいぶ経ちますが、やっと読みました。読みだしたら止まらなくなり、一気でしたよ。まさにパンドラねhappy02

投稿: コニコ | 2010年6月13日 (日) 16時33分

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