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2011年4月 1日 (金)

「The Face of Jizo」(英文対訳「父と暮らせば」)

父と暮せば (新潮文庫) 父と暮せば (新潮文庫)

著者:井上 ひさし
販売元:新潮社
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3月分の“原書でキャンパーン”、1日遅れのレビューです。

先日観た「父と暮らせば」の舞台が素晴らしく、是非原作を読んでみたいと思っていました。今回の“原書でキャンペーン”は、原書が日本語ですが、英文対訳付のこの本を取り上げます。英文に翻訳したのは、宮沢賢治の英文翻訳でも有名なロジャー・パルバースさん。原題が「父と暮らせば」ですが、英語のタイトルは「The Face of Jizo」。このお芝居のクライマックスに出てくるキーワードを題にしたんですね。この本の魅力は、テンポのいい英語、そして味わいのある日本語の両方を楽しめることです。

広島の原爆がひとりの年頃の女性の運命をいかに変えていったのか、ユーモアを交えながらも切実な思いを心に迫ることばで描いています。

この劇は、英語の他にもイタリア語、フランス語、ドイツ語、ロシア語(翻訳は米原万里さん)などに翻訳されているんですね。

Img

この英語版は、なかなか手に入りにくいようですが、図書館などにはあると思いますので、是非手に取ってみてください。

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コメント

英訳タイトルはThe face of jizoというのですね。

私は昔(10年くらい前???)
舞台で見た記憶があります。
印象深い舞台でした。
たんたんとした日常、静かでユーモラス。
そしてせつなく、やりきれず。
全く予備知識なくみたので、
ああ、こうなのだと
理解したときの気持ちも、今でもときどき
ふと思い出します。

ちなみにおとうさんは、すまけいさんでした。
女優さんは忘れちゃったけど。

投稿: なずな | 2011年4月 2日 (土) 00時01分

なずなさん、お久しぶり!舞台をやはりご覧になったんですね。ことばが本当に地についたもので、真情をえがいていましたよね。文字で読むとまたじ~んと響いてきましたよ。

英語も短い文で綴られ、Daddy(おとったん)の愉快で愛情深い言葉に満ちあふれていました。

おっしゃる通り、実に余韻を残すお芝居ですね。

投稿: コニコ | 2011年4月 2日 (土) 22時12分

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