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2010年8月28日 (土)

映画「東京島」(ネタバレあり)②

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映画「東京島」は、原作のグロさ、バイオレンスな性がすっかり毒抜きされた平成サバイバル・ゲーム版という印象でした。

ストーリーは公式サイトのこちら

原作のねちっこい性と生への執念が、さっぱり系の俳優さんであっさりと演じられて、人によってはこのくらいの方が見ていて目をそむけるような人間のすさまじさが映像になってなくていいのかもしれませんが。

私の場合は、原作を先に読んでいるので、どうも清子が木村多江さんというと線が細い気がしていたんですが。昭和の時代だったら、古いですが京マチ子や若尾文子なんかがバイタリティあふれた清子を演じてくれたでしょうに。

森軍司役の福士さんは今時の軟な青年らしさが出ていてこちらは適役かしら。が、ワタナベ役の窪塚さんも顔が端正で、なんだかワタナベの胡散臭さが今一つです。私の心の中では香川照之がぴったりなんだけどね。(香川ファンにはすみませんが)

日本の青年と対照的な“ホンコン”と呼ばれる中国人たちも原作ではもっと野生味にあふれた感じでしたが、結構おとなしい感じ。

でも、不思議とラストのフィリピン人ダンサーが漂流してきた件は、違和感なく、映像にするとこうなるのか、と逆にすごくストーリー展開がわかりやすかったですね。

きっと、脚本がおとなし目に出来たものなんでしょう。私としては、清子のオバサンのサバイバルする逞しさを大いに期待していただけに、ちょっと「あれっ?」という感じがしたのは、否めません。荒っぽくて苦味の毒がある桐野ワールドが、エルメスのスカーフ(清子の衣装)で上品に味付けされた世界でした。

原作「東京島」のレビューはコチラ

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コメント

コニコさん、お久しぶりです。といっても、いつも楽しく読ませていただいていて、先日の「夏合宿」の記事は、とても嬉しく読ませていただきました。講師陣の顔ぶれもさることながら、会場の雰囲気も特別なかんじが伝わってきました。

東京島、数ヶ月前に読んで、先日映画化されたことを知ったのですが、清子役の女優さんが案外きれいなので「あれ?」と思ったのですが、やはり映画全体もこぎれいなかんじに仕上がっているのですね。桐野ファンにとってはちょっと物足りないかもしれませんね。

以前、コニコさんが紹介されていた「やんごとなき読者」を原書で読みました。すごく面白かったです!普段は図書館で本を借りてすませていて、繰り返し読みたいと思った本を買うのですが、この本も手元において、繰り返し読みたいと思いました。ご紹介、どうもありがとうございました。

投稿: michi | 2010年8月31日 (火) 22時04分

michiさん、こんばんは。お元気ですか?そちらは暑さはいかが?日本は灼熱の夏・夏・夏。夏生まれの私もバテ気味ですが。いつも拙ブログ、応援をありがとうございます。michiさんもブックフェスティバルに参加されたんですね。やりましたねscissors嬉しい気持ちが伝わってくる楽しい記事でしたnote

さて、michiさんも桐野ワールドにはまっていますか?私も、桐野さんのファンです。「女神記」はもうお読みになりましたか?私には「東京島」より面白かったのですが、もし機会があったら読んでみてくださいね。私は、まだ「グロテスク」を読んでいないので、読まなきゃ!

「やんごとなき読者」、気に入っていただけて嬉しいです。これのオーディオブックもいいですよ。

ではまた!

投稿: コニコ | 2010年9月 1日 (水) 21時41分

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