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2010年12月26日 (日)

「死ねばいいのに」

死ねばいいのに 死ねばいいのに

著者:京極 夏彦
販売元:講談社
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年末にまたまたすごいタイトルの本「死ねばいいのに」を手にとりました。はじめて読む京極夏彦の本。先日、「王様のブランチ」のブックコーナーで紹介されていました。

目次が6つ。「一人目」「二人目」という具合に「六人目」まで。章の扉には意味ありげなタロットカードがあり、謎めいています。

亜佐美という女の子が殺され、彼女の知り合いのケンヤは、彼女のことを知りたいと思い、知りあいを訪ね歩くという設定で話が進んでいきます。ケンヤは言わば狂言回し。しかし、訪ねた先の人々は、亜佐美のことより、自分のことばかり、それも不平不満しか言いません。ケンヤは決め台詞のようにいう言葉が――死ねばいいのに

中心になるはずの亜佐美の人生が炙りだされるというよりも、亜佐美のまわりの人々のこころの内がえぐり出される形です。特に「四人目」の亜佐美の母親の章が生々しい。

クライマックスは「五人目」の章。ネタばれは控えておきますが、このお話は会話が中心で、読みながら、これをお芝居か映画になったら面白いだろうなと思いましたね。

思いっきり癖のある役者さんを登場させて、この原作の心理劇を観てみたい気がします。なかなかのブラック・エンターテーメントでした。

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