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2014年10月の記事

2014年10月31日 (金)

池袋防災館体験ツアー

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このところの災害続きで、前から一度訪れたいと思っていた防災館。夏休みは予約でいっぱいだったので、平日の午後に震災チャリティーを一緒にやっている仲間と行ってきました。

東京には3か所の防災館がありますが、池袋防災館は池袋の駅から5分という便利なところ、池袋消防署の4階にありました。

はじめに通されたのが、視聴覚室。そこで、2011年3月11日のあの日のドキュメント映画をみました。大震災によって、あの時日本がどんな災害に見舞われたかを時系列で辿った映画で、ショックを受けました。その映像自体も津波の爪後や地震の揺れを生々しく映し出していたのですが、私自身がこういった3年半前のことを少しずつ忘れかけていたという事実がありました。「そうだった」と映画が終わって、部屋に明かりが点くと胸が切なくなりました。

新たに、震災の記憶を薄れさせてはいけないと、チャリティーを続けていく気持ちになりました。

映画のあとは、体験コーナーへ。まずは消火器を使ってみる体験。指導の方が丁寧にそしてユーモアも交えて説明して下さいます。「まずは皆に火事を知らせなくてはいけないので、大きな声で『火事だ~』と言いましょう」という、その声の本当に大きいこと。びっくりです。そうそう、東京都の火事の原因、第1位って何か知っていますか?たばこ??かしらと思ったら、なんと放火ですって。こちらもびっくりしました。

次に向かったのが煙りのコーナー。皆さん、避難の合言葉:「おかしも」って知っていますか?
私は全然知らなかったのですが、< 「お」・・押さない  「か」・・駆け出さない  「し」・・しゃべらない  「も」・・戻らない>なんだそうで、仲間となるほどと合点したわけですが・・・・・

実際に煙りルームに入って体験する時に、まあまあ、やっぱり喋っている私たち!なんでしゃべってはいけないかというと、しゃべるとしぜんとけむりが肺に入り、呼吸困難、気管の火傷などをしてしまうのだそうです。要注意だわ~。

最後に行ったのが、地震コーナー。震度7を体験できるもの。4~5人が1グループになって体験コーナーのテーブルにすわるんですが、始まる前からドキドキしてしまって怖かったです。「では、揺れます」という掛け声とともに椅子をどけて、テーブルの下に隠れました。あ~、でもすごいのです。テーブルもグラグラゆれるので、とっても体を支えられず、守れるのは頭だけ。お尻も足もテーブルの下から出っぱなしでした。「はい、終了!」と合図があっても、何だか船酔い状態。リアル体験は、予想以上にゆれるものだと実感しました。

すべての体験を終えて、仲間も「今日は本当に勉強になったわ~」と口々に言い合っていました。帰りには、売店で、防寒、防水用に使える救急アルミックシートをほぼ全員が買っていました。防災意識、マックスになったおばさん軍団はこうして帰途についたのでした。

こういった貴重な体験が、すべて無料でできるなんて、ぜひぜひおススメですよ。

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ハロィーンはチョコっと

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友人Sさんにいただいたハロィーン・チョコはちょこっとかわいいジャコランタ―ンや魔女の帽子、オバケのホワイトチョコなどたのしいお菓子。

うれしいトリートでした。

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2014年10月27日 (月)

舞台「ジュリアス・シーザー」

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またまた行って参りました、彩の国さいたま芸術劇場。シェークスピア・シリーズ最新作「ジュリアス・シーザー」です。

ちょっとポスター見ただけでも、豪華なキャストでしょ。阿部寛のローマ人は、「テロマエ・ロマエ」ですっかり板についてのブルータス。蓮様の旦那で評判だった吉田鋼太郎のキャシアス、生の舞台で見たかった藤原竜也のアントニー、といった面々。

舞台には宝塚のレビュー階段を思わせる大階段がデ―ン。ローマの群集も、兵士も元老院議員もその階段を上ったり下りたり、転げ落ちたり、なんとも目まぐるしく立ち回っておりました。戦闘シーンでてっぺんから落ちる人もいて、一瞬「蒲田行進曲」の階段落ちを彷彿させ、俳優のど根性を見た思いです。

とにかく、言葉の量が圧倒的で、「ああ、シェークスピアとは言葉の海だ」と溺れかけてしまいそうでした。前半、阿部寛のセリフがちょっと聞きにくい部分もありましたが、あのセリフの量だけで、もう心意気に感服。

キャシアス役の吉田さんは、さすがは舞台出身で、声の張り、滑舌の良さは抜群でした。ヨッ、石炭王!と声をかけたくなっちゃって。

3時間の舞台、前半のテンポが気になりましたが、後半のブルータスの演説から一気に終盤まで緊張感のある舞台でした。

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2014年10月23日 (木)

マリボール国立劇場「アイーダ」

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10月17日、練馬文化センターで歌劇「アイーダ」を観てきました。

「アイーダ」はヴェルディの超有名なオペラで、あのトランペットで始まる「凱旋行進曲」のさわりは良く聴いてはいました。でも、名前は有名で知っていても読んだことのない本のように、その詳細はほとんど知りませんでした。

今回の演出が、今はやりの時代を現代に置き換えた「読み替え」演出でなく、豪華絢爛な舞台であると聞いて、「これは観てみたい!」と思いました。

その演出は舞台背景に投影する景色が奥行きをみせて、異国情緒を醸し出していました。

国と国との争いと女と男の争いと、親子の葛藤、神の定め、引き裂かれる人間模様。3時間余りによくこれだけのドラマを詰め込んだと思うくらいの展開でした。

そして、ラストはすべての名誉を捨てて囚われの身になった、アイーダの想い人、ラダメスのもとにやってきたのが・・・故郷も親も捨ててきたアイーダ。

これって、スケールは違うけど、日本の心中ものにすごく似ている気がしました。ゆるされない愛のために、惚れあう2人は家を捨て、親を捨て、死ににいく。アイーダとラダメスは2度と開けられることのない岩の牢獄で息絶えるという設定。

アリアも引き裂かれる感情の叫びのようにある時は悲痛に、ある時は切なく歌われました。

ちょっと違和感があったのが、挿入される踊り。日本人だとおもうのですが、他の出演者が体格がいい中、浮いている感じがしましたが。

見応えある舞台でした。

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2014年10月16日 (木)

「ジャージー・ボーイズ」

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「えっ、この映画をクリント・イーストウッドが監督したの?」
予告編を見て、今までの社会派路線とちょっと違うのかしら?と思いましたが・・・

そうだ、彼の音楽的センスは、「グラン・トリノ」の音楽でも素晴らしかったと思い出したのでした。この映画で語られる「ジャージー・ボーイズ」は、“シェリー”などの大ヒットで成功したザ・フォー・シーズンズです。クリント・イーストウッドは、彼等の音楽が昔から大好きだったそうです。

ニュージャージー出身の彼等の10代は、ジャングと隣り合わせ、強盗まがいもしながら、しょぼいバンドを組むという、ごろつきたち。リード・ヴォーカルのフランキーの家はイタリアからの移民で、家にはローマ法王と、フランク・シナトラの肖像が飾ってあったり。貧しく暗い青春に描こうと思えばそうなったでしょうが、クリントウッドの演出は、実にテンポがいいのです。甘く歌うラブ・ソングがストーリーを軽快に前に進めます。

白眉は、4人目のメンバー、作曲家のボブ・ゴーディオがバンドにはじめて自分の曲を披露する場面。フランキーがゾクゾクするファルセット・ヴォイスでハーモニーをつけていくところ。自然発生的に出来ていく音楽が、もう完璧という奇跡。

そうそう、この映画のテンポの良さは、音楽だけでなく、登場人物が舞台で観客に話しかけるように語る点です。「実はね」と秘密を打ち明けられるような親密さがあって、思わず惹きつけられます。

舞台といえば、主役のフランキー演じるジョン・ロイド・ヤングは、舞台「ジャージー・ボーイズ」のオリジナル・キャストなんですって。その他にもニック(マイケル・ロメンダ)、ボブ(エリック・バーゲン)役が舞台経験者。

小さい頃、ジュークボックスから流れる“シェリー”を思い出し、胸が熱くなりました。ビバ!ザ・フォーシーズンズ♡

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2014年10月10日 (金)

映画「蜩ノ記(ひぐらしのき)」

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ロードショーを楽しみに待っていた映画を初日(10月4日)に観に行ってきました。カナカナと鳴くヒグラシは、俳句では秋の季語。夕方の日暮れ時に鳴くことから、「日を暮れさせるもの」としてヒグラシの和名がついたのだといいます。この映画では、役所広司さん演じる戸田秋谷のしたためる日記を「蜩ノ記」と名付けていました。

ある事件が起こってから10年後に切腹を言い渡された戸田一家のもとにやってくる壇野庄三郎(岡田准一)。彼の目を通して、観る者も、秋谷の穏やかで生きる意義を感じさせる人生を看取っていくことになります。

その暮らしには、遠野を舞台とした日本のやさしく美しい自然が佇んでいました。こんなにもふるさとの四季は豊かか、とため息が出ます。潔い想いを胸に新たな生命が宿る自然。

先月には、公開を前にして皇后さまがこの映画の試写会に出席されたそうです。ロケ地になった岩手県遠野市から震災で被災した方々もその試写会には招待されたとのことです。

じっくりとヒグラシの声に耳を傾ける秋、よいひと時でした。

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2014年10月 8日 (水)

「覚え違いタイトル集」のクスクス笑い

福井県立図書館のHPに「本の覚え違いタイトル集」が掲載されています。

図書館では、読みたい本が見つからず、カウンターを訪れる利用者が後を絶たない。対応する職員の知識頼りのため、見つからないことも。“図書館に興味を持つきっかけになれば”と図書館員の宮川陽子さんが2007年から申し出のあった「覚え違い」の例の約10冊に正解名を添えて一覧にし公開した。(東京新聞7月3日)

それが受けていまでは、450冊の掲載に及ぶといいます。

たとえば、最近ので

★朝ドラのヒロイン(村岡花子)が翻訳した「アンの日記」?
正解は『赤毛のアン』

★村上春樹のオオサキさんがどうしたとか・・・?
正解は『色彩を持たない多崎(たざき)つくると、彼の巡礼の年』

★ひやけのひと?
正解は『火宅の人』

などなど、「こんなことあるある!」ってクスッと笑えます。

先日、私も「『アンナ・ハ―レント』の本、ありますか?」って聞いて、「あっ、はい、『ハンナ・アーレント』ですね」と正されました。やっちゃったわ~。

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2014年10月 6日 (月)

アルカント・カルテット

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10月1日、トッパンホールでのコンサートは、本当に素晴らしかった。ホールに漂う音のさざ波が一糸乱れることなく心地よく鳴っていた。

音へのほとばしる情熱。4人のカルテット、そしてゲスト・チェリストのオリヴィエ・マロンは、強く楽しく弦を奏でていた。

カルテット、室内楽ってこんなにも魅力的だとは正直、思っていなかった。音の調和と追いかけっこがたっぷりと繰り返された。

演目は、前半がシューベルトの弦楽四重奏「四重奏断章」、ポッケリーニの「弦楽五重奏ト短調 Op.37-2」。後半は、シューベルトの」弦楽五重奏曲ハ長調 D956」。

特に目を引いたのがヴィオラのタベア・ツィンマーマン。今年の春に行われた王子ホールでのソロ・コンサートにいって以来、ファンになった。包容力のある音もさることながら、弾く時の、微笑をたたえた表情がなんとも豊かだ。今回の演奏でも真ん中で、他のメンバーと交わす柔らかな表情がすてきでだった。

また聴きたい。

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2014年10月 4日 (土)

キティも40歳か~

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銀座のミキモト、ディスプレーのコーナーにお花のキティちゃんが。まあまあ、キティも40歳とはね。世界一有名なネズミはミッキー・マウスだけど、世界一有名なネコはキティよね♪

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2014年10月 3日 (金)

9月の読書まとめ

2014年9月の読書
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2069ページ

ユニコーン―ジョルジュ・サンドの遺言ユニコーン―ジョルジュ・サンドの遺言感想
文学的図録のような本。先年、国立新美術館で実際のタペストリーを観ましたが、6枚の、思っていた以上に大きな赤いタべストリーに囲まれて、原田さんでなくても、このタペストリーには何か秘密があり、物語が隠されていると思ってしまいます。「我が唯一の望み」のなぞが、このタペストリーの歴史の想像力をかき立てます。 もう一度、フランスのお城で、あの貴婦人に会ってみたいわ。
読了日:9月6日 著者:原田マハ
嵐のピクニック嵐のピクニック感想
読書会で、大江健三郎賞の本を最新受賞作から遡って読んでいくことになり、この本で2冊目。本谷さんのことば選びにはお目メがびっくりして、しばしば文半ばで休憩したものです。ありそうで、なさそうな状況がなんとも魅力的。冒頭の「アウトサイド」がお気に入りです。
読了日:9月15日 著者:本谷有希子
キネマの神様 (文春文庫)キネマの神様 (文春文庫)感想
マハさん、もうこの本は、一篇の名作映画ですよ。主演はもちろんThe Names above the Title!愛すべきゴウちゃんと孤高のローズ・バッド。テアトル銀幕は、飯田橋の名画座、コニコの心の友、ギンレイホールとダブって、思い入れたっぷり、涙ぼろぼろで読みました。この本に「キネマの神様」がやどってるわ~♡
読了日:9月21日 著者:原田マハ
「時間がない」から、なんでもできる!「時間がない」から、なんでもできる!感想
いやいや、見切り発車の勇気がすごい!そして、周りの家族もすごい!!危機にもあきらめず、何とかしようとする粘りも驚異的。実際、スーパーウーマンなんだけど、“わたしでも細切れの時間有効活用は見習ってみよう”と思わせるすぐにできるアドバイスに好感が持てた。「時間がない」を言い訳にしない、前向きな本。
読了日:9月25日 著者:吉田穂波
アンのゆりかご 村岡花子の生涯アンのゆりかご 村岡花子の生涯感想
朝ドラ「花子とアン」の最終回までにこの本を読了しなきゃ、とがんばりました。花子さんは実によく働き、よく人を愛し、社会に貢献した方だったのですね。 村岡ご夫婦の愛情たっぷりのお手紙にはびっくり。おふたりは文字通りベターハーフだったと知り、羨ましくも微笑ましく思いました。花子さんの面影を慕いながら、また「赤毛のアン」を再読したいと思います。
読了日:9月29日 著者:村岡恵理
叱られる力 聞く力 2 (文春新書)叱られる力 聞く力 2 (文春新書)感想
王様のブランチで宣伝していたので、手に取ってみました。この本に出てくる「借りてきた猫」セオリーは覚えておく価値あり!「か(感情的にならず)り(理由を言い)て(手短に)き(キャラクター人格に触れず)た(他人と比べず)ね(根に持たず)こ(個別に叱る)」というアドバイス、いただきです。
読了日:9月30日 著者:阿川佐和子
里山資本主義  日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)里山資本主義  日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)感想
肌のように馴染んだ「成長が是」だとする“オールドノーマル”。その意識革命こそ変革のキーになると説く「里山資本主義」。タイトルにある“資本主義”より「里山自然主義」だな、なんて思いながら読み進めました。今までのマネー主義の無駄と思えるものを宝だと考える発想、目からうろこでした。まずは家庭菜園でもはじめようかなという気になりました。
読了日:9月30日 著者:藻谷浩介,NHK広島取材班
花桃実桃花桃実桃感想
成り行き上というか、なしくずし的というか、おやじさん、桃蔵が残してくれたアパートの大家さんになった茜さん。本の構成はその住人たちを紹介する形で進んでいく。一見変人っぽい住人たちも、やがてこんな人たちいるかもと思えてくるから不思議。ただし、幽霊は別だけど(笑)。今じゃ“大家さん”って言葉自体があんまり使われなくなっているが、茜大家さんと住人の関係も妙な縁で結ばれて余韻の残るお話でした。哀愁のウクレレ弾き、ハルオがスルメの味わい。
読了日:9月30日 著者:中島京子

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