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2012年11月の記事

2012年11月28日 (水)

チョッコレート♪チョッコレート♪のチョコレート展

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今日は冬を思わせる寒さでしたね。コートを着込む人々もすっかり風景になじんできました。

コニコも温かいコートを着込んで、上野の国立科学博物館へ。来年の2月24日まで開催されている「チョコレート展」に行ってきました。

中高年がいっぱいの展覧会とは異なって若い層の来場者がいっぱいです。展示の入口からチョコの香りもただよってきて、チョコでできた蒸気機関車やシロナガスクジラがお出迎えしてくれました。

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まずはチョコの原料、カカオについてのコーナー。カカオの実って木にこんなふうになるんだ~(゚ー゚)

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かつては甘くもない飲み物だったすりつぶしたカカオが、砂糖を入れた固形のチョコになるまでの歴史もわかっちゃいました。

日本にはじめてチョコの記述が出てくるのが1797年の長崎見聞録だそうで、オランダの男性が日本の遊女にプレゼントしたもののようです。いつの時代も男性は、女性の気をひくためにプレゼント作戦をするのですね~。
そのほか、懐かしいチョコボールや森永、グリコの板チョコのコマーシャルを見れたり、思いがけず「三浦友和、わか~い!懐かしいわ~」とテンションが上がります。

先のコーナーに進むとカカオがどういうふうに収穫され加工されていくかなども展示されていました。知ってましたか?カカオ豆って発酵させるって。下の写真はバナナの葉の上で発酵させているカカオ豆です。

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そのほか、チョコのパッケージに顔写真を入れられるフォトコーナーもあって、プリクラを撮るような楽しさもあり。

出口ではチョコでつくったシーラカンスがお見送りをしてくれました。

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いやいや、予想外にはしゃいでしまって、面白かったですね。これで、チョコの試食コーナーがあったり、入場チケットが板チョコだったりしたら最高だったのですがhappy02

そうそう、豆知識ですが、チョコを食べすぎて鼻血が出るというのは根拠のないことだそうです。これって、子どもの頃、よく親に言われてました。タハcoldsweats01

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2012年11月26日 (月)

レオニダス・カヴァコスのコンサート 怒涛の弦③

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すっかりレビューが遅れました。11月14日、「怒涛の弦」第3弾のレオニダス・カヴァコスのコンサートがトッパンホールでありました。

今回の演目は、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第1番、「春」で知られる第5番、そして「クロイツェル」で有名な第9番でした。

まったく予備知識もなく聴きに行ったヴァイオリニストで、ちょっと絵に描かれたキリストのような風貌。黒い衣装、でも水玉の模様がついていて、ユニークな趣のある方です。

目に留まるのは、その風貌だけでなく大きな手。ヴァイオリンが小さくみえてしまうほどです。

ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタは、樫本大進さん、庄司紗矢香さん、イザベラ・ファウストさんと聴いているだけにこの方がどんな感じで弾かれるか、とても楽しみでした。

きっちりとした明るさを放つ「春」、そしてダイナミックな弾き方で迫る「クロイツェル」とやわらかさよりもかっちりさが小気味の良い演奏で楽しめました。中でもその個性がいちばん光っていたのが、実はアンコールで弾いたストラヴィンスキーの「《ペトルーシュカ》よりロシアの踊り」でした。この曲は、「のだめカンタービレ」でも、のだめちゃんが弾いた曲で、とっても弾んでよかったわ~。

ピアノ伴奏者はエンリコ・パーチェさん。カヴァコスさんのちょっとくだけた黒の衣装とは対照的に、ばちっと燕尾服で決めて、こちらも過度に叙情的にならない伴奏でした。

またまた演奏後に、サインをしてもらったのですが・・・今度こそsmall talkができるといいなっと意気込みました。さて、カヴァコスさんはどちらの国の方?答えはギリシャ人。ギリシャ語??はとてもじゃないけどできないので、結局、英語で「Thank you for the great performance.  I really loved it.」とミーハーぶりを発揮しました。でもって、少しでもカヴァコスさんの大きな手のご利益でヴァイオリンがうまくなるように握手してもらって、帰ってきました。

あ~、怒涛のヴァイオリン・コンサートも終わってしまいましたnoteこうしてシリーズで聴くと、それぞれの個性が際立って面白いですね。この企画、素晴らしかったです。

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2012年11月24日 (土)

ベランダに咲くビオラたち

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先日買ってきたビオラのお花note 姿は小さいけれど、その可憐さが好きですheart

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2012年11月22日 (木)

第22回(2012年度)ドゥマゴ文学賞対談 高樹のぶ子 x 金原ひとみ

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2009年から連続で参加しているドゥマゴ文学賞の対談は、コニコの秋の大きな楽しみになっています。今年は、9月に読んだ金原ひとみさんの「マザーズ」が受賞。金原さんは、はじめて読んだ作家だったのですが、女性の気持ちの切実さをすごく率直に書いているのが印象的でした。選者をつとめたのは、高樹のぶ子さん。この方も、最新作「マルセル」をはじめて読んだ作家です。

対談は、Bunkamuraでおこなわれ、対談会場に現れたおふたりは、いい意味でとっても対照t的でした。高樹のぶ子さんは、中肉中背のやわらかな感じのショートヘアで、モアっとした装い。それに対して、金原さんは、モデルのような超細め、ロングヘアをクルクルに巻いてアップの髪型に黒のボディコン、ミニドレス、黒のエナメルハイヒール。

高樹さんがベテランの女流作家の貫禄なら、金原さんは、ニューウェーブのライターという感じです。

対談がはじまると、終始、高樹さんが小説「マザーズ」を画期的であると褒めたたえ、金原さんの感性を期待されていました。

どこが画期的かというと、いままでの小説では超えることのできなかった“女”と“母性”の垣根をすっ飛ばしたことにあると言っておられました。そして、子育てを自ら体験しながら、書きたい想い、パッションがあふれ出て、うまくまとめようなどという作為も役立たないほどのパワーになっている点を強調されていました。

現在、夫と子ども2人でフランスに住んでいる金原さんは、受賞の言葉でこんなことを言っています。

今、言葉の通じない国で右も左も分からないまま、私は一人で子供たちを育てている。この子が歩けるようになるとは思えない、と泣きわめく赤子を抱え途方に暮れて一緒に泣いていた、あの時の私の絶望に偽りはない。でもその長女は今、キックボードで走り回り、次女の世話を手伝い、私が泣いているとティッシュを持って来てくれる。今も育児できりきり舞いだが、育児というものに絶望することはなくなった。私は身を以て知っている。絶望は有限だ。

金原さんの身を通してあふれ出てきた書く力を、読みながら私も3人のマザーズから感じ取った気がします。

高樹さんが金原さんにかけたはなむけの言葉は、「これからも型にはまっていない、お利口さんじゃない生き方と作品を期待しています」というものでした。金原さんもひじょうに恐縮していながら、ステキな微笑みを返していました。

今回の対談は、ベテランも若手も切磋琢磨して自分の世界を広げていくような清々しさがありました。

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2012年11月21日 (水)

「中国王朝の至宝」展

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友人Aさんから招待券を譲っていただいて、上野の東博へ行ってまいりました。出しものは「中国 王朝の至宝」展 (12月24日まで)。日中国交正常化40周年記念行事の一環のようですが、いままた正常化とはいえない中国の関係を憂いながらの鑑賞です。

展示は「王朝の曙」と題した紀元前10世紀以前から始まります。まず目にするのがちっちゃいけれど、正真正銘の金sign01の「金製仮面」。中華三昧ではないですが、中国三千年の歴史を感じますね。こういった神のような仮面を創りだす文化がもうあったのですから。

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次から次へと溢れんばかりの遺跡の数々に圧倒されながらも、そのユニークさに足を止めてしまいます。なかでも気に入ったのが、南方、楚の「羽人(うじん)」です。カエルの上に鳥がのり、その上に一本足で立つ河童のような羽人。おとぎ話に出てくるようなおもろい作品です。

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第3章の秦や漢にきて、やっとコニコのうろ覚えの言葉が出てきました。始皇帝って、中国に王朝ができてだいぶ経ってからの人物だったと知ります。

そして、展示の最後を飾るのも金sign03の「阿育王塔(あいくおうとう)」でした。こちらは2008年に発見されたもので日本初公開だそうです。阿育とは古代インドのアショカ王のことで、八万四千の仏塔を造立したという故事にちなんで作った仏塔なのだそうです。文字通り、その展示は光ってましたshine

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ずいぶんと混んでいましたが(団塊の世代が多かったわ~)、何とかコニコお約束のクリアファイルも手に入れて帰途につきました。

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ちなみに今晩の深夜1時ごろからNHK第1放送かNHKFMの「ラジオ深夜便」(歴史に親しむ)コーナーで、この展示の紹介があるそうです。録音して聴いてみようかしら~♪

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2012年11月18日 (日)

有楽町で遭遇 大魔神

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チャチャチャちゃーん、有楽町の映画館で、大魔神に出逢いましたヾ(.;.;゚Д゚)ノ

懐かしい~、けどやっぱり怖いわ~coldsweats02

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2012年11月16日 (金)

必やせ最強ブレスプログラム

最近、夫が凝っている美木良介の「ロングブレスダイエット」。ビリーの「ブートキャンプ」(懐かしいわ~!あの人はいまどうしているのかしら?)のようにDVDがついていて、見てみました。“必やせ”、「誰でも必ずやせられる」っていうのが、アピールポイントらしいのですup

DVDの最初・・・まあ~、お腹がクッキリ割れた美木さんが上半身裸でご指導です。「もっと思いっ切り吐いて~、限界まで~」という基本ロングブレスの初級編だけで、もう汗ばんできます。これって、きっと毎日やれば効果あると思います。が・・・三日坊主になりそう。横に段々になったお腹を縦に割れたものにするのは、むずかしいのね~。

メタボが気になるこの頃、でも食欲の秋だし、悩み多きオバサンのコニコでした。

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2012年11月15日 (木)

身内がいちばん厳しい!

今日は、ずいぶん冷え込みますね~。晩秋から冬到来でしょうか?

先日、習っている音楽教室でアンサンブル・コンサートがありました。頑張って続けている記念にと、4名のアンサンブルに参加しました。

緊張しました♪上出来とまではいわなくても、まあ他の方の足を引っ張ることはなく終えることができ、ホッとしています。

聴きに来てくれた母と娘に「どうだった?」と聞いたところ、母は「音が聞こえなかったわよ。ちゃんと弾いていたの?」、娘は「出だしから音程が低かった」と厳しいこと。

それなりに頑張って練習したので、めげました(。>0<。)でも、ヴァイオリンの先生の「よかったですよ~♪♪♪」に、お世辞でも救われました。家族には不評だったことをいうと、続けて「身内がいちばん厳しいものですよ」とのお言葉。

そういえば、私も娘の小さい頃、厳しいこと言っていたんだわって、ハタっときづいたりして・・・・。

ともかく、めげずに続けることが私のヴァイオリンに対しての心情です。ひたすら「もぐらのバイオリン」だわ~happy02

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2012年11月10日 (土)

「ローマ人の物語 4 ハンニバル戦記(中) 」

今年の5月から読み始めた超長編シリーズ「ローマ人の物語」も4冊目になりました。といばっても実は43冊で完結なので、まだまだですが。

それでも、ローマの戦いの中で、クライマックスのひとつといえるハンニバルの怒涛の攻撃は、読んでいるものに息をもつかせない勢いです。
ハンニバルの天才的な戦略もすさまじかったのですが、ローマ人の負けじ魂と人材の厚さも大したもの。何より、塩野さんの筆致がさえわたります。
印象的だったのが、 ロー城壁まで迫ったハンニバルの“散策”。まるで映画のクライマックスを見ているようで、白馬を駆ける36歳のカルタゴの武将、ハンニバルの姿があざやかに想像できました。
さらに驚かされたのは、アルキメデスのエピソードです。ローマ人が挑んだシラクサでの戦いでは、海の城壁から彼が考案した新兵器が次々と繰り出されていきます。この戦いのとき、アルキメデスはなんと75歳前後だったというのですから、その老人力は大したものです。その彼もローマ人の猛攻撃の混乱の中、数学の問題を解くのに夢中になって、彼と気づかなかったローマ兵の一人にあっさり殺されてしまったそうです。すさまじいというか、天晴れな生き様。
さてさて、ハンニバル戦記(下)も楽しみです。

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2012年11月 8日 (木)

ジュリアーノ・カルミニョーラのコンサート 怒涛の弦②

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先月行ったパスキエ氏のコンサートに引き続き、“怒涛の弦シリーズ”、第2弾はイタリアの粋なヴァイオリニスト、カルミニヨーラ氏。一昨年にマスター・クラスを聴いてすっかりファンになりました。が、その年も、そして去年も彼のコンサートのチケットは完売で、今回ついに生の演奏を聴けることになりました。やったわ~(((o(*゚▽゚*)o)))

それも演目はモーツァルトづくし。4曲のフォルテピアノとヴァイオリンのためのソナタを披露してくれました。

黒い上下の服でダンディに登場したカルミニョーラ氏。今まで知らなかったのですが、この方、若い時はヴェネツィアのフェニーチェ管弦楽団のコンマスをされていたんですって。この夏にヴェネツィアに行ったので、余計に親しみがわきます。

ト長調(K379)、変ロ長調(K378)、へ長調(K377)、イ長調(K526)のソナタを、矢野泰世さんのピアノと息の合ったコンビで、さらりと軽やかに奏でました。なんてチャーミングで軽やかなモーツァルトなんでしょう。高い音などは、のだめのマンガのように♪が空にフワッと浮いていくような、そんな響き方です。ヴィブラートをかけすぎない純粋に弦を鳴らす弾き方がモーツァルトを品のあるものにしていました。

特に印象に残ったのが、ソナタ イ長調(K526)。ヴァイオリンとピアノが響きあい、解説にはベートーヴェンのクロイツェルの先駆けになった曲だとありました。緊張感と穏やかさをあわせ持ち、ヴァイオリンもピアノも躍動感あふれる演奏でした。

演奏後、拍手は手が痛くなるくらい。でもその甲斐あって、アンコールを3曲もしてくれました。ラッキーだわ。

またまたサイン会で彼のモーツァルトのCDにサインしてもらいました。その直前、「そうだ~、イタリア語で『素晴らしかった』『あなたの演奏が好きです』とか考えてくればよかった~」と思ったのも後の祭りです。出てきたのは「グラッツェ」のみ。カルミニョーラ氏もグラッツェと言ってくださいましたが。次回は、がんばります!

来週は、怒涛の弦の第3弾。楽しみです。

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2012年11月 7日 (水)

「告白」

2年前の話題作。ずっと気になっていたが、ようやく手にとってみた。

さてと、1ページ読み始めて・・・一気読み。

衝撃パンチをくらったような読後感。それもじわじわ効いてくるボディブローのような感覚。各章がモノローグの“告白”の形になっている。芥川の「羅生門」ではないが、ある時間に起こった出来事がどういう言葉で綴られていき、連鎖していくか、目が離せなかった。

巻末にある、この本を映画化した映画監督、中島氏のインタビューが面白い。「本に語られている言葉を全部信用していいか」という問題が書かれていて、告白している登場人物が意識的にせよ、無意識にせよ、嘘をついているかもしれないという視点が、登場人物の気持ちだけでなく、読み手の気持ちも揺らがせる。

ぜひ映画も観てみたい。

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2012年11月 5日 (月)

今年も♪メルヘン大賞の本

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読書の秋と食欲の秋をいっぺんに味わえるパンです。去年も食べたアンデルセンの「メルヘン大賞の本」(*゚▽゚)ノ美味しかったパンの本、あれっ、本のパンかな?ペンもついてパクパクdelicious食べました。

秋の夜長、長編ものの本など、読むのにピッタリですね。

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2012年11月 4日 (日)

シャルダン展

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この夏に来日したフェルメール(1632-1675)の「真珠の首飾りの少女」の大騒ぎとは対照的に、静かなブームを起こしているのが三菱一号館美術館で開かれている「シャルダン展」。先日、38点からなる日本初の貴重なシャルダン展をじっくりと観てきました。

私もつい最近まで、シャルダン(1699-1779)のことは知らなかったのですが、「フェルメールの受胎告知」という本の中で、著者シリ ハストヴェットがシェルダンの静物画と向け合う悦びを書いていて妙に印象に残っている画家でした。

今回の展覧会の副題は、「静寂の巨匠」。静物画や風俗画の描かれたものたちが、本当に静かな佇まいの中の薄暗がりに、「ここにある」という存在感を凝縮していました。

特に静物画の物たちには、ありふれた日常にあるコップであるとか、鍋でありながら、画家が選び抜いた物たちに注がれたクローズアップの眼差しに敬虔ささえ感じます。

「木いちごの籠」(1760)のコップに入った水の無の儚さと木いちごの赤いパッション、そして白いカーネーションの純真さ、絶妙の構成には、息を飲みます。また、はるばるルーブル美術館からやってきた「銀のゴブレットとりんご」(1768)もじっと魅入ってしまう絵でした。

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おみやげには、もちろんクリアファイルをゲット。プラス気に入った絵のはがきも買っちゃいました。

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「銀のゴブレットとりんご」

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「カーネーションの花瓶」

作品数は少ない展覧会ですが、実に見応えがありました。来年の1月6日までです。

P.S.三菱一号館美術館には、ルドンの「グラン・ブーケ」が常設してあります。シャルダンのカーネーションの花束を見たあと、ふたたびルドンの花束を見て、それぞれの独特の色彩に惹かれます。

続きを読む "シャルダン展"

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2012年11月 3日 (土)

そうだ! 東京駅へ行こう

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秋晴れがよく似合う新装東京駅、お出かけついでに行ってみました。中央のドームの部分がレトロでおしゃれですね。写真を撮る人もたくさんで、一大観光スポットです。

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地下街には模型も展示されていました。東京駅の新装に合わせて大丸や地下街も賑やかになりました。巨大モールのようで、目を引いたのがキャラクターストリート。テレビ局のグッズや、おなじみのキャラクター店が軒を連ねています。もうラスカルのぬいぐるみはクリスマスのお衣装でした。

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昼頃うろちょろしていたのですが、人出の多いこと。大丸のほっぺタウンにも行って、デパ地下の最前線を拝見しました。どこかのテレビ局なのか、取材もしていて、人気はさらに高まりそう。これから年末にかけては、東京駅のライトアップも盛り上がることでしょうね。今度は新丸ビルから、ライトアップされた正面の東京駅を見てみたいわ~♪

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2012年11月 2日 (金)

映画「最終目的地」(The City of Your Final Destination)

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「モーリス」、「眺めのいい部屋」、「日の名残り」などマーチャント・アイヴォリー映画で有名なジェームズ・アイヴォリー監督。彼が亡くなったプロデューサーのイスマイル・マーチャントに捧げたような映画だった「最終目的地」は、深く味わいのある映画でした。

ストーリーは、・・・ひとりの作家が自殺したのをきっかけに、残された遺族たちが、第三者に彼の自伝を書かせていいかどうかの承認をめぐって繰り広げられる多様な人間関係、それが複雑に絡み合っていきます。

冒頭では、自伝を書こうとするオマーのもとに、遺族からの伝記の執筆不承認の手紙が届きます。オマーは、ウルグアイに住む遺族たちに直に会いに、作家の屋敷“オチョ・リオス”を訪れます。そこには、作家の未亡人、キャロラインと作家の愛人だったアーデン、その娘ポーシャ、作家の兄、アダムとアダムの恋人であるピートが住んでいます。オマーは、奇妙な、というか、過去の呪縛にとり憑かれたような雰囲気を感じ、戸惑います。

オマーが個別に承認の交渉をするうちにあぶり出されるそれぞれの過去と現在かかえた問題は、その住人を生きにくくしている悲しみや寂しさや苦しさであって、オマーもいつしかその住人たちと同じような揺らいだ自分を発見していくことになります。

さらに、強引で傲慢なオマーの恋人、ディアドラがこのオチョ・リオスにのりこんでくることで、住人のこころは激しく動き出すことになり、新しい生き方、目的を持つようになるという展開でした。

面白いなと思ったのは、登場人物の組み合わせ。2人のペアがひとりの分身のように思えてコントラストが効いていました。たとえば、アンソニー・ホプキンス演じるアダムの静と、真田広之が演じるピートの動。

たとえば、キャロライン(ローラ・リニー)の自分を持て余す個性と、アーデン(シャルロット・ゲンズブール)の物寂しさをただよわせる性質。

印象に残るのは、キャロラインの物憂げな気高い気だるさ。そして、アンソニー・ホプキンスの存在感。彼のちょっとした仕草や声には見るごとに驚かされます。その名優の相手をした真田広之の自然体の演技もよかったです。

派手な映画ではありませんが、じっくりと楽しめる映画です。アルゼンチンで撮影したというこの映画、ヨーロッパとは違った空気と自然もこの映画の見どころのひとつですね。

原作の「最終目的地」も読んでみたいと思っています。

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2012年11月 1日 (木)

10月の読書まとめ

11月に入りました。すっかりあの暑さを忘れる寒さが到来しましたね。文化祭もこの時期に開かれますが、コニコもいろいろなジャンルの本を読んでひとり文化祭のような気分。10月は11冊の色合いの違う本を読んでみました。

夜叉桜 (光文社時代小説文庫)夜叉桜 (光文社時代小説文庫)感想
あさのあつこさんの時代物第2弾を一気に読みました。「弥勒の月」で主な登場人物の人物像が思い描けたので、いきなり江戸の世界にワープできました。好きな人物は岡っ引きの伊佐治。情に厚い常識人の伊佐治ですが、客観的なところとどこか遊び心のある人物で、思いっ切り歪んだ性格の同心、小暮信次郎といいコンビです。目利きの遠野屋とビードロの簪職人とのシーンも俊逸でした。
読了日:10月31日 著者:あさの あつこ

老人と海 (1966年) (新潮文庫)

老人と海 (1966年) (新潮文庫)感想
サンチャゴ爺さんの4日間の死闘は、自然と個の人間が真正面から向き合う壮絶なものだった。特に後半のサメとの格闘は切実なものがあった。ラストで、サンチャゴがライオンの夢を見るのがヘミングウェイらしくて印象に残る。
読了日:10月30日 著者:ヘミングウェイ

新版 クラウド・コレクター (ちくま文庫)

新版 クラウド・コレクター (ちくま文庫)感想
恋してしまいそうな雲いっぱいな、いえ夢いっぱいなポエジー。「ソフィーの世界」をもっと遊び心ふんだんに使ったファンタジック・ミステリーともいえますでしょうか。 語り手が祖父である傳次郎の日記を読むという入れ子の視点が面白く、どこか不思議なラビリンスに迷い込んでしまう感覚にウキウキ、あるいは雲をつかむような戸惑いを覚えながら楽しみました。 どこかで聞いたような言葉の欠片と忘れてしまった懐かしさを味わいながら読了しました。またはじめの1ページをめくりたくなるような終わりのない物語です。
読了日:10月30日 著者:クラフト・エヴィング商會

ベストセラーの方程式 (ちくま文庫)ベストセラーの方程式 (ちくま文庫)感想
よしもとばななの「TUGUMI」がミリオンセラーになった頃のベストセラーを分析した本。かなり前の時代感が拭えないが、「薔薇の名前」が8年もかけて丁寧に訳された本であるとか、ちくま文学の森シリーズの存在を知ったのは、収穫だった。 生活のすきま時間に少しづつ読んで、意外と楽しめた。
読了日:10月25日 著者:井狩 春男

幸福論 (白水Uブックス1098)幸福論 (白水Uブックス1098)感想
TVの「100分de名著」シリーズを見て読んでみたくなった。岩波文庫、集英社、白水uブックスなどから複数翻訳が出ていてどれがオススメか迷ったが、哲学者の中村雄二郎氏の訳した白水uブックスを手にとってみた。身体と精神の合一が説かれていて、情念に負けない生活を勧めている。とても実践的で、特に「上機嫌療法」という、上機嫌でなくても上機嫌であるふりをするという心の持ちようが面白かった。道を歩いていると不機嫌そうな顔をしている人が多い昨今、アランの「幸福論」が読まれる理がある気がする。巻末の辻邦生の解説もいい。
読了日:10月23日 著者:アラン

贖罪の奏鳴曲贖罪の奏鳴曲感想
中山氏の本は3冊目。ソナタという言葉がどんなふうに関わってくるかというところも読む時にキーになりました。罪を犯したものが音楽を聴くことで気持ちを揺さぶられていったシーンが、さすがに俊逸。医療少年院で御子柴が出逢う雷也、次郎の切羽詰った心境や、刑事の渡瀬&小手川コンビたちの執念に魅せられて夢中になって読み切りました。 「連続殺人鬼カエル男」も読んでみようと思います。
読了日:10月22日 著者:中山 七里

「イギリス社会」入門―日本人に伝えたい本当の英国 (NHK出版新書 354)「イギリス社会」入門―日本人に伝えたい本当の英国 (NHK出版新書 354)感想
イギリス映画や小説を読んで、いまひとつわかりにくい階級や日常のマナーなど、皮肉とユーモアたっぷりに読ませてくれました。それにしても、イギリスは連合王国だと認識しました。イングランドのサッカーチームとスコットランドのサッカーチームの長年の確執など、日本でいうと薩長のような感じなのかと想像したり、観光だけでは見えないところを発見しました。 それにしても、パブの話を読んでいるとビールが飲みたくなりますね。
読了日:10月15日 著者:コリン・ジョイス

21世紀の世界文学30冊を読む21世紀の世界文学30冊を読む感想
あえて“世界文学”と銘打った意欲作。今の活きのいい作家で取りあえず英語で読める多様な小説がズラリ並んでいた。都甲氏の「面白くなくては読書はつまらない」的な熱い想いに激しく共感。特にドン・デリーロやピンチョンの評は、力が入っていて前のめりで読めた。ジュノ・ディアスに至っては、思わす最後に翻訳までしていて、サービス満載。オススメ30冊を原書で読んでみたいが、むずかしそう・・・。
読了日:10月15日 著者:都甲 幸治

インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)感想
ポール・オースターの「ニューヨーク・トリロジー」を感じさせる人探しの物語り。でも、舞台がインドとなると、出逢う人々も一筋縄ではいかない人ばかり。その人たちも生きているのか、その場所も現実のものなのか、やがて自分が誰なのかさえもあいまいにただよっていく、その浮遊感が不思議な魅力です。タブッキ、もう少し読んでみようと思います。
読了日:10月7日 著者:アントニオ タブッキ

ある家族の会話 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)ある家族の会話 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)感想
須賀敦子さんが翻訳されていること、この本の文体について彼女が分析されていることから、ぜひ読んでみたいと思った。いつも怒っている父の「なんてロバなんだ」という捨てぜりふが、だんだんと愛おしくなってきたり、仲がいいんだか悪いんだかわからない兄弟姉妹たちの身を案じてしまう自分を発見した。ナタリアの結婚も、じつにさらりと書いてあるのだが、その簡潔さに余計、その時代の大変さ(ファシズムの嵐がふくイタリア)を感じさせられた。
読了日:10月4日 著者:ナタリア ギンズブルグ

少年少年感想
原書「Boy Tales of Childhood」を読む。お馴染みのQuentin Blakeのイラスト付き。まるでダールの作品を読んでいるように面白くてハラハラする回想録だった。駄菓子屋さんのおばあさんや、陰険でサドっぽい校長先生など、ダールのお話に欠かせない役者が揃っていて、こういった人達が実在の人物だとは呆れるほど。 チョコレートのモニターをやっていたのも、あの傑作「チャーリーとチョコレート工場」ができる種になったのだろうが、そういった体験を想像力であのお話にしたダールの才能はやっぱりすごい。
読了日:10月3日 著者:ロアルド・ダール

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