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2011年9月の記事

2011年9月30日 (金)

最近はまった「読書メーター」

8月末から「読書メーター」というものに登録しました。読んだ本のメモ代わり、備忘録にもなるので、とても便利。読んだページ数も随時出てきて、読み進む励みになりました。

ブログでいままでレビュー出来なかったものも、とりあえずご報告。また、何冊かはあらためてレビューしたいと思います。

9月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:3013ページ


▼読んだ本
“移動”のアメリカ文化学 (シリーズ・アメリカ文化を読む)“移動”のアメリカ文化学 (シリーズ・アメリカ文化を読む)
アメリカの〈移動〉に対する渇望は、土地だけでなく、海に空に、そして宇宙に触手を伸ばしているのが興味深いですね。「マニフェスト・デスティニー(明白なる天命)」という大義がアメリカを移動へと駆り立てたのがよくわかりました。
読了日:09月30日 著者:山里 勝己

人質の朗読会人質の朗読会
小川さんが綴る記憶の行進は、まるで小川のせせらぎのように静かで慎み深い。声なき声――祈りの流れだ。
読了日:09月29日 著者:小川 洋子

歌って、ヴァイオリンの詩〈2〉歌って、ヴァイオリンの詩〈2〉
後半のストラディヴァリウスの件が印象的でした。千住真理子さんのヴァイオリン、聴きたくなりました。
読了日:09月26日 著者:千住 真理子

下町ロケット下町ロケット
いやいやいや、まるで「プロジェクトX」を見ているような熱い技術者魂を感じました。日本の技術力を支えるメーターの人間には堪らないお話。
読了日:09月24日 著者:池井戸 潤

阪急電車 (幻冬舎文庫)阪急電車 (幻冬舎文庫)
映画化されてずっと気になっていた本。真っ白なドレスで電車のホームに立つ中谷美紀さんの姿から、どんなストーリーが紡がれているのか興味津々でした。ゆるやかな長屋のような味わいのある人間関係がすっと心に染み込むすてきな本でした。
読了日:09月22日 著者:有川 浩

謎解きはディナーのあとで謎解きはディナーのあとで
評判の本でしたが、ちょっと期待外れ。タイトルではありませんが、本格ミステリーというより、ディナー後の軽いデザートという感じ。奇抜な表紙に惹かれて手に取る人が多いのではと思いました。
読了日:09月20日 著者:東川 篤哉

ジェノサイドジェノサイド
 今起っている社会問題がさまざまな形で提起されていて、緻密な調査もしていると驚かされました。パーンズ大統領がブッシュ前大統領とだぶって来て、アメリカのネオコンの不寛容さを思い出しました。  人間が利他的であるか、残虐であるかも、その両面をみせられて、結末はハッピーエンドでも複雑な思いがありました。
読了日:09月16日 著者:高野 和明

怖い絵怖い絵
時代背景や画家の生い立ちなど、その絵の本質に迫る刺激的読みものでした。
読了日:09月13日 著者:中野 京子

災害ユートピア―なぜそのとき特別な共同体が立ち上るのか災害ユートピア―なぜそのとき特別な共同体が立ち上るのか
東日本大震災が起こってから、ずいぶん話題になっていた本。読み終えました。幅広くいろいろな側面から災害時における市民社会が立ち上がる様子を丹念に調べた力作ですね。100年も前のサンフランシスコ大地震や記憶に新しいハリケーン・カトリーナの人々の反応が目に浮かぶようでした。日本でも今回の災害ではたしてユートピアといえるものがあったのか、考えさせられました。
読了日:09月09日 著者:レベッカ ソルニット

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9月の復興読書は?

9月も今日で終わりですね。

4月からはじめたコニコの「復興読書」、半年経ちました。9月に読書したページは、3013ページです。自分でも驚きの数字。う~ん、読書の秋だわ♪

4月から合計で10873ページになりました。半年で1万ページ越え達成bellやりましたup

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2011年9月29日 (木)

映画に何ができるのか

前に「震災映画のあれこれ」という書きましたが、9月11日に河瀬直美監督の呼びかけで作られた「3・11ア・センス・オフ・ホーム・フィルムズ」の奉納上映会があったそうです。

9月17日の日経新聞文化欄によると、地震が起こった3月11日にちなんで世界の監督たちが3分11秒の映画を撮ったもので、「ホーム(家)」という主題で21本の作品が揃ったようです。

東京で上映される機会があれば、是非みたいと思っています。

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2011年9月28日 (水)

「人質の朗読会」

人質の朗読会 人質の朗読会

著者:小川 洋子
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

久々に小川洋子さんの本を読んだ。

テロリストの人質になって死んでいった人々が、その人質生活の中で、それぞれ自分のお話を紡いで朗読会をしていたという不思議な設定だ。

人質8人による8夜にわたるお話は、どれもどこか奇妙さを漂わせ、日常の世界とちょっとだけずれた世界が見えてくる。お気に入りは第3夜の「B談話室」だ。“危機言語を救う友の会」に紛れ込んだ“僕”は、咄嗟に思いついた“吹き込み役の言葉”なるものを作りだし、口走る。なぜか、その会の皆が耳を澄ませ、じっと深く聴き入るその風景が心に残る。それは、言葉が意味をもつ前の音の祈りのようだ。

小川さんが綴る記憶の行進は、まるで小川のせせらぎのように静かで慎み深い。声なき声――祈りの流れだ。

少しもあらぶる事がなく、それぞれのお話は流れていき、それぞれの亡くなった人の職業、年齢、旅の目的がひっそりと記されていた。

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2011年9月26日 (月)

「阪急電車」

阪急電車 (幻冬舎文庫) 阪急電車 (幻冬舎文庫)

著者:有川 浩
販売元:幻冬舎
発売日:2010/08/05
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ちょっと前にこの本原作の映画「阪急電車」を宣伝してましたよね。ウェディング・ドレス(本当はそうではないのだけれど)を着た中谷美紀が電車のホームに立っている、あのCMです。

「どんなドラマがあって、彼女はあのようにしているのだろう?」と知りたくなるのが女心。文庫本になって、私の電車の中での読書の友にと読んでみました。

有川浩さんの本をはじめて読みました。ささやかだけど、なんて味わいのあるドラマが綴られているんでしょう。心に人を包み込むような穏やかな秋風が吹いたようです。

ひとつひとつのお話が、ゆるやかにつながっていて、見知らぬ人々がお互いを支え合うような人情を持って接している―阪急電車の今津線は、おばあちゃんも、ちっちゃなこどもも、恋に悩む乙女も相乗りする長屋みたいなところに思えてきます。

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2011年9月25日 (日)

「コバケン・ガラ」

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4月に行った「全音楽界による音楽会」で出逢った熱き指揮者、小林研一郎さんのコンサートを聴きたくて、連休最終日にサントリーホールへ。演目は日本フィルハーモニー率いる小林研一郎指揮、リスト(《愛の夢》、「エステ荘の噴水」、《死の舞踏》)、サン=サーンス(《死の舞踏》)、ストラヴィンスキー(バレエ組曲《火の鳥》)の曲。小林研一郎さんは通称コバケン、先日音楽談義をしていて、コバケンのことをケンコバといって、友だちに大笑いされてしまいました┐(´-`)┌

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2011年9月24日 (土)

「大英博物館 古代ギリシャ展」

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上野の国立西洋美術館で開催されている「古代ギリシャ展」を観てきました。(9月25日まで)

“究極の身体、完全なる美”という副題で、このポスターでしょ、筋肉隆々の肉体美の原点ともいうべき大理石の彫刻たちを満喫しました。 

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2011年9月23日 (金)

お彼岸に

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すっかり涼しくなったこの頃ですね。お彼岸にお墓参りに行ってきました。

出先で見かけた彼岸花。今年はたくさんの命が失われ、白い花弁が心なしか悲しげでした。

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2011年9月20日 (火)

「謎解きはディナーのあとで」

謎解きはディナーのあとで 謎解きはディナーのあとで

著者:東川 篤哉
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2011年の本屋大賞をとった話題の本、100万部突破という触れ込みもあって、かなり期待して読んだものの、「あれれっ・・・・」。ミステリーにしてはディナーのあとのか~るいデザートといった感じの読み物。

短編集で、物語の構成パターンが似たものが多く、切り口の富豪のお嬢様が刑事という設定も、筒井康隆の「富豪刑事」の二番煎じ。注目しどころのお嬢様の執事である影山もその正体が明かされないまま、推理が得意な毒舌家といった印象で、彼の人間性を物語る件が全然出てこないのも味気ない気がしました。

人気の秘密は、この本の面白そうな表紙にあるのかしら?でも、よくよく考えると、3月に起った東日本大震災や原発の事故など、社会全体が緊張を強いられる状況にあって、こういった気軽にサクサクって読める本が求められていたのかもしれませんね。

櫻井翔の影山と北川景子のお嬢様でドラマ化されるようですが、どんなドラマに仕上がるか、初回観てみようと思います。本を読んだ感じでは、「セカンドバージン」の長谷川博己が影山役にピッタリでは。銀縁のめがねが似合いそうだし。

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2011年9月16日 (金)

「ジェノサイド」(少しネタバレあり)

ジェノサイド ジェノサイド

著者:高野 和明
販売元:角川書店(角川グループパブリッシング)
Amazon.co.jpで詳細を確認する

この手の本は自分ではなかなか手に取らないのですが、「面白いからぜひ読んでみて」と言われて手にとりました。590ページの大作です。

主役ではないのですが、冒頭に登場するアメリカ大統領バーンズ氏は、どこからみてもブッシュ前大統領がモデルですね。

ホワイトハウスで繰り広げられる最高機密の『ネメシス作戦』を追う形で物語は加速していきます。

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2011年9月13日 (火)

「災害ユートピア」(A Paradise Built in Hell)

災害ユートピア―なぜそのとき特別な共同体が立ち上るのか 災害ユートピア―なぜそのとき特別な共同体が立ち上るのか

著者:レベッカ ソルニット
販売元:亜紀書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

7月に参加した「夏の文学教室」で落合恵子さん平野啓一郎さんが引用していた本、「災害ユートピア」を読みました。

原題は「A Paradise Built in Hell―The Extraordinary Communities That Arise in Disaster」。大災害を地獄に例え、“そのとき、そこで”市民がどのように感じ行動したかを綴った骨太の力作です。

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2011年9月 9日 (金)

映画「ジュリエットからの手紙」(Letters to Juliet)(ネタバレあり)

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販売元:東宝
発売日:2011/11/25
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世界で一番有名なラブ・ストーリーは?と聞かれたら、あなたは何だと答えますか?私は迷わず「ロミオとジュリエット」と答えます。

400年以上も前に語られた恋人、ジュリエットが、現代の恋に悩む乙女たちのためにアドバイスの手紙を送っているとは、なんとロマンチックなことでしょうheart01でも、恋の手紙のお返事を書くジュリエットは生きているの?って当然思いますよね。そこがまた素敵なお話で、映画の世界だけでなく、現実に「ジュリエットの秘書」と呼ばれる心優しき女性たちが日夜がんばって返信している「ジュリエット・クラブ」なるものがあるんだそうです。

映画「ジュリエットからの手紙」は、そんな本当の行われている恋愛相談からヒントを得て作られたお話です。

50年前に人に言えない恋の手紙をジュリエットに宛てたイギリス人女性のラブ・ストーリーと、その物語を取材する若きアメリカ人女性のラブ・ストーリーが2重奏になって繰り広げられるものでした。

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2011年9月 6日 (火)

映画「ソウル・キッチン」

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販売元:アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2011/08/26
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先日、映画「ソウル・キッチン」を観ました。いや~、痛快でした。

コニコがもっているドイツ映画のイメージをいい意味でビリビリと破ってくれた快作といってもいいですね。

ドイツの街、ハンブルクにあるレストラン“ソウル・キッチン”を舞台に繰り広げられる可笑しくて、切なく“痛い人”たちのハチャメチャ・ラブ・ストーリーです。

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2011年9月 5日 (月)

映画「神様のカルテ」

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本(ブックレビューはコチラ)で読んで、ぜひ観たいと思っていた映画「神様のカルテ」を観てきました。

宮崎あおいちゃんのさわやかなハルさん、演技に円熟味を増している加賀まり子さんの安曇さん、そして信州の自然の美しさ、決め処も随所にあり、悪い映画ではないのだけれど・・・。もともと好きな物語なはずなのですが・・・。

我らが栗原一止先生が、桜井翔くんのイメージとどうも合わず、結局最後まで違和感も持ちつつ映画が終わってしまった気がします。はっきりいって、イチ先生役には翔くんが格好良すぎです。いくら髪型をモサッとさえない風にしても、アイドルのオーラが出まくってるし、ラストシーンなんて、翔くんの超クローズアップで引いてしまいました。私は決して翔くんが嫌いなわけではなく、むしろ素敵だと思うのですが、このイチ先生のイメージは、はっきり言って私の中では「ノー」でした。

加瀬亮が、もっと若かったらぴったりだったかも。つまり、私の中のイチ先生は、イケメンじゃなく、目がぱっちりじゃないんです。

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