« ジュリアーノ・カルミニョーラのコンサート 怒涛の弦② | トップページ | 身内がいちばん厳しい! »

2012年11月10日 (土)

「ローマ人の物語 4 ハンニバル戦記(中) 」

今年の5月から読み始めた超長編シリーズ「ローマ人の物語」も4冊目になりました。といばっても実は43冊で完結なので、まだまだですが。

それでも、ローマの戦いの中で、クライマックスのひとつといえるハンニバルの怒涛の攻撃は、読んでいるものに息をもつかせない勢いです。
ハンニバルの天才的な戦略もすさまじかったのですが、ローマ人の負けじ魂と人材の厚さも大したもの。何より、塩野さんの筆致がさえわたります。
印象的だったのが、 ロー城壁まで迫ったハンニバルの“散策”。まるで映画のクライマックスを見ているようで、白馬を駆ける36歳のカルタゴの武将、ハンニバルの姿があざやかに想像できました。
さらに驚かされたのは、アルキメデスのエピソードです。ローマ人が挑んだシラクサでの戦いでは、海の城壁から彼が考案した新兵器が次々と繰り出されていきます。この戦いのとき、アルキメデスはなんと75歳前後だったというのですから、その老人力は大したものです。その彼もローマ人の猛攻撃の混乱の中、数学の問題を解くのに夢中になって、彼と気づかなかったローマ兵の一人にあっさり殺されてしまったそうです。すさまじいというか、天晴れな生き様。
さてさて、ハンニバル戦記(下)も楽しみです。

|

« ジュリアーノ・カルミニョーラのコンサート 怒涛の弦② | トップページ | 身内がいちばん厳しい! »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/114487/47796547

この記事へのトラックバック一覧です: 「ローマ人の物語 4 ハンニバル戦記(中) 」:

« ジュリアーノ・カルミニョーラのコンサート 怒涛の弦② | トップページ | 身内がいちばん厳しい! »