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2012年3月 2日 (金)

2月の復興読書は?

去年の4月からはじめたコニコの「復興読書」。2月に読書したページは、1894ページです。1月程冊数はいきませんでしたが、6冊とまあまあ読んだ感はありました。4月から合計で21036ページになりました。2万ページを越えました!

2012年2月に読んだ本のご紹介は以下の通り。

ダブリン市民 (新潮文庫)ダブリン市民 (新潮文庫)
この短編集の中で『死せる人々』しか読んだことがなかったので、他の短編もつねづね読んでみたいと思っていました。 冠婚葬祭を題材にして、ダブリンの“隣りの住民”のことを淡々と描いてあります。 全体を読み終えるとその街がモノトーンで浮かび上がってくるような気がしました。ちょっとアンダソンの「ワインズバーグ・オハイオ」を思い出しますね。
読了日:02月27日 著者:ジョイス

おやすみラフマニノフ (『このミス』大賞シリーズ)おやすみラフマニノフ (『このミス』大賞シリーズ)
「さよならドビュッシー」が楽しかったので、こちらも手に取りました。ヴァイオリンを学ぶ城戸くん、コンマスぶりもステキだったし、音楽を通して人間としても成長していって胸がじ~んとなりました。全体にロシアの“鐘の音”が鳴り響いて、「さよならドビュッシー」よりも好みでした。中でも、台風の中、岬先生と城戸くんが奏でる「チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲」は白眉でした。思わず、庄司紗矢香さんのCDを取り出して聴きながら読みました。なんと楽しい読書でしょう。読んでも聴いても大満足です。
読了日:02月27日 著者:中山 七里

超訳 ニーチェの言葉超訳 ニーチェの言葉
この本自体が、ニーチェの言葉を白取春彦氏が“独創的”に編集した賜物と思える。「超訳」という言葉も惹かれるものがあったし。いまどきのハウツーもの仕立てにして読み易い構成。売れたわけがわかった。 ニーチェって、頭でっかちでなくて本能や身体のこともしっかりととらえている哲学者だっていうことも知った。
読了日:02月12日 著者:

黄金のフルートをもつ男 (名演奏家シリーズ 11)黄金のフルートをもつ男 (名演奏家シリーズ 11)
フルートのソロ演奏で世界を魅了したサー・ゴールウェイ。文字通り「黄金のフルート」をもつ男なんですね。ベルリン・フィルのオーデションやカラヤンとのくだりをドキドキしながら読みました。ゴールウェイ氏は、大きな事故にあっても“生きること&音楽をすること”に(イギリス人のユーモアをもって)ポジティブですばらしいです。
読了日:02月07日 著者:ジェームズ ゴールウェイ,リンダ ブリッジズ

さよならドビュッシー (宝島社文庫)さよならドビュッシー (宝島社文庫)
今年はドビュッシーの生誕150年だし、タイトルに惹かれて手に取ってみた。大ベストセラーになった「謎解きはディナー~」よりも各段気に入った。音楽の描写と岬先生の人柄が魅力的。色彩を放つオタマジャクシが舞う表紙デザインも面白い。
読了日:02月05日 著者:中山 七里

(006)心 (百年文庫)(006)心 (百年文庫)
百年文庫、2冊目は芥川の短編が入った「心」を選択した。期待通りの、淡々とした文の中に心の激しさが伝わってくる秀作だった。信子が小説を書くことを欲していたのに、夫がネチネチと皮肉を言うところがリアル。 プレヴォ―の「田舎」もフランスの香りのする短編で、女心の行間を読んだようで楽しめた。フランス語からドイツ語に訳されたものを森鴎外が重訳しているという点がまた味わいのある文章になっている気がする。
読了日:02月05日 著者:ドストエフスキー,芥川龍之介,プレヴォー

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