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2014年2月の記事

2014年2月 5日 (水)

1月の読書まとめ

1月はなんだか忙しくて、読んだ本は3冊。2月はもう少し読みたいですup

ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)感想
完結編「(株)貧困大国アメリカ」を読む前に、4年前に出たこの本を読んでみた。ブッシュからオバマ大統領へと政権が変わってどうアメリカがチェンジしたのかを知りたかったのだが、ほとんど悪夢といえる実態に背筋が寒くなってしまった。絶望的と思える学資ローンや囚人を奴隷のように働かせる刑務所など、昭和の日本があこがれていた昔の中流家庭の豊かなアメリカン・ライフは、キャピタリズムの“グリード”という怪物にバリバリと食い殺されてしまったようだ。このアメリカン・ナイトメアは、日本の将来を暗示している。
読了日:1月5日 著者:堤未果
クレイジー・ライク・アメリカ: 心の病はいかに輸出されたかクレイジー・ライク・アメリカ: 心の病はいかに輸出されたか感想
原題は「The Globalization of the American Psyche Crazy Like Us」。日本では「クレイジー・ライク・アメリカ 心の病はいかに輸出されたか」となっている。現代社会が抱える深刻な心の病気を私が考えもしなかった観点から論じているのが驚きだ。特に“うつ病”に関しての記述は衝撃的とも言えるもの。メガマーケットとして日本に病を創出していくという戦略は、目に見えないイメージによるものともいえるだけに気づかないうちに洗脳されているのかもしれないと強く感じた。
読了日:1月7日 著者:イーサンウォッターズ
日輪の賦日輪の賦感想
「天平の甍」を読んだ時のスケールの大きさを感じさせた物語でした。持統天皇が心を尽くした国造り、それに欠かせない大宝律令の制定・施行、この経緯が廣手という青年を通してドラマチックに描かれていました。歌仙の人麻呂や藤原不比等らが出てきたのも魅力の一つ。倭国を“日本”と自ら創出し名前に変えたところは、ほろり、創り手とともに胸が熱くなりました。久々の歴史小説、堪能しました。今度は、同じ頃の井上靖の「額田女王」を読んでみようかと思います。
読了日:1月29日 著者:澤田瞳子

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2014年2月 4日 (火)

待望の根津美術館

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以前から是非訪れたいと思っていた青山の根津美術館に行ってきました。

根津といっても文京区ではなく、ファッショナブルな表参道から歩いて10分ほどの美術館です。

緑に包まれたその佇まいは、都会の真ん中とは思えない閑静なもの。なんだか小旅行に来た気分です。

年明けから2月16日までの「和歌を愛でる」展は、新しい年を寿ぐ華やいだものでした。「う~ん、日本人に生まれてよかったわ」という気持ちになります。

春の桜、秋の紅葉に飾られた和歌の短冊、見事な歌と色彩の吉野龍田屏風は絶品でした。2階の展示室5の百椿図も色鮮やかに構図も洒落ていて印象的。

展示を鑑賞後は、お庭の散策へ。茶室や池があり、空気も心なしか美味しく感じられました。

一緒に行った友人と、「今度は菖蒲の時期に来ましょう」と約束した次第。おすすめスポットです。

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