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2010年11月20日 (土)

日本画に挑戦♪~1日目

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美術にしても音楽にしても鑑賞するのは大好きなコニコ。でも、それだけでは物足りない、というか、本当のプロのすごさが実はわからないような気がしてならない私です。

チャンスがあれば、いろいろ経験したいと思っていた矢先に、初心者でもOKの日本画講座がありました。朝から夕方までみっちり8時間で2日間美術コースを受講してきました。

お教室に入るとズラリと日本画の巨匠たちの作品が並んで、そのうちの好きな一枚を選んで模写するというものです。先生曰く、はじめから自由な絵を描かせてしまうと絵、そのものの題材ばかりを気にして、日本画の特徴ある工程に集中できなくなるため、模写という形ではじめてもらいたいとのことでした。なるほど~。 尾形光琳の「かきつばた」や小林古径の「果子」、「猫」などが並ぶ中、どれにしようか迷いに迷って選んだのが、冒頭の絵、片岡球子さんの「河口湖の富士」(1990年)です。大胆な構図と富士の絵に惹かれて決定。14人の受講生の中で球子さんの絵を選んだのは私だけで、「オーッ」というちょっとした歓声が上がりました。人気は古径の「猫」ちゃん。

①水貼り
16㎝x22.5㎝の木製パネルに高知和紙を水貼りします。ここで和紙の表面に刷毛で水を塗っていくのですが、丁度いい水分を和紙に含ませ、パネルに張っていくのがむずかしい。押さえつけずにピンと張らないとたるんでしまって、コニコはやり直し。やれやれ┐(´-`)┌

②トレース
模範の絵をコピーしてもらって、トレーシングペーパーに鉛筆で線を写していきます。 上半分の富士は線が少ないのですが、下の木の部分は細かかった~。時間のかかること。「猫」組は早々と次の工程に。

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③念紙作業
パネル、念紙(茶色顔料を和紙に塗ったもので、カーボン紙のようなもの)、模写したトレーシングペーパーの順に重ね、トレーシングペーパーの線を再びなぞってパネルの和紙に絵柄を転写します。またまた細かい作業が続きます。

④墨を磨る
ごく少量、ムラのないように丁寧に墨を磨ります。

⑤骨描き(こつがき)
筆を立てて、墨で線を模写していきます。3度目の模写。右手が疲れて、左手で描いてみたり。ともかく根気のいる作業。(茶色の線が念紙で転写した線)

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⑥胡粉を塗る(下塗り)
骨描きをした後、薄く溶いた胡粉で下塗りをします。胡粉とは、「顔料のひとつ。現在では貝殻から作られる、炭酸カルシウムを主成分とする顔料を指す。かつて中国の西方を意味する"胡"から伝えられたことから、胡粉と呼ばれる。古くは鉛白(塩基性炭酸鉛)を指した。日本画や日本人形の絵付けに用いられる」(ウィキペディアより)もの。

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左の白い粉が胡粉です。これを膠(にかわ)で少しずつ溶いていき、白玉ほどの固さにしたら、さらに水を加えて少量ずつ溶いていき、ここではじめて骨描きパネルに下塗りできます。真ん中の棒は膠でこれを水にふやかしたものが中央のボールにあるクリーム色のものです。

この段階で朝からの1日目の作業が終わり、外は真っ暗に。6時近くになっていました。いや~、根気と時間のたっぷりいる工程でした。肩凝った~(*゚▽゚)ノ

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コメント

片岡珠子!
私の大好きな画家の一人です。
私もきっとこちらを選んだわ!
彼女の絵のように、いつまでも元気に力強く暮らせたら理想よね(^_-)-☆

投稿: クーネルシネマ | 2010年11月22日 (月) 07時59分

クーネルシネマさん、球子ファンでしたの?
この方の絵は、エネルギー満載という感じですよね。103歳という長寿を全うし、現役であろうとした信念の人ね。100歳とはいわないけれど、元気で暮らしたいわよね。(って私たちは心配ないか!?)

クーネル富士、是非見たいわ~。でも、この絵には、大胆さと繊細さがあって、模写するの、大変でした。私のデッサン力がなかったのかもね

投稿: コニコ | 2010年11月22日 (月) 22時59分

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