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2012年2月の記事

2012年2月29日 (水)

ラ・フォル・ジュルネ2012始動♪

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「コニコの喫茶店」ですっかりお馴染になったGWのイベント、ラ・フォル・ジュルネの情報です。2012年は、テーマが“サクル・リュス”。この言葉は、「ロシアの祭典」という意味のフランス語だそうです。今日は朝から雪でしたが、今年の主役たちは、まさにロシアの厳冬の地を颯爽と歩く6人のロシア作曲家たちです。

切ない旋律や革新的な音作りのロシア音楽、今年も興奮の音楽の祭典になりそうな予感がします。

先日、国際フォーラムで行われたプレイベント クラシックソムリエ・サロンでは、アーティスティックディレクターのルネ・マルタンさんが今年の聴きどころを丁寧に教えてくれました。合唱やピアノコンチェルトなど、本当に盛り沢山で、いまからどれを聴こうかとワクワクします。チャイコフスキーやラフマニノフ、心躍るワ~♪

このイベントは、東京国際フォーラムで5月3日から3日間行われます。

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2012年2月27日 (月)

ベートーヴェン・ヴァイオリン・ソナタをファウストで

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先日、銀座にある王子ホールで、「ベートーヴェン・ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会」なるものが行われました。演奏者は、ヴァイオリンがドイツ人のイザベル・ファウストさん、ピアノがロシア人のアレクサンドル・メルニコフさん。3日間連続のコンサートでしたが、私は第1日目と第3日目に行ってきました。(3日間のセットチケットは完売だったので)

第1日目は、第1番、第2番、第3番、そして第9番「クロイツェル」。第3日目は、第4番、第5番「春」、第10番。

かっちりと、それでいてのびやかな音色が最後まで緊張感を欠くことなく続いて、すごい集中力。そしてこのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタをさらに魅力的にしていたのが、ピアノ。抜群の相性で、ヴァイオリンとピアノがまるで“あ・うん”の夫婦のようでした。

イザベル・ファウストさんが使っていたヴァイオリンは、ストラディヴァリウスの傑作「スリーピング・ビューティ」。その名器のせいか、第1日目の第1番は、ちょっとだけスリーピング・コニコになってしまいましたが、96%くらいはちゃんと目をパッチリあけて満喫しました。

イザベルさんの衣装も、斬新なデザインのモノやあざやかな色でステキでしたよ。帰りにはソナタ全曲が入ったCDを買って、サインして頂きました。まあ、また例によって握手して頂いて、少しでもヴァイオリン・パワーをもらえればなんて厚かましいですが…でも、とってもステキな笑顔で握手してくれて、嬉しかったわ。舞台では大きく見えたイザベルさんの手が、握手してもらうと私と同じくらいの手の大きさだとわかり、びっくりしました。

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2012年2月25日 (土)

CD「ノルウェーの森」

先日、長谷川陽子さんの「チェロの森」という本を紹介しましたが、今回は彼女のアルバム「ノルウェイの森」について。

この音楽を演奏する編成は、チェロの長谷川陽子さん、編曲も担当しているピアノのブルース・スタークさん、パーカッションのクリストファー・ハーディさんの3人です。

“森”ということばをキーワードにしたようなアルバムで、長谷川さんの留学していたフィンランドの森から立ち上がる、深く澄んだ空気が感じられるアルバムでした。

耳馴染みの良い曲ばかりで、ひとつ間違えば平凡な印象になってしまう曲が、すばらしいアレンジで、新しい風が吹いてくるようです。

冒頭曲、ビートルズの「ノルウェイの森」が一番のお気に入りです。低音部の響きが深みがあってすばらしいnotes

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2012年2月24日 (金)

映画「J.エドガー」(なんとなくネタバレ)

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“Information is Power (情報は権力だ)”と言い切るFBI長官のJ.エドガー・フーパー。彼は、死ぬまで現役でFBI長官として活躍していた・・・というか、その権力にしがみついていたというか、謎めいた人物。その彼にスポットライトを当てたのが、クリント・イーストウッド監督と聞いては、この映画、観ないわけにはいかないでしょう。それもあえてタイトルに“フーバー”の名字をつけず、「J. エドガー」としたのも意味深です。

主役、エドガーを演じるのは、イーストウッド監督との親交の厚いレオナルド・ディカプリオ。青年時代から、77歳で亡くなるまでを見事に演じていました。加齢の特殊メ―クも違和感なく、顔だけでなく恰幅の良い体型も見事だったこと!

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2012年2月21日 (火)

METふたたび「エンチャンテッド・アイランド 魔法の島」

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1月に観に行った「ファウスト」が素晴らしかったので、またMETオペラが観たくなりました。

2月の演目は、メトロポリタン歌劇場で1月21日に世界初演されたオペラです。

今回は「パスティーシュ」という耳慣れない創作方法で作られたオペラ。“複数の作曲家が書いた作品から適当な楽曲を借用してパッチワークのように組み合わせることで、まったく別の作品を生み出す手法”(解説文より)だそうです。

基になった音楽はバロックのもので、ヘンデル、ラモ―、ヴィヴァルディらの名旋律に、文豪シェイクスピアの「真夏の夜の夢」と「テンペスト」をミックスさせたセリフを付けたものが物語として展開していきます。つまり、ミュージカル「マンマ・ミア」の逆ヴァージョンですね。「マンマ・ミア」は、有名なアバの曲にオリジナルの物語なのが、こちらの「エンチャンテッド・アイランド」では、有名なシェイクスピアの物語にオリジナルの曲(バロックの名旋律をアレンジ)をつけてオペラにしたんですね。

魅力的なアリアが次々に朗々と歌われ、ファンタジックでありながらも伝統的な落ち着きを感じさせる、“見て楽しくて聴いて心地よいオペラ”でした。

主役のプロスぺロー(ディヴィッド・ダニエルズ)は、その男らしい外見に似合わず艶やかなカウンターテナーで、びっくり。彼を恨むシコラクス(ジョイス・ディドナート)は、表情も豊かに復活するパワーを存分に演じていました。とりわけ、ラスト近くで歌った“My Strength Is Coming Back To Me”が素晴らしかった!

数あるソロの中で圧倒的だったのがネプチューン役を演じたドミンゴ。可愛くてお茶目な妖精アリエル(ダニエル・ドゥ・ニース)の願いを聞き届けるシーンでは、ドミンゴの登場から、もうスターのオーラが出まくりでした。圧巻はソロのあとに大合唱団(人魚や貝たち)の中でも、ドミンゴの声がひときわ高らかに聴こえているんですよね。しかも、1月21日は彼の71歳のお誕生日だったそうで、その御歳で!さすがは世界の三大テノールだわ。

舞台装置も映像をふんだんに使って、ちょっとディズニーのミュージカルのようでした。

子どもも大人も楽しめるこんなオペラ、もっとみたい気がします。あ~、生が観たくなりますね♪

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腹ペコな時は「ミロ」で

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表参道はランチの激戦区。おしゃれなお店は女性に人気ですが、そんな中で男性にも人気なのがここミロ。 鉄板焼き&お好み焼きが売りでありながら、店内がゆったりとしていて、ソファー席までありました。

頂いたのは、ランチメニューから“アボカドとチーズをのせたハンバーグ”です。これにサラダとパン、ドリンクがついて、ボリュームたっぷりで980円です。飲み物は、ドリンクバー形式で、コーヒーをいっぱい飲みたいコニコには、それだけで点数が上がっちゃいます。

大通りから脇道に入りますが、腹ペコの時には、ソファー席でたっぷりランチ、おススメよ。

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2012年2月19日 (日)

シルヴィアの健診

新しいヴァイオリンを購入して早一年が経ちました。早いものです。近頃では、ずいぶん馴染んでくれて、音も響いてくれるようになった気がします(もちろん、前に比べてのことですが)。そうこう思っていたら、購入先のヴァイオリン工房から一年点検のお葉書を頂きました。でもって、さっそくみてもらいに行ってきました。

そうそう、話は横道にそれますが、マイ・ヴァイオリンに名前をつけたんですよ。
noteシルビアnoteっていうんです。木が作り出す響きを上手く奏でられるように願って、ラテン語の「森(シルバ)」の語源にちなんでつけてみました。「シルバ(silva)」の男性名だと「シルベスター(Sylvester)」、女性名では「シルビア(Sylvia)」ということで、わたしのヴァイオリンは女性。

閑話休題、とくに具合の悪いところもなく、無事に点検を終えました。弦をおニューにして、また新たに練習に励むことにいたしましょう。

ヴァイオリンをはじめてからもうすぐ3年。我ながら、下手ながらもめげずに(本当はとってもめげる時も多いのですが)続いています。石の上にも3年、コニコの手習いも3年といわず、がんばります。

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にこまるプロジェクト

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かわいいクッキー、ニコニコ笑っています。

「被災者の方からメッセージがついている『はがき付きにこまる』
クッキーを買ったら、ぜひこのカードに返事を書いて投函して下さい。
届けられた1枚1枚は、すべてメッセージを書いた本人のもとに届けます。
1枚のハガキを通じて、思いを伝えあえるだけでなく、家を失ってしまった方々にとって、自分宛てに届く郵便物があるって、それだけでもちょっと嬉しい気持ちになってもらえるんじゃないか?とも、思っているんです。」

チームむかご 枝元なほみさんのことばより)

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アップで一枚撮ってみました。チャーミングなお顔ですよね。中にはナッツが入っていました。私が買ったクッキーを作って下さった方は52歳の方でした。同じ世代の方が心をこめて作って下さったと思うと美味しさもひとしおです。ハガキは会津美里町社会福祉協議会宛てになっていました。

いろいろな支援の仕方、ユニークなお菓子作り、素敵だなって思います。ちなみにこのお菓子は以前記事を書いた「パッチワーク」で購入しました。

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2012年2月14日 (火)

「黄金のフルートをもつ男」

音楽に関する本を読むのは、音楽を聴くのと同じくらい好きです。このところ、長谷川陽子さんの「チェロの森」や、ピアノコンクールが出てくるミステリー「さよならドビュッシー」を読んだり、音楽づいていますが、今回は、世界のフルート奏者、サー・ジェームズ・ゴールウェイの伝記「黄金のフルートをもつ男」(訳は「ロンドンはやめられない」の高月園子さん)を読みました。

年末にBSでも彼のコンサートが放映され、軽やかな美しいフルートの音色を楽しんでいたので、どんな人生を過ごしてこられたのか、ワクワクして読みました。

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2012年2月13日 (月)

フィンランドを想う

先月末に読んだ「チェロの森」では、チェリストの長谷川陽子さんがフィンランドに留学した時のことが書いてありました。実はわたしにはフィンランドが北欧のどこにあるかもあやしいものだったので、グーグル地図で調べてみました。

なるほど、スウェーデンとロシアにはさまれた国で、首都がヘルシンキ。そういえば、映画「かもめ食堂」はヘルシンキが舞台でした!

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2012年2月10日 (金)

Kuniyoshi 没後150年歌川国芳展

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“広重、北斎、写楽だって~、国芳のことを忘れてもらっちゃ困りますよ。”なんて声が聞こえてきそうな幕末の絵師の展覧会がお江戸の真ん中、六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中(2月12日まで)

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2012年2月 9日 (木)

「最初の刑事」で謎の手がかりを知る

ちょっと前に読んで印象深かったノンフィクションの「最初の刑事」では、言葉の由来を考えさせられました。

事件で重要な“糸口/手がかり”を英語で“clue”といいいますが、これは“糸玉(clew)”に由来するそうです。このくだりを引用すると・・・

糸玉が“道しるべ”を意味するようになったのは、テーセウスがアリアドネーのくれた糸玉を頼りにミノタウロスの迷宮を出る道を見つけたというギリシャ神話による。19世紀なかばの作家たちがこの言葉を使うとき、彼らの頭にはまだこのイメージがあった。(中略)ウィルキー・コリンズの「白衣の女」では、連載中の1860年6月に発表された回で、「わたしはいとぐちを掴んだと思ったのだ」と語り手が言明した。「そのときはまだ、これからわたしをさんざん迷わすことになる曲がりくねった迷路については、ほとんど何も知ってはいなかったのだ!」。事件(プロット)は結び目(ノット)であり、ストーリーの結末は“解決”、つまり結び目を解くことなのだった。(123ページ)

そして、この本でも文字通り事件の糸口が織物の断片だったりで、他の事件でも同じように布が手がかりになることもありますよね。わたしの覚えているものでは、「砂の器」で、事件の糸口が犯人が着ていたと思われる服を花吹雪にしていたなんてシーンがありました。

また、“detect (看破する、探偵をする)”という言葉は、ラテン語の“ de-tegere (おおいをはがす=unroof)”に由来しているとことも知りました。なんと探偵の detective のもともとの姿はユダヤの悪神アスモデ、家々の屋根をはがしてその中の生活をひそかにさぐる魔神だそうです。なんともビックリです。いまや多くのドラマに登場する探偵が実はもとが悪魔や魔神に由来しているなんて、考えたこともなかったわ~

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2012年2月 5日 (日)

自分で演奏できるといいと思う楽器

ずいぶん前に新聞記事で「自分で演奏できるといいな」と思う楽器のアンケート結果がでていました。

最も多かった回答105票で、ダントツの人気、ピアノでした。2位のギター(57票)も無難な答だと思いますが、3位が面白いわ。ドラムですって。そして、ジャーン、4位がヴァイオリンでちょっと嬉しいnote

5位エレキギターで、6位が地味にリコーダー、7位がフルート、8位トランペット、9位は中年男性に人気のサックス、10位が木琴でした。

あなたなら、どの楽器?

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2012年2月 3日 (金)

節分にまたまた龍に会う

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今日もずいぶんと寒い日でしたが、暦の上では節分です。毎日が春に近付きつつある時間なんですよね。久々に浅草寺を訪ねてみました。雷門の上には「金龍山」。先日の芥川龍之介に続いてここでも“龍”を発見しました。

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浅草寺の境内は、12時からの年男による豆まきで賑わっていました。おっと浅草からスカイツリーがくっきり見えますね~。陽を浴びてキラキラ光ってましたよ。

ここでもコニコはおみくじを引いたら、またまた大吉、気分もいいこと。ついでに年男たちのまく福豆も頂ければと、がんばりました。帽子やバッグでお豆をキャッチしてる人もいました。首尾はというと・・・

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じゃーん、10粒の福豆を頂くことが出来ました。空飛ぶお豆を掴むのはなかなかむずかしかったです。テレビのニュースではよく見る節分の光景も、参加してみるとすごく楽しいものですね。また来年も来たいと、一緒に行った母が申しておりました。

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2012年2月 2日 (木)

ブラコニコ 両国編

ブラタモリはコニコのお気に入りの番組です。何気ない街並みが思いもよらない歴史の顔を見せてくれてとても魅力的。

先日、友だちと冬晴れの気持ちのいい午後に出かけた両国、ブラリと散策しました。

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まずはJR両国駅で「2012年版両国ガイドMAP」をもらいました(もちろんタダ)。国技館のある相撲の街、そして江戸東京博物館のある歴史の街ということは知っていましたが、それだけではない面白さ満載run

まずは江戸博の前を東西に横切る北斎通りエリアを闊歩。ここって、葛飾北斎が生まれた地だったんですね。私、ファンだと言いながら、全然存じませんでしたbearingこの北斎通りには歩道に並ぶ街燈の下に北斎の浮世絵があり、ちょっとしたギャラリーになっています。生誕の地には木の立て札があり、文字が消えかけていましたが、「あの偉大な絵師がここで誕生したのか」と感慨に浸りました。

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といっても気になるのは、その立て札が立っているところの「東あられ」というお煎餅やさん。そこで売っている“北斎揚げ”煎餅を買ってみました。塩味でサクサク、ホント美味しかったですよ。

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この近くに河竹黙阿弥の終焉の地があったようですが、こちらは見つけられず、残念。

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2012年2月 1日 (水)

身体にいいご飯

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友だちTさんが通っている料理教室でお料理発表会というものがあるというので、行ってみました。料理を作ってくれた人も招待された人も共にテーブルを囲んで、ランチタイム。

参加費が千円で、ベジタリアンの身体にやさしいご飯です。

手前中央から、生姜を入れた「三分ヅキのご飯」、時計回りで左が「かぶの即席漬け」、その上が「色々野菜の粒マスタードサラダ」、ガラスに入った「黒ゴマ団子のジンジャーシロップ」、メインは「車麩の根菜ハンバーグ」(パン粉の代わりに麩を使うなんてアイデアだわ)、そして「青菜のすまし汁」。

そうそう、左端のお茶は玄妙茶といって和漢草をバランス良く合わせた健康茶なんですって。

野菜、特に根菜類が中心になっているので、食感もよく噛み応えがあります。

こういった健康食を「よく噛んでゆっくり食べる」―そんな食べ方をすれば、身体もすっきりと消化も良さそう。腹8分目でも満足感がありました。

人気のタニタ社員食堂でも根菜を使ったレシピがあって、よく噛むことでカロリーを抑えるということがあるよう。身体によくて、ダイエットにもなれば一石二鳥。

Tさん、誘ってくれてありがとうございました。いろいろアイデアをもらって、今日は生姜ご飯をしてみましたよ。

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1月の復興読書

2012年1月に読んだ本のご紹介は以下の通り。

去年の4月からはじめたコニコの「復興読書」を今年も続行。1月に読書したページは、2645ページです。お正月明けから地道に読んで、10冊と充実した読書になりました。4月から合計で19142ページになりました。2万ページももう間近です!

1月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2645ページ
ナイス数:38ナイス

緑の毒緑の毒
シェイクスピア「オセロ」のセリフにあるgreen-eyed monsterに因んで「緑の毒」というタイトルがついたと思うが、まさしく主人公の川辺は嫉妬に狂ったモンスター。ゾゾッとするどす黒さと不吉さが読むものを引きつけて一気に読了。緑の毒パワーにあてられました。
読了日:01月31日 著者:桐野 夏生

須賀敦子全集〈第3巻〉 (河出文庫)須賀敦子全集〈第3巻〉 (河出文庫)
須賀さんの全集を読み進んで第3巻まできました。単行本にして3冊とエッセイが加わり、文庫本なのにずっしりとした重さです。物理的な重さと同じくらい内容もずっしりと詰まっていて深く量感のある文章でした。1、2巻の読みやすさから比べると読了するのに時間はかかりましたが、いろいろな絵や文学作品、建築、橋などに思いを馳せながらゆっくりと読む読書も楽しいものでした。
読了日:01月28日 著者:須賀 敦子

チェロの森チェロの森
友人からの紹介で読んだ本。努力家で真摯な人柄が伝わってくる文章。フィンランドの留学体験が活き活きと描かれていて、音楽家としてだけでなく人間としても大きく成長したのがわかります。
読了日:01月25日 著者:長谷川 陽子

武器よさらば(下) (光文社古典新訳文庫 Aヘ 1-2)武器よさらば(下) (光文社古典新訳文庫 Aヘ 1-2)
(下)の前半、のんびりムードが一転して過酷な戦場へ。そしてフレデリックが野戦憲兵に捕まり、逃走する場面からキャサリンと共にスイスに逃げるシーンはハラハラドキドキだった。ラストの悲劇は、ちょっと意外だった。まるで、プツリと切れた結末で、「えっ!」という感じだったが、一気に読めて、特に会話が魅力的だった。  
読了日:01月23日 著者:アーネスト ヘミングウェイ

武器よさらば(上) (光文社古典新訳文庫 Aヘ 1-1)武器よさらば(上) (光文社古典新訳文庫 Aヘ 1-1)
ヘミングウェイの短編は読んだことがあるが、長編にははじめて挑戦。タイトルの「武器よさらば」から、戦争を離れる展開だろうと思っていたが、前半では負傷によって勲章までもらっていた。けがをするところ以外では、戦争中とはいえないほどのんびりした雰囲気だ。けがが治って再び前線に戻る後半に一気に突入。
読了日:01月23日 著者:アーネスト ヘミングウェイ

終の住処終の住処
芥川賞を受賞した時から読みたかったが、読む機会を逃していた。やっと読んで、「赤の他人の瓜二つ」の、あの現実に起こっていることのあいまいな境界線がここにも展開していて面白かった。 11年間妻のだんまりと不機嫌は、結婚する時にはもう起ることが決まっているのだと主人公の「彼」が悟る件が興味深い。常識的に進んでいくだろう時間が反転してしまうという感覚は大いに共感できる。
読了日:01月21日 著者:磯崎 憲一郎

タフラブという快刀タフラブという快刀
"タフラブは、理解しあいたい、コミュニケーションをとりたい、という自分の勝手な欲望や思い込みを手放す愛でもある。”(120ページ)なるほど、一方的な愛は時として人を傷つけ、追い込むこともあると自覚しました。実際にタフに愛情を注ぐのはかなり我慢のいることだとも。
読了日:01月10日 著者:信田さよ子

in our timein our time
この超短編を読んでいると、ヘミングウェイが新聞記者の目をもっていたことが感じられます。鋭い洞察力で、感情を削ぎ落とした文は、私にはちょっと鋭利すぎるかな、とも思えてきますが、迫力がありますね。
読了日:01月08日 著者:アーネスト ヘミングウェイ

(042)夢 (百年文庫)(042)夢 (百年文庫)
ヘミングウェイの短編が読みたくて手にした本でしたが、三島由紀夫の短編の素晴らしさに感嘆しました。20ページにも満たない「雨のなかの噴水」の文章は、うっとりとしてしまうくらい言葉が豊饒でした。
読了日:01月08日 著者:ポルガー,三島由紀夫,ヘミングウェイ

新訳 チェーホフ短篇集新訳 チェーホフ短篇集
 チェーホフの切れのある短編を小気味のいい新訳で読める楽しさは格別です。特にトルストイが書いたロシア民話「おおきなかぶ」をチェーホフがパロディ化した「おおきなかぶ――子供語からの翻訳」が愉快でした。  短編ごとに沼野氏の解説があり、チェーホフが若い頃、チェホンテというペンネームで短編を原稿料ほしさに山のように書いていた逸話や、ロシア語でしか表せないニュアンスのことばがあるなど、裏話も魅力的。
読了日:01月07日 著者:アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ

2012年1月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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