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2012年7月 1日 (日)

6月の復興読書 一区切り

今日から7月です。もう今年も半分過ぎたのですね。

さて、コニコの6月「復興読書」のページは、3081ページでした。なんと、読んだ冊数は12冊。ここ一年でいちばん本を読んだ月になりました。これまでの復興読書も合計で32768ページになりました。

去年の4月から始めた復興読書もここで、一区切りつけたいと思います。いままで読んできたページ数分を桃柿育英会などに寄付を考えています。

6月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3081ページ
ナイス数:93ナイス

和菓子のアン和菓子のアン
「和菓子のアンちゃん、美味しかった」じゃなくて、面白かったです。5月からはじまって、お正月明けまで、和菓子のいわれは、まるで日本の風物詩を味わうような楽しさと深さがありました。立花さんの言葉―「和菓子は俳句と似てるんだ」に納得です。 デパートで売れ残りを出さない愛すべき店長の姿勢も食べ物に対しての温かさが感じられてステキです。
読了日:06月30日 著者:坂木 司

怪談・骨董他怪談・骨董他
ずいぶんと時間がかかりましたが、読了しました。この本には、参考資料として八雲が基にした粉本が掲載されてあります。それと比べると、八雲の「怪談」がいかにみずみずしい創作であったかが伺えます。訳者である、平井氏の言葉通り、八雲がただの怪奇作家ではなく、鋭い審美眼と霊魂に対しての畏怖があった書き手だったことがわかりました。
読了日:06月24日 著者:小泉 八雲

今井信子 憧れ ヴィオラとともに今井信子 憧れ ヴィオラとともに
先日、ヴィオラスペースで今井信子さんの演奏を聴いてきました。ヴィオラ、そして音楽に対して全身全霊の想いが感じられて聴いていてつい前のめりになりました。 本を出されているとは、いままで知りませんでした。あの音楽のように熱い生き方をされているのだとあらためてファンになりました。巻末のCD「私を泣かせてください」は歴史に残る名演奏だと思います。
読了日:06月24日 著者:今井 信子

「しがらみ」を科学する: 高校生からの社会心理学入門 (ちくまプリマー新書)「しがらみ」を科学する: 高校生からの社会心理学入門 (ちくまプリマー新書)
自分が「心でっかち」かつ「頭でっかち」であるということを実感しました。それでもめげずに、他人の反応ばかりを気にせず、ポジティヴな「予言の自己実現」を続けていけば、何かが変わっていくかもしれないと思える本でした。印象に残ったのは、“いじめを起こす負の螺旋”、紙一重の怖さがありました。
読了日:06月23日 著者:山岸 俊男

センセイの鞄センセイの鞄
川上弘美さんの本をはじめて読みました。センセイとカタカナで書くセンスの良さが気に入りました。どの章も印象深い場面がありましたが、「お正月」の、ツキコさんがどんどんこどもになってしまうシーンには胸を突かれました。“多生の縁”の「多生」も良かったです。 ドラマ化もされているんですね。ぜひ観てみたいと思います。
読了日:06月21日 著者:川上 弘美

盗まれた手紙 (バベルの図書館 11)盗まれた手紙 (バベルの図書館 11)
《バベルの図書館》シリーズの魅力は、何といっても冒頭のボルヘスの序文だ。「悪夢という言葉がポーの物語のほとんどすべてに適用できる」(12ページ)という視点からアラン・ポーの短編5編を読んだ。「落し穴と振り子」は再読だが、その迫力は何度読んでも色褪せない。
読了日:06月18日 著者:E・A・ポー

須賀敦子全集〈第5巻〉イタリアの詩人たち、ウンベルト・サバ詩集ほか (河出文庫)須賀敦子全集〈第5巻〉イタリアの詩人たち、ウンベルト・サバ詩集ほか (河出文庫)
須賀さんの全集8巻あるうちの後半に入った。苦手の詩を語った巻だったので、身構えてしまったが、ウンベルト・サバの詩集は情感にあふれていいなと感じた。後半のミケランジェロの手紙では、発注した作品の代金の苦労など、偉大な芸術家の生活苦が偲ばれ、驚かされた。
読了日:06月17日 著者:須賀 敦子

怪談 (英文版) ― KWAIDAN (タトルクラシックス )怪談 (英文版) ― KWAIDAN (タトルクラシックス )
「怪談」の他に掲載されている虫の話が深く印象に残った。「蝶」、「蚊」、そして「蟻」についてのエッセイ。「蝶」の詩的な語りが特にハーンの真骨頂に思える。「蚊」の話も、ハーンのお墓参りをすませたばかりだけに味わいのある話だった。 「蟻」の研究は、英語がやっかいで翻訳を読みながらでも難しかったが、蟻が人間より利他的で倫理的にすぐれた社会を構成しているという視点が面白かった。
読了日:06月17日 著者:ラフカディオ ハーン (小泉八雲),Lafcadio Hearn

かいじゅうたちのいるところかいじゅうたちのいるところ
こどもに宿るワイルドな気持ちが描かれていて、いいなって思う。ウォーって叫びたくなるようなときってあったよね、小さい頃。大人になっても叫びたくなることはあるけれど、その時は「まったく~」って感じで、ちょっとワイルドな気持ちとは違ってる。
読了日:06月12日 著者:モーリス・センダック

パラサイト・イヴ (新潮文庫)パラサイト・イヴ (新潮文庫)
病院にお見舞いに行った時に、待合室にあった本。前から気になっていたタイトルで、パラリとページをめくったら、もう病みつき。聖美&EVEから目が離せなくなってしまった。ホラーだのSFだののジャンルも、専門用語も気にならずに最後のカタルシスまで持っていくエンターテイメント小説として仕上がっている。あとがきでは、瀬名氏の小説家としての矜持が感じられ、好感を持てた。
読了日:06月08日 著者:瀬名 秀明

(032)黒 (百年文庫)(032)黒 (百年文庫)
「黒」というキーワードで選ばれた短編だけあって、その作品世界は闇のように暗い。ホーソーンの「牧師の黒のベール」は、あまりにも謎めいて長く印象に残る作品。再読だがやっぱり不気味に恐ろしい! 夢野久作は、以前「ドグラ・マグラ」を読み切れずにいた著者だったが、女・青ひげのような短編「けむりを吐かぬ煙突」にはぐいぐい引き込まれた。名ばかり知っていて読んだことのないサドの作品「ファクスランジュ」は、フランスの香りのするビター・ロマンスで楽しめた。ちなみにマルキ・ド・サドのマルキは侯爵の意とは知らなかった!
読了日:06月04日 著者:ホーソーン,夢野久作,サド

音楽力が高まる17の「なに?」音楽力が高まる17の「なに?」
こちらの本、楽器を弾かれる方、音楽好きだけでなく楽しめる本です。音楽は静かに聴くものではなかったとか、絶対音感が実は全然絶対的なものじゃなかったとか、440Hzと決まって80年そこそこしか経ってないとか、通念を覆してくれる本です。わかりやすく書かれているので、若い学生でも手に取って楽しく読めるのではないでしょうか。 自分の音楽力が高まったかどうかはわかりませんが、楽器の練習する心構えは、この本を読むとおのずと変わってきますよ♪
読了日:06月01日 著者:大嶋 義実

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