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2010年6月28日 (月)

原書「Pride & Prejudice」(Graphic Novel版)

Pride & Prejudice Pride & Prejudice

著者:Nancy Butler
販売元:Marvel
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(日本のアマゾンでは今、予約販売になっているようですが、アメリカでは2009年10月に発売)

あっという間に月末ですね。先日、映画「高慢と偏見」をレビューしたので、今回は別のJaneiteさんからお借りしたコミック版の「Pride & Prejudice」を今月の原書としてご紹介させてくださいね。

表紙をみると、アメリカのコミックにしてはどぎつい感じがなくて、これなら日本のマンガのように読めるかしらっと思ったら・・・

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やっぱり、カラーのせいもあってか、なかなか生々しい絵です。スパイダーマンやX-メンの感じの絵ですね。前出のコミックを出しているMarvel社だから雰囲気も似てくるのかしら。

上のページは、物語冒頭2ページ目。ベネット家の人々が勢ぞろいしていますが、5人姉妹のお口がリップグロスがたっぷりで肉感的。ベネット氏は想定内の絵でしたが、ベネット夫人はリアルなオバタリアン。この人が一番生々しい気がします。

と、つい絵に目がいってしまいますが、このコミック、ダイアログは意外と、というよりも実にオースティンの原作に近いもので、多少の省略などはありますが、英語が古風です。そして、よくよく見てみると、1995年BBC製作のドラマ「Pride & Prejudice」からの翻案という方があたっている気がしてきました。たとえば、ダーシ―氏のお屋敷、ペンバリーは、なんとドラマとそっくりの絵。

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比べ出すと、エリザベスの衣装まで、かのドラマと同じように見えてきます。面白いですね。全120ページ、オールカラーで、最後の方では、すっかりこの絵が頭の中でBBC版に入れ替わって楽しめました。たぶん、この翻案を手掛けたNacy Butlerという人も、BBC版のファンのはず。こうしてみると、1995年のBBCドラマに触発されてオースティンに目覚めた人、より好きになった人など、本当に多いのでしょう。

ふと、日本でも、この「高慢と偏見」をマンガ化したらどうなるかしらと思いました。私の好みでは、是非大和和紀さんに描いてもらいたいわ。

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