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2011年12月の記事

2011年12月31日 (土)

第21回「ドゥマゴ文学賞インタビュー

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今日は大晦日。書かなければと思って今日になってしまいました。

ここ3年連続(島田雅彦氏 x 平野啓一郎氏 と 堀江敏幸氏と朝吹真理子さん)して拝聴させて頂いているドゥマゴ賞のインタビュー。今年は選者が辻原登氏、受賞者が磯崎憲一郎氏でした。11月25日に改装中だったBunkamuraの一階で2人の対談が行われました。

受賞作品は「赤の他人と瓜二つ」。

対談前に受賞作を読んで、その現実と幻想の境界があいまいな世界に惹かれていたので、どんなお話になるかとても楽しみにしていました。

壇上に登場したお二人はダンディーでしたよ。磯崎氏はお若い頃、オリンピックを目指す程のボートの漕ぎ手だったとか。さわやかなスポーツマンの雰囲気。

のっけから、辻原氏が「ドン・キホーテ」の話をはじめて、「キホーテには、“生の記憶”がなくて、“読んだ記憶”が彼の人生に重なっている」と発言。それに対して磯崎氏が深くうなずいて「生きることが、読むことと重なっている」と言っていました。お二人の作家としての遅いデビューも話題になり、それぞれのサラリーマン経験が重要だったということも大いに共感されていましたね。

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2011年12月27日 (火)

「アライバル」

以前ご紹介したショーン・タンの本「アライバル」をじっくりと読みました。

新天地にいくパスポートの写真は、どの顔も緊張してちょっと不安げ。そんな絵が表紙の扉に描かれています。その中の1枚は、タンさんのお父さんが実際にパスポートで使っていた写真を描いたものだとか。

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どこの家庭にもある古びて角がほころびたセピア色のアルバム、見覚えのある風景にみえますが・・・ひろがる世界、行き着いた世界は夢かまぼろしか。

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過去の思い出、踏み出した記憶は、セピア色の濃淡で豊かに描かれていきます。。

この本は、サイレント絵本のようでいて実はそこには文字があふれています。わたしたちがまったくの異国に行った時に、わからない文字を“文字”として認識できずに、何やらわけのわからないデザインにしかみえないということは体験したことがあるはず。この本の主人公の男性も、孤軍奮闘。身ぶり手手ぶりでコミュニケーションを図ります。そして、少しでも早く故国に残してきた家族を迎えるために貧しくても苦労してお金をためていく様子がコラージュのように描かれます。

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そこで出逢ったのが、何という動物かわからないけれど、主人公の味方であることは確かの生き物。

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この生き物や、異国にいろいろな理由で流れついた人々に助けられて主人公は、だんだんと異国の土地に馴染んでいきます。

ラストは、ほっこりとしますよ。

この本を読むとアメリカに行った時のこと、ニューヨークのエリス島で見た移民たちの写真や体験を思い出します。映画「ブリューゲルの動く絵」ではありませんが、この本も絵が動いているような、絵巻物物語のようです。

今年読んだ絵本の中で最高の作品。「アライバル」、ぜひ手に取ってみてください。

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2011年12月26日 (月)

映画「ブリューゲルの動く絵」(The Mill and the Cross)

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名画を題材とした映画はありますが、この映画「ブリューゲルの動く絵」は名画の取り上げ方が、ちと異なります。

絵画が映画になった。つまり絵が動き出す。そしてその映画が動きを止めて絵になる。なんとも奇想天外な映画でした。ブリューゲルという画家の描く絵自体が謎めいていて、観る者のこころをとらえていろいろなことを想像させます。絵の中の人々がどんな人で描かれる場所がどんなところで、いつの時代なのか、考えはじめると迷宮に入ったような気持ちになります。

そんな彼の絵を3Dのように実際に肉付けしていったこの映画、人物、服装から風景までブリューゲルの筆から創りだした世界が活き活きと動き出していました。

特に寓話的な背景と、牧歌的な人々の生活の合成が何とも言えない独特な雰囲気を作り出しています。そして、忍び寄る紅い服の兵士たちの残忍さが、キリストの磔とブリューゲルが生きた時代の異端狩りと重なっていくのが不気味です。

ラストの何事もなかったかのようなおどけた村人の踊りは、ブリューゲルが、“見て見ぬふり”をしている村人―肝心のことを隠している人々―を描いたものなのか、これまた謎めいていました。

地味な映画ですが、その映像美は一見の価値あり。大きなスクリーンで観ることをお勧めします。

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2011年12月25日 (日)

クリスマスに“クイーン”を偲ぶ

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先日「1966カルテット」という麗しの乙女4人組のコンサートに行ってきました。ビートルズが日本に来日した1966年をグループ名に入れて、ビートルズの曲をカヴァーしてデビューしたグループ。2挺のヴァイオリンとチェロ、ピアノのアンサンブルです。

今回のコンサートのタイトルは、「ウィ・ウィル・ロック・ユー~クイーン・クラシックス」です。上のリーフレットをみてもわかるように、クイーンのアルバム「Queen II」へのオマージュのようなもの。

今年はクイーン結成40周年、またフレディが他界してから20年が経ったという記念すべき年だったんですね。クイーンをヴァイオリンで、とくれば行けないわけにはいきません。

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サンタさん、つかまる?

近ごろは、サンタさんが増殖していませんか?この時期の宅配ピザなどバイク便の乗り手さんは、サンタさんの扮装をしていますよね。

町から町へ皆が待ち望むものを届けるのはいいのだけれど、急ぎすぎて捕まっているサンタさんを見かけました。

あらあら、どうぞ運転には気を付けて安全にお届けものを配達して下さいませね。

くれぐれもサンタを信じている子どもにみつからないように!

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2011年12月24日 (土)

「サンタ・クロースからの手紙」

この本の原題は「The Father Christmas Letters」。イギリスでは、サンタさんのことをFather Christmasっていうんですって。

「指輪物語」で有名なトールキン氏が、自分がサンタに扮して、わが子4人に宛てた書簡集です。

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2011年12月22日 (木)

ザハール・ブロンのマスタークラス

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12月のはじめに、次世代をリードする世界に通用する日本の若き音楽家を育成するために、世界の一流のアーティストがマスタークラスをするというので、せっせと聴講してきました。お目当てはヴァイオリンのザハール・ブロン氏です。ブロン先生の門下には、わたくしの大好きな樫本大進さん、庄司紗矢香さん他、トップ・アーティストがたくさん。

事前に選ばれた12人の生徒さんが6日間(5~10日)のうち、3回ずつレッスンを受けるというものでした。

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「南極料理人」

先日、BSで映画「南極料理人」をやっていました。ついこの間映画館でやっていたような気がしましたが、もうテレビでやっちゃうのですね。

南極ドームふじ基地に派遣された男・西村(堺雅人)。彼に課せられた任務は、同じく南極観測隊員として派遣された7人の仲間のために毎日食事を作ることだった。

家族と離れて単身赴任。一年間、男所帯で過酷な環境の中を過ごしていくわけです。淡々としていながら、それぞれの気持ちがだんだん内向していったり、とんでもなくはじけてしまったり。つらい状況なんですが、どこかユーモラスな男だち。

美味しい食事が出ても「お~」としか言わない。

一緒にみた娘いわく、「男って単純ね」だって。この映画をみるとわたしもはげしく同感。でも、切なくて愛しくなるところも大です。

滞在期間を半年以上だったか残して、ラーメンを食いつくしてしまった仲間(きたろう)のために冠水からつくるという料理人魂を発揮するところはみどころ。目を見張ります。

この映画の最後は、任務を終えて隊員たちがいなくなった無人の基地の廊下や食堂、料理室がひっそりと映るのですが、小津監督「晩春」のラストシーンのようでした。哀愁がただようシーンだわ。

音楽も楽しくて好き。炬燵に入りながら、極寒の地を感じるのもオツなものです。コニコ、「かもめ食堂」と同じくらい気に入りました。

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2011年12月19日 (月)

「ニッポンの書評」から学ぶ“書評を書くときの手順”

ずいぶん前に読んだ「ニッポンの書評」。この書評を書こうと思っていて印象に残ったところをコピーしておきました。

コニコのテーブルにはこうして“あとでいるよね!”の新聞の切り抜きや本の付箋をつけたページのコピーでいっぱい。年末はこちらの整理(基本は全部捨てたい!)に追われてしまいます。

でもって、そのコピーの一枚をブログ記事にして、ただちに捨てることにします。さて、引用するのは、書評を書くときのはじめの心得。

一番最初にするのは、カバーをはずすこと。次に付箋を用意します。スリム見出し(ミニ)を、見返し左上の部分に貼っておく。

本を読みながら手にするのは三色ボールペン。読みながらきになったところを赤いカギカッコ(「」)で囲んだり、傍線を引いたりしながら、その行の頭に付箋を貼っていきます。どんなところに線を引くかというと、

①ストーリーの展開上、重要だと思われる箇所
②登場人物の性格や特徴を端的に示す情報
③年月日、年齢といった数字
④引用するのに適当と思われる文章
⑤自分の心にしみる表現

の5点。読んだ本は基本的に手放すつもりがないので、必要なら黒のボールペンで書き込みもします。(「ニッポンの書評」170ページ)

ほとんどが図書館から借りる私としましては、本に書き込みなどはできませんが、付箋は大のお友達であります。この付箋の置きどころは大いに参考にさせて頂きます。よしっ、これでコピー、一枚断捨離しました。

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ピーターラビット展

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池袋に出たついでに15日(~28日まで)からはじまった「日本語版 出版40周年記念 ピーターラビット展」をみてきました。

西武池袋本店の別館2階にある小さなキャラリーです。興味を引いたのは、この展示のタイトルにもある日本語版の変遷。最初は「ピーターラビット」ではなくて、「ピーターうさぎ」っていうタイトルだったんですね。

翻訳家の石井桃子さんは、この本を翻訳するにあたり、イギリスの湖水地方を訪ねていました。当時の手紙が残っていてポターがみた風景を実体験しながら翻訳に励んだことがわかりました。原書の英文に石井さんの翻訳されたやわらかい日本語をのりづけした試作本も飾られ、その取り組みの真摯さが伝わってきます。

会場には湖水地方の写真も展示され、四季折々の美しさが心に残ります。湖水地方は、コニコの“あこがれの地”。映画「ミス・ポター」でもきれいだったわ。ぜひ近い将来に行ってみたいところです。

その他、黒柳徹子さんの朗読が流れていたり、「ピーターうさぎ」の人形劇(絵本とはちょっと違う顔!)の映像があったり。そうそう、ピーターラビットの家系図もありました。

展示の後は、おみやげグッズがいっぱい。食器だの、文具だのたくさんありましたが、コニコはおやくそくのクリアファイルのみを購入。年末の断捨離のために我慢我慢。

そうはいっても、かわいいピーターラビット。クリスマスプレゼントとしてピーターラビットの絵本をもらったらうれしいですねbleah

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2011年12月18日 (日)

レイモンド・ブリッグズ

この時期、年賀状を書かなくてはと焦っていますが…そういえばアメリカから帰国してからクリスマスカードも近ごろは出さなくなったな~。そんな想いにひたっていたら、こんな切手をみつけました。「スノーマン」や「風が吹くとき」で有名なレイモンド・ブリッグズが書いたクリスマス切手です。英国では、1968年からクリスマス切手の発行が始まったそうで、下の切手は2004年に発行されたもの。

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このシリーズは6種類あって、そのうちの2枚がこの「強風」と「晴れ」です。いつもHOHOHOと笑って呑気そうなサンタさん。でもサンタさんとトナカイの旅は、なかなか過酷なもののよう。“サンタさん、雨にも風にも負けずにいて~!”と思わず叫びたくなりますね。「晴れ」の、サンタさんとトナカイのバンザイしている相似形の後ろ姿が限りなく温かいわ♪

ブリグッズのサンタさんは、絵本でも楽しいです。クリスマスプレゼントにこんな絵本もステキかもね。

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2011年12月17日 (土)

ゴジラの名前の由来って?

先日、ひょんなことから、わたしたちが子どもの頃から親しんでいるゴジラの名前の由来を知りました。

「ゴリラと鯨の造語 当時東宝に勤務していた某人物の渾名」(怪獣wiki特撮大百科事典より)なんですって!知ってましたか?ゴリラっていうのは想像がつきますが、クジラは思いもしなかったわ。

1954年11月3日、同年3月1日にビキニ島の核実験によって起きた第五福竜丸事件をきっかけに製作された、第1作“水爆大怪獣映画”『ゴジラ』が公開される。身長50メートルの怪獣ゴジラは人間にとっての恐怖の対象であると同時に、「核の落とし子」「人間が生み出した恐怖の象徴」として描かれた。また核兵器という人間が生み出したものによって現れた怪獣が、人間の手で葬られるという人間の身勝手さを表現した作品となった。観客動員数は961万人を記録。(ウィキペディアより)

ってわけで、遠い記憶をひもとくと、そういえばゴジラは海からやって来たのでしたね。この歳になって知った蘊蓄でした。さっそく、まわりの人に言いまくってます。

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2011年12月16日 (金)

仙台の牛タンは

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美味しかったです。食べ終わっても肉の旨みが口の中に残っていて、また来たくなりました。今度は家族で来てみたい。

えっ?どこのお店かって?以前ご紹介した池袋にある宮城県のアンテナショップの奥にあるレストラン「伊達の牛たん」です。そこでお昼に牛たん定食(1470円)を頂きました。お店の奥にあるため、ちょっとわかりにくいのですが、こじんまりしたお店。知る人ぞ知る仙台の美味しいレストランのようで混んでいました。名産品を見ながら店内ブラブラして15分程待って、順番がきました。

定食の牛たんは、塩あじか味噌あじ、またはその両方を試せるミックスが選べ、テールスープと麦ごはんがついていました。わたしは、はじめてだったので、ミックスにトライしました。写真の左が塩、右が味噌あじです。牛たんの付け合わせに漬物が2種類付いていたのも美味しかったです。牛たんの味付けが絶妙でご飯のすすむこと。仙台の牛たん、ばんざい!なんてわけもなく思ってしまいました。

池袋で定食を食べるなら、ぜひぜひおススメしたい一品です。

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2011年12月13日 (火)

ゴヤ展

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プラド美術館が誇る貴重なゴヤ作品72点が日本で公開されています。目玉はなんといっても「着衣のマハ」。私は、20年以上も前にプラド美術館でお目にかかっていますが、その時は、慌ただしい観光日程の中の一瞬だったような。今回は、ゴヤという画家に注目して絵と向き合おうと思ってみてきました。

展覧会のタイトルが「ゴヤ 光と影」となっていますが、まさに宮廷画家として活躍した光のある油絵と、戦争や異端審問などの人間のグロテスクな影を描いた版画など、同じ画家かと思われるくらい振れ幅のある作品群。

展示の前半は、「日傘」やカルロス4世を描いた肖像画など、正当な古典的な筆使いと印象派のようなさっと筆をのせていくタッチと両方があって面白くみました。「着衣のマハ」も白いシルクの服は、思ったよりもあらいタッチで描かれていたんですね。上着の黄色もシックというよりも派手な感じで、当時のスペインのギャルを彷彿させます。

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2011年12月11日 (日)

「心のケア」から

大震災から9か月になりますね。

11月に読んだ「心のケア」にこんな件がありました。

―手仕事には、癒しにつながる特別な力があるのでしょうか。WWB/ジャパンの「ニットで仕事づくりプロジェクト」は、お金を振り込むと、まずそれが被災された編み手さんのお給料として前払いされ、後日、ニット製品ができあがり次第送られてくるという仕組みだそうです。応援したいという気持ちを直接、被災地につなげるシステムとして大変魅力的だと思います。(「心のケア」191ページ)

このプロジェクトのサイトはコチラ

一口3万円とちょっとした金額ですが、復興読書が3万ページになったら、思い切って購入しようかと考えています。寄付するより、直接の復興を応援する役割を担ったプロジェクトですね。

「心のケア」では、被災した地域をいかに守れるか、そして地元の回復する力がいかに大切かが大事なキーワードでした。被災地の人たちが自分たちのやり方で乗り越えていく、それを何かの形でサポートしていくことも考えていきたいと思っています。

本の中には、地元で生活している保健師さんや消防士さんたちが自分たちも被災しながら、復興に向けて大きな役割を担っていることも具体的に書かれていました。そんな被災地の方々が、どうぞがんばりすぎずに、元気で年末年始を迎えられることを祈っています。

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2011年12月 7日 (水)

とってもかわいい“賢者の贈り物”

今月の「コニコの英語カフェ」ではクリスマスシーズンなので、O. Henryの「The Gift of the Magi(賢者の贈り物)」を読みました。

有名なこの話は、学生時代に簡単ヴァージョンを副読本などで読んだ方も多いと思います。今回は、オリジナル版を読んだのですが、けっこう突っ込みどころがあって、こんな文章だったのと、皆で驚いた次第。むずかしい単語も多かったですね。

ついでながら、セサミストリートのアイドル、アーニーとバートが登場する“The Gift of the Magi”を偶然見つけました。その温かな微笑ましさにこころがほっこりとなりますよheart01

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2011年12月 5日 (月)

福岡先生を発見!

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久しぶりにジュンク堂池袋本店の7階にいったら、「あらっ、福岡先生が?」

この春から、特設会場「動的書房」を開催中なんですね。

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先生の専門の分子生物学の本はもちろん、フェルメールから須賀敦子全集まで、幅広く400点もの本が並んでいました。なかでも「福岡ハカセの好きな女性(ヒト)」のコーナーが印象的。川上弘美さんや、川上未映子さん、最相葉月さんの本が並んでいて、読みたい本ばかり。

来年の3月18日までやっているので、ぜひまた行きたいと思います。

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2011年12月 1日 (木)

11月の復興読書は

早いものでもう師走。11月の読書をまとめておきます。

4月からはじめたコニコの「復興読書」も8か月が経ちました。11月に読書したページは、1607ページです。ちょっと少なめでしたね。4月から合計で15225ページになりました。

11月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1607ページ
ナイス数:11ナイス

心のケア――阪神・淡路大震災から東北へ (講談社現代新書)心のケア――阪神・淡路大震災から東北へ (講談社現代新書)
ノン・フィクション作家の最相葉月さんが第一線で活躍される加藤医師から災害時などの心のケアをどうするか、丁寧なインタビューを行いまとめた本。マスコミでは見えにくい、現場のしんどさや失敗を勇気を持って語っていたのがすごいと思った。支援する人が励まそうとしてやる言動が被災者を傷つけることがあることも心掛けるべきことと感じた。 多くの人に読んでもらいたい本だ。
読了日:11月29日 著者:加藤 寛,最相 葉月

最初の刑事: ウィッチャー警部とロード・ヒル・ハウス殺人事件最初の刑事: ウィッチャー警部とロード・ヒル・ハウス殺人事件
フィクションだといわれても素直に信じてしまいそうなストーリー展開。しっかりとした時代考証や、ヴィクトリア時代だけでなく、人間そのもののグロテスクさや覗き見趣味、探偵気質みたいなものが炙りだされていて恐ろしいような、それでいて納得できるような本でした。ディケンズやポーが出てきたり、ヘンリー・ジェイムズの作品が例にあげられたりしている点も興味深い点でした。
読了日:11月28日 著者:ケイト・サマースケイル

赤の他人の瓜二つ赤の他人の瓜二つ
チョコという、今ではフツーのお菓子をミステリアスなモチーフに使うことで、いくつかのエピソードが、ゆるやかに、はぐらかされながらつながって、不思議な世界を創っていた。特にフィレンツェに住むコジモの医者と謎の婦人の話が「千夜一夜」の物語のようで印象に残った。
読了日:11月18日 著者:磯崎 憲一郎

羊男のクリスマス羊男のクリスマス
この本を読んだ後、ミスドにシナモンドーナッツを買いに走りたくなります。白い羊ピアノもほしいな~♪
読了日:11月08日 著者:村上 春樹

村上春樹の短編を英語で読む1979~2011村上春樹の短編を英語で読む1979~2011
時には相当の妄想を描きながらも、村上春樹の短編で繰り広げられる深くて“わかりにくい世界”を丁寧にじっくりと解説しています。600ページほどのボリュームがじわじわと豊かに独特の世界を作っていくようで充実した読みものでした。
読了日:11月08日 著者:加藤 典洋

2011年11月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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