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2014年11月18日 (火)

須賀敦子の世界展

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横浜まで散歩にやってきたのは、実は神奈川近代文学館で催されている「須賀敦子の世界展」を観に行くのが目的でした。

6年前に「須賀敦子という人」という記事を書いてから、全集を読む読書会を立ち上げて、読破。須賀さんの文章は繰り返し読みたくなる知性を感じさせます。

展示は、彼女の生い立ちから、写真、作品の文章、お気に入りの品々などでした。中でも、夫、ペッピーノとの写真は、華やいだ表情で充実したもの。短い結婚生活を本で知っているだけに胸を突かれる思いでした。

日本に帰国されてから教鞭をとっていた上智大学のテスト問題などもあり、これが大変むずかしいのです!たとえば、

樋口一葉の文体に影響を与えたと考えられる江戸時代の作家は誰ですか?

田山花袋の名前で想起される文学運動は何ですか?さらにこの運動に関連付けれる他の作家の名を書きなさい。

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須賀さんは、英語で古典から現代までの日本文学と世界文学を教えていたそうです。

そして、念願の“書く人”になって、はじめて小説を書こうとした時の原稿を見たとき、何ともいえず胸が熱くなって、未完の小説を書きたかっただろう想いと、一読者として読みたかった気持ちがこみ上げてきました。

洋館巡りは混んでいませんでしたが、須賀さんの展示は熱心なファンが多く、会場は熱気に包まれていました。彼女の本は、これからも読み継がれ、彼女の人生は語り継がれていくでしょう。

印象に残る展示でした。11月24日まで。

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