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2011年7月16日 (土)

原書「Why Charlie Brown, Why?」

Why, Charlie Brown, Why?: a Story About What Happens When a Friend is Very Ill Why, Charlie Brown, Why?: a Story About What Happens When a Friend is Very Ill

著者:Charles M Schulz
販売元:Ravette Publishing Ltd
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7月も後半になりました。6月分の原書を早く読まないと!手にしたのは、「Why, Charlie Brown, Why? A Story About What Happens When a Friend Is Very Ill」です。

もちろん、ピーナッツの作者Charles M. Schulz作です。表紙には、医者に扮したスヌーピーもチラリ。

60ページの絵本ですが、内容は子ども向けというより、小さな子どものいる親向け。

それは、冒頭のポール・ニューマンのこんな言葉からもわかります。

When a child has cancer, it's a difficult time for everyone.  Certainly it's difficult for the child herself.  But it's also hard on friends and siblings.  Sometimes it's hard to understand why a sick brother or sister is getting more attention, or a classmate who is having chemotherapy doesn't have to do extra homework.  You can understand it in your head, but sometimes it's hard to understand in your heart.

  And that's what this book is about, understanding.

      Paul Newman   President and Founder  The Hole in The Wall Gang Camp

(子どもがガンになると、皆が大変です。もちろん、その子本人が大変ですが、病気の友だちや兄弟姉妹もつらい思いをします。時には、他の人がどうして病気の弟や妹のことばかりになるか、化学療法を受けているクラスの友だちが皆より宿題をやらなくていいかが、わからなくなります。頭ではわかっていても、時どき、気持ちではわかってあげるのがむずかしいのです。

そういうことが、この本には書いてあります。気持ちをわかるということ。

  ポール・ニューマン 「壁の穴ちびっ子キャンプ」創立者兼まとめ役)

ライナスのクラスメート、ジャニスは美しいブロンドの髪をしたかわいい女の子。彼女は、実はガンであることがわかり、入院してしまいます。お見舞いに行ったチャーリーとライナス。その帰り道、ライナスは、「どうして、ジャニスがガンなんかにならなくちゃならないんだい?」と思わず聞いてしまいます。チャーリーも答えることができません。その二人の表情がとっても真に迫っています。それからようやく少し良くなったジャニスが学校に復帰すると、ただ歓迎してくれるばかりではなく、いじめもあったり、嫉みがあったりと大変。あの美しいブロンドも治療ですっかり抜け落ちてしまい・・・

お話としても一気に読ませる展開。ネタバレになるから最後はいいませんが、結末は唸りますよ。

どうぞ、子どもも大人も楽しんで下さい。中学生でもなんとか読めそうな絵本だと思います。“ピーナッツ”は時に人間の心理を生々しく描き出して、読み手はハッとさせられますよね。

* 「壁の穴ちびっ子キャンプ」とは、俳優のポール・ニューマンが1988年に創立した、病気の子どもとその家族のための非営利団体。

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