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2011年4月10日 (日)

「もしドラ」の魅力

昨日の続きです。「もしドラ」(「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の略)の印象的な“あとがき”には、著者、岩崎夏海氏が実際にドラッカーの「マネジメント」を読んだ時の素直な感想が書かれていました。

ぼくは心を揺すぶられた。そうして、涙さえ流れた。感動したのだ。その本に書かれていたとある一節を読んで、涙があふれて止まらなかった。(269ページ)

岩崎氏が泣けた、とある一節とは―私は、本文中に出てくる「マネジャーの資質」(16ページ)だと確信しています。

人を管理する能力、議長役や面接の能力を学ぶことはできる。管理体制、昇進制度、報奨制度を通じて人材開発に有効な方策を講ずることもできる。だがそれだけでは十分ではない。根本的な資質が必要である。真摯さである。(「もしドラ」本分17ページ、「マネジメント」130ページ)

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著者:P・F. ドラッカー,上田 惇生
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では、「真摯さとは何か」という疑問が当然起きますよね。そして、この本の最終章が「みなみは真摯さとは何かを考えた」(みなみはこの本の主人公)。読み手がこの真摯さをどう考えるか、という点もこの本の要。私なりに考えた真摯さとは、「プロセスを大事にしながら、きっちり結果も出す。結果が出るまで逃げない」という姿勢なのかと。

それにしても、ダイヤモンド社から出ているこの「もしドラ」、同じくダイヤモンド社からのドラッカーの「マネジメント」も本文中で値段入りで抜け目なく宣伝しちゃって、マーケティングを心得ていますわ。

ちなみに、今回の原発の問題で東電の“マネジメント”には真摯さがあるか、という疑問がわいてきます。未だに進行形の事故ですが、これから長引くであろう対策に真摯さを持ちながら対処していってもらいたいです。

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