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2014年6月 2日 (月)

5月の読書まとめ

読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1545ページ


ニッチを探してニッチを探して感想
島田雅彦氏の講演を聴きに行った時に宣伝していたので手に取ってみた。栄枯盛衰の“藤原道長”という名前の主役が、妙にリアルに東京近郊ニッチを徘徊するリポート日記のような感じ。醍醐味は、いかに小銭でサバイバルしていくかの方法だ。北区の飲み屋や水道橋の立ち食いそばなど、固有名詞満載で楽しかった。が、唐突なラストは、ちょっとかっこよすぎでしょと感じた。ユリシーズのオデュッセウスのように急に英雄的になってたかな。
読了日:5月12日 著者:島田雅彦
さようなら、オレンジ (単行本)さようなら、オレンジ (単行本)感想
異国に長く住んでいて、日本語で小説を書いて賞をとったという記事を拝見してぜひ読んでみたいと思いました。サリマの物語と、手紙が交互につづられて、やがてそれはひとつのかっちりとした織物になっていきます。すばらしい構成力です。サリマの下の息子とトラッキーの健気な生き方にも胸が熱くなりました。言葉、母語という身近でありながら、近すぎて見えない問題をあらためて考えさせてくれました。また、本自体がオレンジ色に染められ、栞紐までオレンジなのが印象的でした。好きな本です。
読了日:5月18日 著者:岩城けい
百年法 下百年法 下感想
待ちに待った下巻。約400ページを飽きさせず、ワクワクハラハラしながら一気読み。上巻、「どうする遊佐!」とつないだわけだが、彼が迷いを乗り越えて、大英断を下してくれた。いま、日本の人口減少と高齢化が問題になっている中、このSF小説の状況もリアリティをもって読めた。またラストで“真の危機”とされた「ヒト不老化ウイルス」も、ES細胞、iPS細胞などの開発により、不老不死という問題をはらんでいて現在進行形の課題だと思った。迫真の近未来小説。
読了日:5月23日 著者:山田宗樹
幸福な生活 (祥伝社文庫)幸福な生活 (祥伝社文庫)感想
百田さんの短編集「輝く夜」がなかなかすてきなショート・ショートだったので、今回の短編集を手にしてみました。いままで読んだ百田作品の中でいま一つの出来と感じました。ラストの1行にこだわりすぎて、オチのわかるストーリーが多いような。百田さんは長編向きの作家さんかもと思います。
読了日:5月25日 著者:百田尚樹
アメリカ女性の夢とゴール―幸せというキャリア追求アメリカ女性の夢とゴール―幸せというキャリア追求感想
タイトルに惹かれて読みました。40代から70代の45人のアメリカ人女性の夢をインタビューしています。10年前の本。家族の幸せを願う心と向学心の強さが特徴です。アメリカ人も日本人も夢は同じようなのかと感じましたが、実際に実行するかどうかはちょっと違いがあるのかもと思いました。
読了日:5月25日 著者:山崎恵美子
とらわれすぎない私になる “心のクセ"を整える15の方法とらわれすぎない私になる “心のクセ"を整える15の方法感想
わたしの“心のクセ”に「片付けられない」というクセものがあります。自分でハードルを高くせず、ちょっとだけ片付けよう!からはじめてみます、はい!!
読了日:5月27日 著者:

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