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2013年1月 4日 (金)

12月の読書のまとめ

去年の12月に読んだ本をまとめてみました。またしても少なめの5冊でした。今月はもう少し読みたいものです。

ハーバード白熱日本史教室 (新潮新書)ハーバード白熱日本史教室 (新潮新書)感想
新書で字も大きいからちゃちゃっと読めました。授業の内容も切り口がユニークで素晴らしいと思いましたが、何より、教える環境の贅沢さがすごいと思いまいした。18人にひとりつけるアシスタントとか、アクティブラーニングに使える視聴覚設備とか、学生の意気込みとか。こういった授業、NHKが取材して放送してほしいわ~。もち、英語で!
読了日:12月18日 著者:北川 智子

須賀敦子を読む (新潮文庫)須賀敦子を読む (新潮文庫)感想
須賀敦子全集を7巻まで読んできて、この本を知った。あらためて彼女の5つのエッセイの文体の秘密を知った気がする。須賀さんの精緻な文章を丹念に読んでいる筆者の敬意と洞察が読むものをとらえる。また、須賀さんのエッセイが読みたくなった。
読了日:12月18日 著者:湯川 豊

トムは真夜中の庭で (岩波少年文庫 (041))トムは真夜中の庭で (岩波少年文庫 (041))感想
先日、小川洋子さんがラジオ番組で紹介していて無性に読みたくなり、手に取りました。英語の原書、パフィン・ブックを読了。でんと置かれたおじいさんの時計が告げる13の時、不思議な世界の扉が開き、「トムは真夜中の庭で」Hattyに出会うことになります。物語の味わいは老若男女を問わず楽しめるものだと思います。
読了日:12月17日 著者:フィリパ・ピアス

(046)宵 (百年文庫)(046)宵 (百年文庫)感想
初めて読む樋口一葉、短編の「十三夜」の語る力は大したものでした。、国木田独歩にしても読んだことがなかったのですが「置土産」も読み始めて一気に読めました。、森鴎外の「うたかたの記」も映画をみるような写実力、どれも文語調で、字面だけをみるととっつきにくいようでしたが、読み始めると止まりませんでした。3つの話の“宵”の風景がゆらりと浮かんで俊逸でした。
読了日:12月16日 著者:樋口一葉,国木田独歩,森鷗外

利休にたずねよ (PHP文芸文庫)利休にたずねよ (PHP文芸文庫)感想
私にとって利休という謎の多いこの人物を知るのに、彼の死から幕開けするこの小説は、のっけから最大の謎を突きつけられたような気がした。「利休にたずねよ」とて、彼は切腹して果ててしまった。この小説では、“なぜ”を紐解くのに時間という呪縛を解いて彼を知る人物たちに語らせる手法を使っているのが心憎い。利休自身も自分を知る手立てを過去に持っていたのだろう。利休の生き様を読んで、“侘び、寂びも命の優美な輝きがあってこそ”という茶道の本質を知った気がした。
読了日:12月7日 著者:山本 兼一

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