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2012年6月の記事

2012年6月28日 (木)

すくすくトマト

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ちぃっちゃなトマトが健気にすくすくと育っています。今年は、薔薇さんもトマトさんも元気です。

ちょっとした園芸でも、毎日が楽しくなりますねhappy01

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2012年6月27日 (水)

“We'll Meet Again”のあれこれ

先日、BSプレミアムで「ぐるっとイギリス3500キロ 前編」の中で、英雄クック船長を愛し、優秀な船乗りを育ててきた港町ウィットビーを訪ねたとき――お世話になった地元の一家と別れるシーンで、そこのご主人が歌ってくれたのが、We’ll Meet Again

We’ll meet again,
Don’t know where,don’t know when.
But I know we’ll meet again, some sunny day.

Keep smiling through ,
Just like you always do,
Till the blue skies chase those dark clouds, far away.

So I will just say hello,
To the folks that you know,
Tell them you won’t be long,
They’ll be happy to know that as I saw you go
You were singing this song

We’ll meet again,
Don’t know where,don’t know when.
But I know we’ll meet again, some sunny day.

We’ll Meet Again(意訳)

また逢えるでしょう
どこかは分らず、何時とは分らない
けれどわたしたちはいつか晴れた日にまた逢えるでしょう

あなたはいつもしてきたように笑顔でいて
青空が暗い雲を遠くへ運び去るまで

だからわたしはあなたの知っている人たちに挨拶して
もうすぐ逢えると伝えるの
みんな知れば幸せになるわ あなたがわたしに逢って
わたしがこの歌を歌っていたことを

また逢えるでしょう
どこかは分らず、何時とは分らない
けれどわたしたちはいつか晴れた日にまた逢えるでしょう

この歌、「We’ll Meet Again」(1943)は、イギリスの歌手・女優ベラ・リン(Vera Lynn:1917-)が主演した同名のミュージカル映画の主題歌なんだそうです。
そして、イギリス人の誰もが愛するこの曲は、第二次世界大戦に従軍した愛しい兵士への想いを歌ったものでもあるといいます。戦時下、生きて、親しい人を想い、ともに再び逢いましょうという庶民の気持ちが当時の人々に勇気と希望を与えた歌ともいえます。いい歌です。

ふと、歌詞を聴いていて「あれ?」と思ったのが、“we’ll meet again, some sunny day”のくだり。これって、どこかで聞いたことのある言葉!オースティンの映画「いつか晴れた日に」(Sense and Sesibility)じゃないですか。いつも蝶々夫人の「ある晴れた日に」とごちゃごちゃになってしまう邦題ですが、コニコが思うに、このタイトルをつけるにあたっては、このWe’ll Meet Againを頭に置いて考えたのではと思います。原題は、「Sense and Sesibility」ですが、エリナーとエドワードが“またいつか晴れた日に逢えるでしょう」といった想いを込めてつけられたタイトルなんですよ、きっと。

そして、映画といえば、もうひとつ思い出すのが、鬼才キューブリック監督の映画「博士の異常な愛情」のラストシーン。核戦争が起って、きのこ雲が浮かぶ映像に不気味に流れるのがこのWe’ll Meet Againでした。この監督の、なんとも皮肉な選曲です。だって、核戦争になったら、生き残る可能性はほとんどないわけで、“また逢いましょう”っていうのは無理なことなんですから。

ウィットビーのおじさんが歌っていたWe’ll Meet Againから、いろいろなことを思いました。名曲は、時代や場所を越えて人々のこころを刺激しますねnote

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2012年6月25日 (月)

“武者震いするような挑戦”

日経新聞に連載されている「私の履歴書」―今月の書き手は、物理学者の米沢富美子さんです。最初は「あんまり知らない人だし、今月はパス!」と思って読んでいなかったのですが、友人からの強いおススメがあり、読み始めると…これが、なんとすごい人生。

ともかく“遮二無二突き進む人生”なのです。圧倒的な努力と運の良さとで切り開いていった道がそこにありました。

そして、昨日の回(6月24日付け)のラスト近くで、米沢さんが国家的研究にプロジェクト申請をして、300件の中からトップ当選したことが綴られていました。そのくだりが次のよう・・・

2年ほど前から綿密に作戦を練って「絶対にトップになる」と狙ってきた。「2番」では我慢できない性格なのだ。
研究は95年4月から98年3月までの3年間実行する。総勢2000年以上の研究者を率い、予算は7億円程度。武者震いするような挑戦である。(「私の履歴書」より)

この、最後の“武者震いするような挑戦”に、わたしは感嘆してしまいました。米沢さんって、生粋の「チャレンジャー」なのですね。比べるのもおこがましいのですが、わたしなんて、自分なりのちょっとした挑戦でもビビってしまいがちなのですから。米沢さんのように挑戦を楽しめるよう、気持ちを切り替えていこっと!今日も一日ちいさな一歩です。

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2012年6月24日 (日)

イギリスのスエットダンプリング

この前、BSプレミアムで「ぐるっとイギリス3500キロ 前編・後編」という番組をやっていました。

前編では、イギリスの風景を楽しみながらイングランドからスコットランドの東海岸を南から北へ向かう旅を追っていました。なかなか面白い番組でした。

17世紀以降、船で世界中に進出、交易でうるおい、産業革命を成し遂げたイギリス。その歴史が残る運河や港町を訪ねる。ナロウボートで暮らす夫妻、英雄クック船長を愛し、優秀な船乗りを育ててきた港町ウィットビー、貴族が伝統を守る古都エディンバラ、最北のシェットランド諸島にあるラーウィック。船旅をとおして英国を再発見!(番組解説より)

番組の中で、「へえ~」と思ったのが、ナロウボートでのお料理。小麦粉を使ったものでしたが、ふとコニコのお祖父ちゃんが作ってくれたスイトンを思い出しました。イギリスにも同じようなものがあるのだなと驚きます。

その料理名が「スエット・ダンプリング」。「え~、スエットって汗の団子ってこと?」と一瞬いぶかしく思いましたが、「ああ、スウェットではないのか~」と合点がいきました。このスエットを調べたら、「牛や羊の臓器の中の脂肪を煉って作ったもので、日本ではケンネ脂として知られています」ということです。「和・美・Savvy Cooking」というお料理ブログのギネスパイのところで紹介されていました。

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こちらのブログには、ダンプリングの作り方も出ていましたので、参考に。

小麦粉(ベイキングパウダーを加えておく)250g、バター(日本ではスエットが手に入りにくいので)50g、卵1個を目安にパイ生地を作る要領で混ぜ合わせ、牛乳またはクリームで固さを調整し、一口大に丸め、小判型に形を整え、牛肉の煮汁を沸騰させて茹でる(大きさにもよるが、20分程度を目安に)。

この料理は、冬になるとシチューに入れて食べたり、イギリス人は大好きなんだそうです。日本のスイトンも、イギリスのスエット・ダンプリングも、貧しかった時代に考え出された、お腹がふくれる粉もの料理だったんですね。

今日は、なんだかスイトンを食べたくなりました。

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2012年6月20日 (水)

鎌倉遠足

昨夜は雨風に悩まされた台風でしたが、今朝ほどの関東地方はカラリと晴れてやや風強めのお日和。

前から計画していた仲間との鎌倉遠足を決行しました。北鎌倉駅から10秒の「円」というお店でランチを頂いて、いざ鎌倉・遠足開始happy01

紫陽花で有名な明月院に行ってきました。いまが見頃のようで台風の後というのに結構込んでいました。

青中心のあじさいが所狭しと咲いておりました。小ぶりの可憐な花をつけた「姫あじさい」は、中でもこちらの代表的なもの。

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青色も、多彩なグラデーションで見る者を楽しませてくれます。

おっと、「花想い地蔵」さんを発見。観光客の人気者で、皆さんに写真を撮られていました。青がお似合いです。

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竹林もあって、風情がありますね。かぐや姫も出てきそうな雰囲気です。

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院内にはお庭もあって、ユニセフに寄付をして拝見してきました。

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縁側からの眺めは、緑が目にあざやかで、遠く京都に来たような気になりました。森林浴だわ。こころが洗われます。こうして縁側で足をブラブラさせて、ひがな一日ぼーっとしていたいな~。日本に生まれて良かったって思います。

このあと、ぶらり東慶寺にもよって帰途につきました。そこでは、切り立つ岩肌に咲く「いわたばこ」というめずらしいお花も見られました。一緒に行ったお友達は、こちらの風流なお店で「すずむし」というお香を買っていました。そういえば、日本には香を楽しむ香道っていうものもありますね。聞きかじりでは、“香道においては、「嗅ぐ」という表現は不粋とされ、香を「聞く」という”のだそうです。五感を存分に使って感じるってすばらしいですね。

北鎌倉、また行きたい場所です。

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2012年6月19日 (火)

「かいじゅうたちのいるところ」(Where The Wild Things Are)

先日、TVで映画「かいじゅうたちのいるところ」をやっていました。2年前に劇場公開で見逃していた映画だったので、さっそく録画して、やっと観たのが先週です。

映画をみたら、絵本「かいじゅうたちにるところ」も読みたくなりました。図書館で借りた絵本は2010年に発行された109刷版。この絵本はどこからみても世界のロングセラーで、センダックさん、お元気でがんばっておられてすごい!と思っていたら・・・その時はうかつにも気がつかなかったのですが、センダック氏は5月8日に83歳でお亡くなりになっていたんですね。ご冥福をお祈りしています。

この絵本の持つ魅力は、子どもの心と体に宿るコントロールできない野性が活き活きと描かれているところ。マックスがかいじゅうの着ぐるみを着て、母のいる家を飛び出し冒険に出かけていくことも、子どもの夢想する力が弾けていていいですね。そんな魔法のような画と言葉を持つ絵本が、まるで動き出したような実写版が、この映画「かいじゅうたちのいるところ」でした。なんといっても、出てくるかいじゅうが、文字通りお話の世界からそのままでてきたみたいでした。

映画版では、マックスと母親の関係がもう少し複雑でした。母に見捨てられたと思ったマックスは、家出してたどり着いたのが、かいじゅうの島。砂漠のようなジャングルのような、不思議な場所です。

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このかいじゅうたち、飛んだり跳ねたり、飛び降りたり、唸ったり、と~っても楽しそうなんです。でも、同時にと~っても悲しそうな表情もしていて・・・

マックスもいろいろなことを体験しながら、“人の心がもつ複雑な想い”に気がついていくことになります。そして、「たべちゃいたいほど おまえが 好きなんだ」と言われたかいじゅうたちを残して、わが家に帰っていくわけです。お別れのハグは、ベアハグではなくて、“かいじゅうハグ”ですね。

ほとんどマックスとかいじゅうしか出ない映画でしたが、子どもたちの元気な歌声が流れて温かい気持ちになります。

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2012年6月17日 (日)

「父の日」のグーグル

今朝、ちょっと調べたいことがあってグーグルしたら、ポッと出てきた" Google"のロゴは、いつもと違っていました。

Googleでは、カレンダーに合わせてちょっとした遊びごころのあるデザインが楽しめます。が、今日は「あれっ?これは何?」ってすぐに気がつきませんでした。

娘に聞いても「何の意味かしら?」??

で、Googleにカーソルを合わせたら、なんと「父の日」と文字が出てきました。クリックするとWikipediaの「父の日」にリンク。

以下はウィキペディアからの引用

母の日の花がカーネーションなのに対し、父の日の花はバラ。ソノラ・スマート・ドッドが、父の日に父親の墓前に白いバラを供えたからとされている。1910年の最初の祝典の際には、YMCAの青年が、父を讃えるために、父が健在の者は赤いバラ、亡くなった者は白いバラを身につけたと伝えられる。

というわけで、わが家の赤いバラに再び登場してもらうことにしました。コニコの父は天国ですが、娘からバラを受け取ってください。

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Happy Father's Dayhappy01

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2012年6月16日 (土)

映画「ファミリー・ツリー」(The Descendants)

今日、気になる映画「ファミリー・ツリー」を観てきました。いつもプレイボーイを演じるジョージ・クルーニーがこの映画では、寝とられ亭主を演じるというのですから、「おっ!」て気になっていました。その上、監督は大人の映画「サイドウェイ」を撮ったアレクサンダー・ペインだというのですから、さらに気になります。

舞台は、天国のような島、ハワイ。でもオープニングから、主人公、マット・キング(ジョージ・クルーニー)の置かれる状況は地獄。妻は致命的な事故にあってしまうし、仕事にかまけてまったく家族のことをほっぽらかしていたマットは二人の娘にはまるで宇宙人のようにふるまわれるし、彼は茫然自失。さらに追い打ちをかけるのが、長女アレクサンドラから告げられた妻の浮気。自分の人生に、自分の妻に、そして自分の娘たちに怒り、戸惑い、苦しむマット。不惑の中年どころか、「どうしたらいいかわからない」状態の事態は続いていって・・・・

マットも立てなくなるくらい悩み、娘たちも苦しみ自暴自棄になりそうに。妻の両親も娘が先に逝ってしまうことを受け入れないでマットに気持ちをぶつけてしまう。でも、やがてそんな家族の悲劇的な出来事をハワイの美しい風景がゆっくりと大きな愛で包んでゆくことになります。

この話は、ハワイでなければ撮れなかった映画じゃないかなって思いました。そして、この島の自然が育んだハワイアン音楽も魅力のひとつ。

もちろん、悲劇的っていってもユーモアたっぷりのシーンもあり、いつの間にかマットにすっかり感情移入していて泣き笑い。でも、ラストのこのセリフで、コニコはノックアウトでした。

マット・キング(Matt King): [妻のエリザベスに(to Elizabeth)] Goodbye, Elizabeth. Goodbye, my love, my friend, my pain, my joy. Goodbye. Goodbye. Goodbye.

キザっぽくなりますが、“愛は傷みであり、喜び”だと思います。限りない愛情をマットは最後にふりしぼり、亡くなっていく妻に語りかけます。

ジョージ・クルーニー、こんなに味わいのある俳優さんだったなんて、コニコの目は節穴でした。

そして、原題の「The Descendants(子孫たち)」の意味をハワイの自然が教えてくれた気がしました。この映画は、アカデミー脚色賞受賞作品です。

ファミリー・ツリー オリジナル・サウンドトラック

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2012年6月13日 (水)

神戸風月堂

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今日は、久しぶりに会った友人からめずらしいお菓子を頂きました。風月堂のゴーフルなんです!「えっ、どこがめずらしいの?」って言われそうですが、こちらは、“神戸風月堂”のゴーフルです。風月堂って、“東京風月堂”、“上野風月堂”と“神戸風月堂”ってあるんですね。知りませんでした。

神戸の風景、「風見鶏」と「シティーループ」の図柄の缶に入ったミニゴーフルが今日のおやつ。頂いたお友達からは「東京のゴーフルとお味が違うのよ」っていわれたので、東京風月堂のゴーフルも買って、食べ比べてみようかしら(*^^*)

もともと、ゴーフルはコニコ一家のお気に入りなので、東京風月堂でも神戸風月堂でも美味しく頂いちゃっています。

Wさん、どうもご馳走様でした。

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2012年6月12日 (火)

薔薇が咲いた

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鳩山会館の薔薇は、ピークを過ぎた感がありましたが、コニコ邸(なんていえるほど広いといいんだけどね~coldsweats01)の薔薇はいまが見頃よ。

それでもって、勝手にマイ・ローズに名前なんかをつけちゃおうかしら。鳩山邸では、鳩山由紀夫さんの奥様の名前にちなんでマダム・ミユキって薔薇があったわね。ということで、マダム・コニコなんて、どうよ・・・

おあとがよろしいようでbearing

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2012年6月11日 (月)

ヴィオラスペース2012

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ちょうど5年前に「ヴィオラの魅力」で、いつか今井信子さんの主催するヴィオラスベースのコンサートを聴きに行けるようになりたいと書きましたが、今年はその夢が見事に実現しました。

去年に引き続いて聴きに行ったワークショップ(マスタークラス)も、今回は「東京国際ヴィオラコンクール」の審査員の先生方が担当されて、とても充実したものでした。2日間、無料で3回ずつマスタークラスが行われ、しかもレクチャー・コンサートまであるという豪華さ。

5月28日のレクチャー・コンサートは、ジャン・シュレム氏とガース・ノックス氏によるヴィオラづくし。曲名が「ヴィオラ、ヴィオラ」っていうのですから、嬉しくなります。そして、5月31日のレクチャー・コンサートは、トーマス・リーブル氏による「シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ(5弦のヴィオラによる)」の解説、演奏でした。この演奏では、特別に作られた5弦のヴィオラ、チェロに近い低い弦を加えた楽器が使われ、味わい深い調べを聞かせて頂けました。

マスタークラスで印象に残ったのは、今井信子さんが指導された「ブラームス:ヴィオラソナタ 第2番 変ホ長調 作品120―2」と、「武満徹:ア・ストリング・アラウンド・オータム(細川俊夫によるヴィオラとピアノ版)」です。作曲家がどんな気持ちでその曲を作ったかを考えながら、音を舞い上がらせるなど、情熱的に教えられていました。今井先生の小柄な身体から、とてつもないエネルギーを感じさせる響きが、客席に届いてきました。ヴィオラの深い音色、感じ入ります。

ワークショップに参加した後、6月1日のガラ・コンサートにも行ってきました。去年も感じたことですが、このヴィオラスペースは、ヴィオラの魅力を伝えるだけではなく、果敢に新しい曲にも初演を試みて、そのチャレンジ精神はあっぱれだと感じます。一番気に入ったのが、ノックス氏自作自演の「ノックス:Wild Animals」。本当に楽しそうに音楽をやっているということが伝わってきて、見ても聴いても楽しかったわ~♪ノックス先生のファンになっちゃいました。

そして、6月2日は、第2回東京国際ヴィオラコンクール本選最終日のコンチェルトを聴きに行ってきました。本選に残ったのは、4名。課題曲は、プリムローズがバルトークに依頼して出来たというヴィオラ協奏曲です。同じ曲を4人の最終選考者が四様に弾いたのですが、やっぱりそれぞれ違うものなんですね。コニコ、一押しのウエンティン・カンさん(中国)が第1位になって、嬉しかったこと。おめでとうございます。1位受賞者には100万円の賞金の他に、なんとヴィオラの贈呈や、コンサート出演もあるそうです。

初めて生で音楽コンクールの選考コンサートを聴きましたが、独特の緊張感がありました。なんやかやで、4日間どっぷりと浸かったヴィオラスペース、夢に見たヴィオラ三昧は夢のようでした。

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2012年6月 9日 (土)

お宝♡ヴィオラ

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去年、大満足だった「ヴィオラスペース2011」。今年も先週から、東京・大阪・名古屋にて「ヴィオラスペース2012」が開催されていました(6月7日まで)。今回は、3年に1回行われる東京国際ヴィオラコンクールも開かれ、楽しみも増しました。

4日間通った東京会場、紀尾井ホールではこんな滅多に見られないものにも遭遇しました・・・

ヴィオラの独奏楽器としての地位を確立した演奏家、ウィリアム・プリムローズ(William Primrose, 1904- 1982年)の愛器を拝見。グァルネリが制作した6挺のヴィオラのうちの貴重な1挺。その名も「プリムローズ」(1697年製)

このヴィオラは、2012年7月にタリシオ・ロンドン(弦楽器を主に扱う競売会社)のプライベート・オークションにかけられるそうです。 希少価値のある楽器だけに、世界最高値での落札が期待されていると言います。はたしておいくらぐらいのお値段がつくか、コニコには予想もつきませんwobbly

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2012年6月 8日 (金)

元気の出る花束

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娘がかわいらしい花束をもらってきました。大好きなヒマワリ(ギリシャ神話に、太陽神アポロンに恋いこがれて、彼を見つめ続けた少女の化身であるという伝説を持つ)と、真っ赤なガーベラ。テーブルに飾るとなんだか元気になって来ます。しっかり上を向いているヒマワリは、たっぷりのエネルギー源のようだし、ガーベラの赤さもエネルギッシュ。

ガーベラの花言葉を調べたら“常に前進・チャレンジ”ですって。行動力を高め、新しいことに挑戦したくなるような気持ちにさせてくれるなんて!また、血液の流れが悪く、疲れやすい・朝起きれないなど低血圧の人は、まっすぐ伸びた赤のガーベラを飾ると血液の流れを良くし、体を温めてくれますなんてのも花ことばのサイトに載ってましたclover

陽の気を持つヒマワリは、疲れ気味の人に気を与えるとか。

お花セラピーだわ~hospital

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2012年6月 4日 (月)

「マージナル」(ネタバレあり)

2年前に読んだコミック「バルバラ異界」は衝撃的でした。今回も萩尾望都の世界へ一気にワープだわ。

「マージナル」は、壮大な長編小説を読むようなスケールの大きさ。終盤に向けて収束していく構成には圧倒されます。わたしは、もしかしたら萩尾望都さんの正当なファンじゃないかもしれませんが、この作品をノベライズしたら面白いんじゃないかなって思いました。

もちろん、望都さんの絵は幻想的で美しいのですが、以前読んだ「音楽の在りて」のように言葉だけで、この魅惑的な世界を描いたらどんな想像の翼を広げられるかって思ったりします。

休題閑話。さて、このコミックの連載が始まったのが4半世紀も前だということが驚異的。遺伝子レベルの研究が進み、今なら男が子どもを産むこともありうるといわれても驚かない時代ですが、この物語の先見性はすごい。しかも、“マザ”という象徴を置き、子どもを完全に管理する社会を作るという設定も惹き込まれます。理想の子どもを夢見たイワンと、子どもを怖がるアイリーンがなぜかリアルに思えてなりませんでした。女がいて、男がいて、家庭があって、子どもが生まれてという、今の社会で当たり前のことが、実は「他のどこか、いまでないいつか」では当たり前ではないという事実が説得を持って語られている点が、読み手を惹きつけていきます。

“マージナル”は男ばかりの不毛の世界、沈みゆく不毛の地球。その世界に大洪水を起こし地球の律動と同調していくキラ。このクライマックスの洪水シーンは、どこか聖書の世界を思わせます。それは、いままでの世界を全部リセットするノアの箱舟のような、そして人々を導いたモーゼのような地球規模のお話とシンクロしたり。

導かれていく“境界の果て――マージナル”の世界は、奥深いです。

追伸:ただ一つ、難点は…このコミック単行本は、フツーのコミックよりも一回り小さくて、それに合わせて字も小さいのです。近頃とみに目が悪くなったコニコには、その小さい字を読むのがしんどかったわ~。コミックも大文字本が必要ね。

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2012年6月 2日 (土)

5月の復興読書

コニコの5月の「復興読書」の読書したページは、2895ページです。連休中にお出かけしていた割には9冊とがんばりました。合計で29687ページになりました。

読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2895ページ
ナイス数:74ナイス

山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽ブックス)山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽ブックス)
乙一さんの作品とは知らなかった。複数のペンネームをお持ちなんですね。7編の短編中、心惹かれたのは昔話風のもの。特に「鬼物語」の赤くひらめく桜の花びらの情景が妖しく美しかった。 「鳥とファフロッキーズ現象について」は、“彼”である鳥がどんな鳥だろうと想像すると、怖いような切ないような。外見はエドガー・アラン・ポーの大鴉のような鳥なのかと思った。
読了日:05月31日 著者:山白 朝子

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)
映画「テルマエ・ロマエ」を観て、ハドリアヌス帝に興味津々。この皇帝に行きつくまで、ローマの誕生から歴史をひも解いてみたくなりました。まずは“ローマ史も1日にして成らず”、少しづつ読んでいこうと思います。ヴェネツィア共和国のアルド・マヌッツィオが考えた文庫とともに塩野さんの物語をスタートさせました。
読了日:05月27日 著者:塩野 七生

小川洋子「言葉の標本」小川洋子「言葉の標本」
標本というか、なんだか小川洋子小説図鑑のような気がして、「こういう種類の小説も書いておられるんだ」と楽しく眺めました。自称“小川ファン”だといいながら、半分くらいしか読んでいませんでした。特に前期のものを知らなかったのでまだない記憶をたどるように読んで、失われたものを見つめてみたいと思います。  中年の、私のような読者には、標本にされた言葉が小さすぎて読めないという難点がありました。私にははっきりと標本を観察するルーペが必要です!歳だわ~・・・
読了日:05月27日 著者:小川 洋子・福住 一義

植物図鑑植物図鑑
このタイトルから有川さんがどのようにお話を料理していくのか興味津々で読み始めました。こんな彼氏、いたら誰もが恋しちゃいそうなイツキ。反則のような殺し文句に、萌えながら読ませて頂きました。馬路村のゆずポン酢も実際に売っているものなのですね。オンラインでも買えるようなのでイツキたちのように使ってみようと思います。食育にもなる美味しくて甘酸っぱい図鑑でした。
読了日:05月13日 著者:有川 浩

アモンティラードの樽 その他 (地球人ライブラリー)アモンティラードの樽 その他 (地球人ライブラリー)
ポーの短編は昔から魅せられていたが、「ミイラとの対話」や「タール博士とフェザー教授の治療法」は、この本ではじめて出逢った。ちょっと時代がかっていて、ユーモラスでもあった。  「アシャー家の崩壊」や「アモンティラードの樽」などには、地下室のじめじめ感が物語全体の沁み入ってくるような不気味さがあった。あらためて、これらの有名な短編のしっかりとした構成力に驚く。
読了日:05月09日 著者:エドガー・アラン・ポー

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
サクサクって読めて、電車の中でつかの間の「本の虫」になれるおはなし。栞子さんみたいな人がいる古書店をのぞいてみたくなります。本を愛する方には本格読書の合間のシャーベットのようですよ。ご馳走様でした。
読了日:05月08日 著者:三上 延

小澤征爾さんと、音楽について話をする小澤征爾さんと、音楽について話をする
お二人の肉声が聞こえてきそうな、率直で、音楽のことだけを真摯に話したインタビュー。読んでいて気持ちが清々しくなってきました。特に小澤さんの、井戸を掘るようにして湧きでてくる豊かな記憶が音の光を放つように語られていました。それにしても、村上春樹さんの音楽の知識と音源の収集量はフツーでないですね。驚嘆です。 この本を読んで、ほとんど聴いたことのないマーラーを聴いてみたいと思いました。小澤さんのお身体がよくなられたら指揮するお姿も拝見したいし、続編も読んでみたいですね。
読了日:05月06日 著者:小澤 征爾,村上 春樹

ポリティコン 下ポリティコン 下
(上)は読むのに時間がかかったが、(下)は一気に読んだ。トイチのエゴ丸出しと山路の理論武装に人間の抱えれいる業のようなものが見えて、“ユートピア”の破綻に妙に説得力があった。  しかし、これだけ、村の大変さを経験しているのに、結末に見せるトイチの懲りなさは、すごいですね。
読了日:05月06日 著者:桐野 夏生

ポリティコン 上ポリティコン 上
“理想郷”にうずまくどす黒さに辟易しながらも(上)を読了。東一(トイチ)と村の人々の関係がどうなっていくか気になって仕方ない。
読了日:05月06日 著者:桐野 夏生

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2012年6月 1日 (金)

音羽御殿――鳩山会館

春も晩春、薔薇の時期も終わりに近いということで、薔薇の咲く洋館を訪ねてきました。

東京のど真ん中、文京区にある「鳩山会館」は、言わずと知れた鳩山一族が住んでいた洋館。私には“音羽御殿”といった方がピンときますが。近くまでは何回も行ったことはあるのですが、訪ねてみるのは初めてです。

3年前に鳩山由紀夫さんが首相になった時は、地下鉄の駅、江戸川橋を降りたおばさまの集団は間違いなく、鳩山会館に向かったほどの賑わいでしたが・・・・今はたぶん、いろいろな理由で”Trust me!”ゆったりと見学することができます。

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華麗なる洋館に住む、華麗なる一族、鳩山家は、4代に渡る100年以上の華麗な歴史を刻んでします。はたして、これから先はどうなるかはわかりませんが、この邸はその人々の営みをじっと見つめてきたことでしょう。

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お庭から撮ったお屋敷、なかなかフォトジェニック。写真映りのいいお屋敷です。お庭には一郎さんが植えた黄色い「ピース(平和)」という薔薇や赤い「ホープ(希望)」という薔薇が咲いておりました(なんだかタバコの名前みたいですが)。

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もちろん、鳩山館ですので、邸の色々なところに鳩が飛んでいて、空を見上げればそこには鳩。2階へ上る階段のステンドグラスに鳩。はっとします。

2階の鳩山一郎記念室には、彼のデスマスクまであり、ぎょっとしました。たくさんのメダルも飾ってあって・・・この栄華、なんだかデジャヴ感あり、そういえばケネディ一家もたいした栄華でしたね。オーヴァル・ルームではありませんが、鳩山邸の第2応接室は戦後政治の原点になったとか。

一見の価値ありです。一緒に行った友だちと、話は尽きず、椿山荘までお散歩をしてさらにおしゃべりをして帰途につきました。皆さま、お疲れ様でした。

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「音楽力が高まる17の『なに?』」

どこかの書評で読んで面白そうだと思い、手に取りました。いままで知っているようでちゃんと理解していなかった「なに?」を17つの章に分けて楽しく綴った音楽エッセイ。「オーケストラってなに?」、「聴くってなに?」、「旋律ってなに?」など、どれどれ、どういうことと惹き込まれました。

夏にヴァイオリンの発表会を控えて、なんとしても上手く弾けるようになりたいコニコは、「この本を読めば、少しは上手くなるかも」なんてスケベ心がありhappy02

そんな私の下心をお見通しのように「練習ってなに?」の章のこんな言葉に一喝されました。

 音楽の練習をするとは、音楽に恋文をしたためるようなものだ。(中略)練習は己が想いを音楽に伝えるための手段だ。
 
 自分が上手になりたいから練習をする、ではダメだ。音楽から愛されるための《音楽への呼びかけ》こそが練習なのだ。(200ページ)

この他にも、音楽と絡めて含蓄のある言葉がちりばめられています。

(メロディーは他者を必要とする)音楽の主導権を握っているのがメロディーであることは誰しも認めるところだろう。にもかかわらず、リズムとハーモニーという他者の存在なしに、それは存在できない。音楽の支配者でありながらも、リズムやハーモニーのように独り立ちできないのだ。その本質が他者を必要としているからだ。それは「他者の存在」なしには生きることのできない私たち自身の生と重ね合わせることができないだろうか。主体的にみえる人間の生が、実は他者の支えのなかで営まれていることと、なんと似ていることか。(128ページ)

その他、世界を冠たるオーケストラが誕生した背景には「多様性を否定する近代的合理精神」があったとか。それまでというか今でも、世界にはもっと地域と時代を反映した豊かな楽器や音律が存在してきたのに、ヨーロッパ基準の音楽が産業革命以後の力関係と結びついて、オーケストラを成立させていき、それぞれの楽器が、その故郷を喪失していったことも、なるほどと思えて面白かったですね。筆者曰く、「(楽器は)誰のものでもなくなったがゆえに、全ての人のものになった」というのです。

また、「のだめカンタービレ」でも千秋が言っていたの思うのですが、“中世の音楽観”は、神が支配する宇宙の調和を司る数学的思考を伴った哲学であったそうです。それが、モーツァルトあたりから、集中して音楽を聴くことを人に強要しだしたというから、驚きです。つまり、音楽の聴き方は時代とともにかわっているというのです。やがて、「聴く」からP.A(増幅装置)の導入による「聴かされる」音楽に変わろうとしているという予言もさらに驚きでした。

最後に「ピアノってなに?」の章で、こころに残った詩的なこと・・・いまのピアノって、弦1本あたりの張力が90㎏に達し、1音に原則3本の弦が張られて、なんと20トンを超える張力がピアノ全体にかかるようになったんですって。それを受けて、

一つひとつの音の周りにある20トンの静寂を耳にしているのだ
選択されなかった音たちの哀しみの音色を聴いているのだ(121ページ)

取りとめもなく書きましたが、練習の合間に読んで、音楽の世界の懐の深さや歴史の面白さを感じさせてくれた本でした。200ページちょっとの本なので、通勤・通学でも手軽に読めるお薦めの本です。

音楽力が高まる17の「なに?」

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