« 生誕100年の“何だこれは” | トップページ | 神話の力 »

2011年4月28日 (木)

おお、ニーチェ

 100分de名著 2011年4月創刊号 ニーチェ『ツァラトゥストラ』 100分de名著 2011年4月創刊号 ニーチェ『ツァラトゥストラ』
販売元:セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)
セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)で詳細を確認する

3月30日から4回にわたるシリーズ「100分de名著 ニーチェ『ツァラトゥストラ』」が先日終わった。ニーチェと聞くと、「超人」だの「ルサンチマン」だのとなんだか小難しい理屈のような気がしていたが、この番組を見て、コニコの中ではコペルニクス的転回が起こりました。

面白くって、わかりやすい西研先生の解説に導かれて、難解で謎めいたたとえ話が、今の自分たちの問題として身近に思えました。西先生は、放送の中で中島みゆきの「時代」まで歌ってくれて大サービスでした。  

どこか無気力になってしまうニヒリズムや、自分に自信のない「肯定できない私」を抱え込んでいる現代社会に、もっと誰の目も気にせずに自分を全肯定する生き方を提唱しているニーチェ。ゲストで最終回に登場した精神科医の斎藤環さんが、最後に言った「偶然を必然と思える才能」が特に印象的でした。いいことも、悪いことも、悲しいことも、嬉しいことも受け入れて生きることを肯定する、そんな力を感じさせる超ポジティブ思想。

前回記事にした岡本太郎氏もニーチェのいう“超人”だったのね。“末人”的にはなりたくないものです。

|

« 生誕100年の“何だこれは” | トップページ | 神話の力 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/114487/39797113

この記事へのトラックバック一覧です: おお、ニーチェ:

« 生誕100年の“何だこれは” | トップページ | 神話の力 »