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2012年6月 2日 (土)

5月の復興読書

コニコの5月の「復興読書」の読書したページは、2895ページです。連休中にお出かけしていた割には9冊とがんばりました。合計で29687ページになりました。

読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2895ページ
ナイス数:74ナイス

山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽ブックス)山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽ブックス)
乙一さんの作品とは知らなかった。複数のペンネームをお持ちなんですね。7編の短編中、心惹かれたのは昔話風のもの。特に「鬼物語」の赤くひらめく桜の花びらの情景が妖しく美しかった。 「鳥とファフロッキーズ現象について」は、“彼”である鳥がどんな鳥だろうと想像すると、怖いような切ないような。外見はエドガー・アラン・ポーの大鴉のような鳥なのかと思った。
読了日:05月31日 著者:山白 朝子

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)
映画「テルマエ・ロマエ」を観て、ハドリアヌス帝に興味津々。この皇帝に行きつくまで、ローマの誕生から歴史をひも解いてみたくなりました。まずは“ローマ史も1日にして成らず”、少しづつ読んでいこうと思います。ヴェネツィア共和国のアルド・マヌッツィオが考えた文庫とともに塩野さんの物語をスタートさせました。
読了日:05月27日 著者:塩野 七生

小川洋子「言葉の標本」小川洋子「言葉の標本」
標本というか、なんだか小川洋子小説図鑑のような気がして、「こういう種類の小説も書いておられるんだ」と楽しく眺めました。自称“小川ファン”だといいながら、半分くらいしか読んでいませんでした。特に前期のものを知らなかったのでまだない記憶をたどるように読んで、失われたものを見つめてみたいと思います。  中年の、私のような読者には、標本にされた言葉が小さすぎて読めないという難点がありました。私にははっきりと標本を観察するルーペが必要です!歳だわ~・・・
読了日:05月27日 著者:小川 洋子・福住 一義

植物図鑑植物図鑑
このタイトルから有川さんがどのようにお話を料理していくのか興味津々で読み始めました。こんな彼氏、いたら誰もが恋しちゃいそうなイツキ。反則のような殺し文句に、萌えながら読ませて頂きました。馬路村のゆずポン酢も実際に売っているものなのですね。オンラインでも買えるようなのでイツキたちのように使ってみようと思います。食育にもなる美味しくて甘酸っぱい図鑑でした。
読了日:05月13日 著者:有川 浩

アモンティラードの樽 その他 (地球人ライブラリー)アモンティラードの樽 その他 (地球人ライブラリー)
ポーの短編は昔から魅せられていたが、「ミイラとの対話」や「タール博士とフェザー教授の治療法」は、この本ではじめて出逢った。ちょっと時代がかっていて、ユーモラスでもあった。  「アシャー家の崩壊」や「アモンティラードの樽」などには、地下室のじめじめ感が物語全体の沁み入ってくるような不気味さがあった。あらためて、これらの有名な短編のしっかりとした構成力に驚く。
読了日:05月09日 著者:エドガー・アラン・ポー

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
サクサクって読めて、電車の中でつかの間の「本の虫」になれるおはなし。栞子さんみたいな人がいる古書店をのぞいてみたくなります。本を愛する方には本格読書の合間のシャーベットのようですよ。ご馳走様でした。
読了日:05月08日 著者:三上 延

小澤征爾さんと、音楽について話をする小澤征爾さんと、音楽について話をする
お二人の肉声が聞こえてきそうな、率直で、音楽のことだけを真摯に話したインタビュー。読んでいて気持ちが清々しくなってきました。特に小澤さんの、井戸を掘るようにして湧きでてくる豊かな記憶が音の光を放つように語られていました。それにしても、村上春樹さんの音楽の知識と音源の収集量はフツーでないですね。驚嘆です。 この本を読んで、ほとんど聴いたことのないマーラーを聴いてみたいと思いました。小澤さんのお身体がよくなられたら指揮するお姿も拝見したいし、続編も読んでみたいですね。
読了日:05月06日 著者:小澤 征爾,村上 春樹

ポリティコン 下ポリティコン 下
(上)は読むのに時間がかかったが、(下)は一気に読んだ。トイチのエゴ丸出しと山路の理論武装に人間の抱えれいる業のようなものが見えて、“ユートピア”の破綻に妙に説得力があった。  しかし、これだけ、村の大変さを経験しているのに、結末に見せるトイチの懲りなさは、すごいですね。
読了日:05月06日 著者:桐野 夏生

ポリティコン 上ポリティコン 上
“理想郷”にうずまくどす黒さに辟易しながらも(上)を読了。東一(トイチ)と村の人々の関係がどうなっていくか気になって仕方ない。
読了日:05月06日 著者:桐野 夏生

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