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2014年12月の記事

2014年12月30日 (火)

ついでに「宝塚歌劇100年展」

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ミュージカル「パック」で宝塚・初体験をした後、東京フォーラムでやっていた「宝塚歌劇100年展」にも行ってみました。

12月28日までで、混雑してました。なかでの写真撮影は厳禁。ただし特別に写真撮影コーナーが2か所だけ設けられ、こちらは長蛇の列。「ベルばら」のオスカルの部屋と、シャンシャンを持って撮れる階段と。

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あんまり長蛇の列だったので、遠くからパチリ、撮っただけで「まあ、いっか」と帰ってきました。熱心なファンに押され気味でした。何だか、とっても緊張した一日でした。

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初!宝塚を経験

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今年、何かと話題になった宝塚ですが、コニコは宝塚の舞台を観たことがありませんでした。100年記念も何かの縁と思って、チケット購入に奔走。でも、なかなかいい席が取れずにいましたが、なんとかチケットをゲットして、月組のミュージカル「パック」を観てきました。

東京宝塚劇場の正面玄関には、100周年を記念してこんな展示も。

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舞台が始まると、宝塚独特の拍手の仕方があるようで、贔屓の人が出てくるとファンがすごいんですね~。ちょっと圧倒されます。

ミュージカル「パック」は、シェークスピアの「真夏の夜の夢」を題材にしたもので、妖精のパックが主役。夢あふれるコメディーでした。

そして、第2部のレビュー「クリスタル・タカラズカ」が豪華絢爛。各組みに君臨するトップスターと徹底したヒエラルキーの世界が一糸乱れず展開して迫力の美でした。

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ヴォ―チェス・エイト ふたたび

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2年前にも聴きに行ったヴォ―チェス・エイトがふたたびクリスマス・シーズンに来日。今回は、大好きなミュージカル・ソングを披露してくれました。

中でも「オペラ座の怪人」からミュージック・オブ・ザ・ナイトは、ゾクゾクするくらいのハーモニーの花束で圧倒されました。

ジャズのナンバーも随所に挟んで、軽快なリズムがステキ。虹は七色ですが、ヴォ―チェス・エイトの歌声は8色の彩りで聴く人、見る人を魅了します。

また、来年も来てくれますように。

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2014年12月25日 (木)

シュトーレンたち

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この2、3年、クリスマス・シーズンにお菓子のベルンが発売している「世界のクリスマスのお菓子」シリーズが気に入っています。

もともとシュトーレンが大好きだったので、今年はドイツのクリスト・シュトーレン、アイルランドのアイリッシュ・ケーキ、イタリアのパネトーネを買ってみました。

ずっしりと重いこのケーキたち。友人には、「カロリー、そうとう高いわよ~」と言われながら、「少しずつ食べているから」と言い訳する私。うす~く切っては食べていますが、何枚も食べたら少しずつではなくなってしまう~・・・

というわけで、今日も世界のシュトーレンたちを頂きます♪

豆知識:

ドイツのシュトーレンは、その昔、シュトーレン王が貧しい人々にパンを与えたという物語を秘めています。

イタリアのパネトーネは、15世紀にミラノで生まれました。

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Merry Christmas!

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皆さま、メリー・クリスマスです!

先日、銀座の教文館へ行ったら、藤城清治によるサンタの影絵がありました。クリスマスの日にサンタさんが銀河鉄道に乗ったようなファンタジックな絵が気に入りました。

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店内には、ヨーロッパやアメリカからのクリスマス・グッズがいっぱい。コニコも一気にフェスティブ・ムードになりました。

Joy to the WORLD♪


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2014年12月18日 (木)

「ヒカリ展」

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この時期、流行りのイルミネーションに行かれる方も多いのでは?

コニコは、イルミネーションは込んでいるので、上野のお山、国立科学博物館で開催されている「ヒカリ展」に行ってきました。

一緒に行った友人が、「高校で習う知識よ~」といっていましたが、ヒカリと言ってもいろいろあるんですね。超文系の私には、いろいろ新鮮でした。

可視光だけがヒカリではなくって、紫外線、赤外線、電波などもヒカリだとは。
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目玉は、3Dのオーロラの映像。嵐のように天空に広がる緑のオーロラは、まだまだ科学的に全体像が解明されていないそうです。ミステリーな感じが人を惹きつけるんですね。

その他にも光る生物が暗闇の中に妖しげに光って、なぜか?!お客さんにカップルが多いのも面白い!こちらは光るサンゴ礁。

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そして、人工的に遺伝子操作をして光るようにした繭。これにはちょっと恐ろしい気がしました。だって、絵の具で色を塗り替えるように、生命の色も、つまり繭の色も塗り替えてしまうわけですから。でも、こういったことって、今ではフツーに行われていることなんでしょうね。

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その繭で作ったコクーン・ツリー

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会場にあるショップでは、「かいこチョコ」が売っていて、ギョッとしました。きもわる~いbearing

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いくらオリジナルグッズでも、ちょっとね~。

いろいろお勉強になった展示でした。来年の2月22日まで。

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2014年12月17日 (水)

JIM-NET

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桃柿チャリティー・ランチに毎年参加してくれる友だちから、便りが届きました。

封筒には、バラの絵が描いてある缶と一枚のメッセージが入っていました。

“ちいさな支援をしているので、そのおすそわけです”

JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)というNPO団体があり、2003年のイラク戦争をきっかけに、イラクで苦しむ小児ガンの子どもたちを支援しているグループだそうです。

今年で結成10周年を迎え、地道な支援の活動を行っていることがサイトでも伝わってきます。

いままで全然知らなかった支援団体ですが、イラク戦争で劣化ウラン弾のことは当時の報道で知っていました。10年以上前の戦争の影響で子どもたちが小児ガンに苦しむという状況が今もあるとは・・・。10年前の出来事を忘れていました。

そしてこのグループは、福島の放射能汚染から子どもたちを守る活動も行っているそうです。

日々の生活に追われていると、世界で起っていること、日本で起っていることに無関心になってしまいがちですが、このギフトを頂いて、この缶のバラの花を描いたイラクの女の子のことを想いました。

女の子の名前は、EMAN。今年の7月26日に小児ガンが悪化して亡くなったそうです。彼女が描いたバラには、“I am not ephemeral”とありました。“はかない命ではないんだ”というメッセージに強い生きる力を感じます。

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2014年12月16日 (火)

Googleとカンディンスキー

ワシリー カンディンスキー 生誕 148 周年

GooGleのロゴが、12月16日は芸術家カンディンスキーの誕生日を記念して特別イラストに変更されていました。生誕148周年だそうです。この半端な感じがいいわ~。

コニコの好きな画家のひとりです。

3年前にみた「カンディンスキーと青騎士」の展示を参照なさってください。

ワシリー・カンディンスキーはロシア・モスクワ出身の画家。抽象絵画の創始者として、20世紀を代表する芸術家です。

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2014年12月15日 (月)

ケーリー体験 ワオ!のアイリッシュ・ダンス

「ケルティック・クリスマス・コンサート」の前に小ホールで開催されたイベント、「みんなで踊ろう! ケーリー体験」に参加。

アイルランドの伝統的フォークダンス(ケーリー)をちょっとのぞいてみたら、踊る羽目になり、1時間、踊りっぱなし。こういう時は、やっぱり踊らにゃ損損かしら~。

クルクル回り、ステップ踏んで、1,2,3,4♪リズムにノッテ1,2,3,4♫

8人グループで踊りが展開していくという形式。もう、何人もの足踏んじゃってごめんなさい。

先生役の人とクルクル回った時は、遠心力がついて目が回っちゃって!これは、タイタニックのシーンと同じと感じ入りました。

アイルランドからタイタニックに乗り込んだジャックがローズと踊る場面を夢想して、ちょっと若返った気分でした。

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「ケルティッククリスマス」

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あと1週間余りでクリスマスですね。先日、すみだトリフォニーホールでアイルランド、ケルト音楽のコンサートに行ってきました。Sさん、ご一緒できた楽しかったわ♬

“太古から現在へ アメイジング・ヴォイス”と題してサム・リーのバンド、リアム・オ・メンリィ、そしてアカペラグループ、アヌーナが繰り広げる神秘的な世界の声を聴きました。

特に印象深かったのは、アカペラのアヌーナ。男女合わせて13人のグループで、女性は全部ソプラノ、男性もテナーが多いという編成。

映画「ロード・オブ・ザ・リング」のエルフの国にやってきたような歌声といえば、どんな声か想像してもらえますか?

何か、聖なるもの、ソウルフルなものが宿っている歌声なんですね。中世のカトリック聖堂で歌われた「エルサレム」という歌は、6人の女性メンバーが観客の間に入って、ロウソクの灯りを持って歌っていたのですが、もうそこは聖堂の中のようでした。

繰り返される「エルサレム」という言葉。永遠を感じさせる時空―クリスマス・イブのエルサレムは、果てしない時間の中で待たれていた救世主の誕生を時を越えて祝福したんだろうな、と思わせる歌声でした。

ラストの曲は、日本語で「もののけ姫」を歌ってくれて、自然の八百万の神を崇拝する日本と神秘的な森を連想させるケルティック文化には、通じるものがあると思わせました。

まさにケルティックHoly Nightと日本文化の融合だわ~。

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「Once ダブリンの街角で」

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EXシアター六本木で昨日まで上演だったブロードウェイミュージカル「Once ダブリンの街角で」を観てきました。この舞台も「リトル・ダンサー」と同じように最初に映画になりヒットして、それを舞台化したもの。

ダブリンで出逢った売れない歌手(男)と、チェコからやってきた傷心の女の短いロマンスを描いたもの。

開演前には、舞台上のアイリッシュバーで飲み物を買う楽しみもありました。ニュージカルなんだけれど、ちょっと静かなコンサートのような趣があって、じわじわっと音楽が心に染み込んでくるお芝居でした。

舞台上には、バイオリンを弾く女性が2人、ギターやビアの、バンジョーやアコーディオン、ドラム替わりの缶たたきなど、音楽がいっぱい♬

唯一の難点は、舞台の端に日本語字幕が出たのですが、歌詞がない時もあって、残念でした。

英語が、アイリッシュ訛りなのか、すご~くわかりにくく、いろいろな場面に散りばめられたと思われる冗談がよくわからなかったのも、残念(コニコの後ろの席のイギリス人かアイルランド人かわからないのですが、ゲラゲラ笑っていたのに、日本人観客はしーん、としていたんですよ)。

今の季節、だんだん寒くなっていくと、こんなロウソクの光のような温かなストーリーが心に響きますね。

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「八神純子コンサート」

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友だちに誘われて八神純子のコンサートに行ってきました。懐かしいでしょ~。1部は「Here I Am」、「ひめゆりの丘」など最近の曲を披露してくれて、休憩の後は、ヒットメドレー「水色の雨」、「パープル・タウン」など、もうコニコも○十年前を思い出してノリノリでした。純子さんはデビューから歌がうまくって、声量があったけど、なんだか今の方がもっと声が出ているみたい!恐るべし、ベテラン歌手♪

な、な、なんと中年オジサンの追っかけもいるんですね。客席最前列で立って、ペンライトを振っていました~!オバサンだけでなく、オジサンも追っかけでストレス解消になるんだわ~きっとhappy02 なんでも夢中になれるものがあるって、ステキよね。

最後には、「ずっと歌っていきますので、どうぞ応援して下さいね~♡」とメッセージ。あの美声は、神様の贈り物ね、ずっと歌ってほしいわ。

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「見つめて、シェイクスピア!展」

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1ヵ月ほど前になりますが、練馬区立美術館で面白い展示がありました。シェイクスピアの生還450周年を記念して、「Looking At Shakespeare 美しき装丁本と絵で見る愛の世界」展です。

この展示の特徴は、2つ。個性豊かな装丁の本コレクションと、シェイクスピアの物語をもとに描かれた絵画、挿絵の数々でした。

特にコニコの目を引いたのは、絵画コーナーの冒頭にあった16枚のシェイクスピアの肖像画たち。ポスターに使用されている肖像画は特に有名で、マーティン・ドロエスホウト作の銅版画で、専門家の解説によれば彼の死から7年後に作成された作品だそうです。

ドラクロワの版画「オフィーリアの死」や、イギリスの有名な挿絵画家アーサー・ラッカムの絵も迫力があり、言葉に想像力の翼をつけてくれてドラマを盛り上げます。

文学が画家を刺激し、物語の世界を広げてくれる、そんな楽しみがそこにはありました。地味な展示でしたが、印象に残りました。

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2014年12月12日 (金)

「ビリー・エリオット ミュージカルライブ」

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4日にビリー・エリオットふたたびに書いたように、「ビリー・エリオット ミュージカルライブ」を観にいってきました.

映画が舞台ミュージカルになって、またそのミュージカルを映画に撮ったものです。そして、そこにも―あらたな感動がありました。監督はオリジナル映画と同じスティーブン・ダルドリーが手がけ、音楽監督はエルトン・ジョンです。

二人とも映画のはじめに挨拶に出ていて、まるで劇場で観客を迎えてくれているようです。
コニコがイギリスに生の舞台を観に行ったのが、9月のはじめで、このミュージカルライブが撮影されたのが9月28日だったです。全然知りませんでした。9年前の9月29日が初舞台だったんですって。

私が観た舞台の主役は、このミュージカルライブで主役をやったエリオット・ハンナとは違いましたが(ビリー役は、4人の少年が代わり代わり演じているそう)、最後のビリー勢揃いの時には、「僕たちに場所をあけて」みたいなことを言ったブラッドレイ・ペレット。撮影当日の舞台では、2005年以来、ロンドンのウエストエンドでビリーを演じてきた俳優27名全員が共演するという夢の舞台だったそうです。ここが、ミュージカルライブのひとつのハイライトになりました。

こんにちは。

シネマトゥデイさんから本編の一部を特別公開!

いよいよ明日から公開になります。

東京以外の公開情報も続々告知できる予定です。

すみません、もう少々お待ちくださいませ。

http://www.cinematoday.jp/page/N0068728

主役のエリオット・ハンナ

そして、にくい演出がLiam Mower (下のエルトン・ジョンと一緒に写っている少年(写真は9年前のもの)。リアムは、2005年の初舞台「ビリー・エリオット」にオーディションで選ばれた3人のビリーの中のひとり。ミュージカルのクライマックスで、ビリーが空想の世界で、成長してバレエ・ダンサーになったolder Billyと白鳥の湖を踊るシーンがあります。9年後の28日の舞台では、現実でも成長したビリーとして、リアムが主役のビリーと一緒に踊りを披露してくれています。

Elton and Liam

Billy Elliot the Musical Live hits US cinemas Nov 12, 15 and 18

生の舞台を観たときは、劇場の後ろの方だったので、役者の微妙な表情がよく見えなかったし、英語も日本でないので字幕がつかず、苦労しました。今回のミュージカルライブは、ここぞ!という時にカメラがクローズアップで寄っていってくれて、細やかな感情も伝わってきました。視点も俯瞰で撮ったりと、舞台で回転して上がっていくビリーの部屋なども迫力がありました。

そうそう、オリジナル映画との違いでは、あんまり印象になかったビリーのおばあちゃん役も舞台では大ハッスルで楽しいですよ。あと、サッチャー首相も人形で登場し、時代背景もより鮮明になったり。

映画館で、思わず拍手!この映画のことを教えてくれたMさんに感謝です。

TOHO日劇の上映は11日まででしたが、その他TOHO有楽町、六本木などでもまだ観られるようなので、あの映画「リトル・ダンサー」が好きだったという方、どうぞお見逃しなく。

ビリー・エリオット ミュージカルライブのfacebookにいろいろインタビューが載っていて面白いですよ。

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2014年12月11日 (木)

アマンディーヌ・べイエ バロック・ライブ劇場 その2

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王子ホールで開催されたシリーズ“バロック・ライブ劇場”で、コニコが行った2つ目のコンサートは、バロック・ヴァイオリンのアマンディーヌ・べイエとリ・インコーニティ。

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演目は、バロックの大御所、イタリアのヴィヴァルディ一色だった。お目当ては、「四季」。以前に、樫本大進とベルリン・フィルのメンバーの「四季」を聴いたが、べリエの「四季」の、なんと印象が違うことか。全体が早めのテンポ。でも、早すぎるということはなかった。“可憐な余韻”、そして“妖精のような軽やかな弓さばき”。ヴィヴァルディが教えたピエタ音楽院の女の子たちは、べイエのように弾いたのではないかと思いながら、ワクワクして聴いた。

「四季」の『冬』第3楽章が終わった後、「いいコンサートを聴いた」という深い満足感があった。会場は、温かで熱心な拍手に包まれた。アンコールも拍手に応えてヴィヴァルディを2曲。

ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調RV374より第2楽章(ゆったりとした曲がしっとりと心に響いた)と、RV517より第3楽章。

公演後は、「四季」のCDを買って、サインを頂いた。べイエさんとヴィオラの方には、拍手をしてもらった。少しでも音楽のパワーをもらえるように。

コニコが行った今年のコンサートのベスト3に入る。ぜひおススメしたい。

朗報!コンサートの様子は、来春1月7日19:00~21:10にNHK-FM「ベストオブクラシック」で放送されるそうだ。

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2014年12月10日 (水)

ル・ポエム・アルモニータ  バロック・ライブ劇場 その1

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王子ホールで開催されたシリーズ、“バロック・ライブ劇場”の2つのコンサートに行ってみた。モーツァルトに代表されるクラシック派やロマン派もすばらしいが、多声でハーモニーが好き。チェンバロや、フェルメールがよく描いたリュート、ヴィオラ・ダ・ガンバなどの音色も心が躍る。

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今回の「ルソン・ド・テネブル」とは、「暗闇での聖務」という意味で、3日間、総長の暗闇の中で唱えられる祈り。聖職者たちが空がまだ暗いうちから礼拝堂に集まり、祈りが終わるごとに灯していたロウソクの火を1本ずつ消してゆく、という流れ。この祈りにそって、コンサートの舞台も暗くなっていった。

そこは、まるで深夜の教会の中のような空気が流れ、特に印象深いカウンターテナーの声が共鳴していた。

休憩なしの祈りの時間、眠りの世界と日常の覚醒をいったりきたり。最後の女性ソロと男性のコーラスが天の神に向かって大いなる信仰を歌い上げていた。

静謐なコンサートだった。

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「夢見るフランス絵画」展

最近の美術展は、印象派を絡めながら、いかにアレンジして他の画家を魅力的に見せていくかがテーマのような気がします。

今回のBUNKMURAの展示もルノアール、モネを中心に“印象派からエコール・ド・パリへ”と銘打ったものでした。

平日の昼下がりに行ったせいか、込み具合も丁度良く、ゆったりと鑑賞で来てラッキーだったわ。それにしても、いつも思うけど、美術展って、おばさんが多いわね~、って私もおばさんですが。

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この展示会のポスターにもなっているルノアール、はじめてみる「ド・ガレア夫人の肖像」は、ルノワールにはめずらしく背景にビビッドな赤を使っていて、目を惹きました。さっそくクリアファイルを購入よ♡

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印象的だったのは、ユトリロとキスリング。ユトリロは、私の記憶では、ちょっと寂しい孤独な感じの街並を描く画家でしたが、今回は、屈託なく明るい人々が行き交う街を描いている作品と出逢ってイメージが変わりました。

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こちらは、ユトリロの「雪のモンマルトルの界隈」

でもって、前にも注目していたキスリングの絵も出展されていて、そのビビッドな色遣いに惹き込まれました。

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画筆にとらず、絵の具のチューブから直に描いていたりしたというキスリング。この「花」もその生命力の強さが際立って、生花のはかなさを醸し出しています。

他にも、展示の冒頭にあったセザンヌの大きなサイズの「大きな松と赤い大地」、モネの「エトルタ、夕日のアヴァル断崖」など、はじめて観る絵が迫力がありました。

12月14日まで。


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2014年12月 5日 (金)

名ばかりの「女性活躍法案」

“女性が輝く日本”といっていたのは、誰でしょう?

安倍首相は、衆院解散。審議入りした「女性の活躍推進法案」は廃案となることが確実になっています。安倍内閣は、「2020年に指導的地位に占める女性の割合を30%にする」ことを目標に掲げていたのに。法案が成立すれば、大企業や地方自治体に数値目標が義務付けられるはずだったのに。

そもそも指導的地位の女性ばかりを活躍の指標にしているのもおかしな話でした。11月1日の朝日新聞では、民主党の郡和子氏の指摘を挙げています。

郡氏は、非正規労働者の7割を女性が占め、男女の賃金格差が大きい現状を挙げ、「一番危惧するのは(女性が)低賃金で大活躍という構図だ」と指摘。

11月3日の東京新聞には、阿部内閣が、長時間労働を防止を謳う「残業代ゼロ」制度を導入する方針を伝えています。これだと、雇用が不安定な派遣労働者を守る規制を緩くしてしまうことになりかねません。だいたい、女性の約6割が長時間勤務のために第1子出産を機に退職しているという話もあります。先日の「マタニティーハラスメント」などの降格、退職勧奨はおかしくありませんか?

今度の選挙自体が何のため??と思ってしまうこの頃です。

今、“女性が怒る日本”です。

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2014年12月 4日 (木)

「Billy Elliot」ふたたび

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2000年にロードショーになった映画「リトル・ダンサー」(原題「Billy Elliot」のジェイミー・ベル、懐かしいでしょ~。先日もDVDで、炭鉱で働く一家の苦悩と希望、電気が体の中を走るようなはじけるダンスを堪能しちゃいました。ラストには「雨に唄えば」のアダム・クーパーもチラリ出演です。

でもって、イギリスに行って舞台になったミュージカル「Billy Elliot」を観てきました。Victoria Palace Theatreです。

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映画をミュージカル化したもので、ライブの踊りは迫力があり、ともかく主役の子(Bradley Perret)のタップが俊逸。でも、ロングランのライブなので、こういった才能ある少年もどんどん成長してしまうでしょう?・・・

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と思ったら、パンフレットには“Billy Hall of Fame”というページがありびっくり。数多くの少年がビリーを演じて、卒業していったのですね。ちょっとAKBみたい。
音楽は、エルトン・ジョン担当という豪華版。

そして、な、なんと今月、明日5日からTOHO日劇で「ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトルダンサー」というイベントがあるということを友人に教えてもらいました。すっご~い、偶然。舞台を撮った映画ということで、こちらもぜひ行ってみたいと思っております。

ビリー、マイ・ブームです。


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映画「マダム・マロリーと魔法のスパイス」

原題は「The Hundred-Foot Journey 」。アマゾンサイトの原作の紹介によると

The Hundred-Foot Journey is about how the hundred-foot distance between a new Indian kitchen and a traditional French one can represent the gulf between different cultures and desires.

映画「100フィートの旅」は、新しくできたインド料理店と、格式のある伝統的フランス料理店が繰り広げる、それぞれの異なる文化や好みの大きな隔たりについて描いています

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この映画の中で、とっても好きなセリフがありました。「Food is memories.」

主役のインド人天才コック(自分のことをシェフとはいわない)、ハッサンが大都会で名声を勝ち得た絶頂期に、同郷人から素朴なお弁当を分けてもらって、涙するシーンでいわれた言葉。体の奥の引き出しにしまってあった記憶が、味や匂い、音によって一気にあふれ出す、そんな感情の変化が胸を打ちました。

そして、ヘレン・ミレンもハッサンの作ったオムレツを食べて、ただただ涙するシーンも印象的。

それでもって、ヘレン・ミレンの堂々とした演技(そりゃあ、エリザベス女王を演じるくらいだから)は、それはそれは品があって、チャーミングでした。マダム・マロリーのキャスティングがこの映画の成功を左右するといってもいいといえるくらい、魅力的なはまり役。

ミシュランの星がいくつになったか、電話で連絡がくる場面も、ユーモアがあって舞台裏をみるようなワクワク感がありました。レストランにとって、ミシュランのお墨付きは、水戸黄門の印籠のようなものなのね。

穏やかでうっとりするような風景の南フランスを舞台に、大好きな映画「ショコラ」を監督したラッセ・ハルストレムがメガフォンを取り、スピロバーグが制作をしたこの映画、スタッフも演技者も外れなし。

“じわっと心にしみるスパイス”がたっぷりとかかった映画でした。 

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2014年12月 2日 (火)

11月の読書まとめ

2014年11月の読書
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2802ページ


フォルトゥナの瞳フォルトゥナの瞳感想
人が「運命」に介入してしまうという設定は、「デスノート」などのように漫画、小説でも映画でもみられる。フォルトゥナの瞳を持つ主人公は、自分の「運命」と他人の「運命」をどうみつめていくかに苦しむという物語。「運命」が変えられるのか、変えられないのか、は人間の永遠のテーマなのだろう。結末は、ちょっと予想がついたが、さすがに職人の筆致で、最後まで一気に読ませる。慎一郎の仕事、高級車の磨き職という設定が興味深かった。
読了日:11月3日 著者:百田尚樹
百日紅 (下) (ちくま文庫)百日紅 (下) (ちくま文庫)感想
やっと下巻を拝見できました。それぞれの噺に色艶があって、いいですね。「離魂病」は小泉八雲の怪談のようで心惹かれます。「美女」もお栄と北斎の関係が逆転する面白さがなんとも粋です。いや~、来年のアニメ映画が楽しみです。
読了日:11月4日 著者:杉浦日向子
〈老いがい〉の時代――日本映画に読む (岩波新書)〈老いがい〉の時代――日本映画に読む (岩波新書)感想
超高齢化社会の中で、日本映画に“生きがい”と“老いがい”を感じさせる人生の先輩たち。黒澤監督、小津監督から今に至るまでの名作をあらためてみたくなりました。
読了日:11月5日 著者:天野正子
定年が見えてきた女性たちへ~自由に生きる「リ・スタート」のヒント~定年が見えてきた女性たちへ~自由に生きる「リ・スタート」のヒント~感想
元「日経ウーマン」編集長だけあって、飽きさせない雑誌的な編集。コピーで読者の関心を惹いていき、一見深刻な話題を気楽なとっつきやすさで語っています。余裕ある女性も、老後資金に不安な女性も「定年」が見えてきたら、「定年」になる前にちょっと考えてみましょ、というスタンスをアドバイスしていました。読んでちょっと得した感じ、そんな本です。
読了日:11月11日 著者:野村浩子
田舎暮らしの猫 トビー・ジャグと過ごした英国の四季田舎暮らしの猫 トビー・ジャグと過ごした英国の四季感想
以前、桜庭一樹さんが推薦していた本をネットで注文して読んでみた。イングランドの北東部、ノーサンバーランド州の自然がこまやかに描かれ、自由奔放で茶目っ気のある猫、トビーとの生活が愛情たっぷりに語られている。凍てつく寒空に救い出された子猫、トビーが元気になっていく様子を作者と共に喜べた。作者が住んだ田舎家、アウル・コテージがまるで土地の長老のようなおだやかさで心地よい雰囲気を漂わせているのも魅力的だった。イギリスの田舎、いいですね。
読了日:11月12日 著者:デニスオコナー
時の罠 (文春文庫)時の罠 (文春文庫)感想
読書メーターでこの本のことを知り、好きな短編集ということで読んでみました。辻村深月さんは気になりながら、まだ未読でしたが、『タイムカプセルの八年』は、じんわり父の想いが伝わって温かい作品だと感じました。他の作品も読んでみたい!いま「ハケンアニメ!」予約中。湊かなえさんの『長井優介へ』もタイムカプセルを題材にしたものですが、作風はドロドロした感じ、それがラストで一転して、彼女の長編にはないパターンで驚かされました。四者四様で味わいのある短編集でした。
読了日:11月12日 著者:辻村深月,湊かなえ,米澤穂信,万城目学
不祥事 (ジェイノベル・コレクション)不祥事 (ジェイノベル・コレクション)感想
テレビドラマで話題になっていたので手に取ってみました。手に取って読み始めたら、な~んと止まらなくなり一気読み。女、半沢直樹ではないか!知らず知らずに花咲舞に“大岡裁き”を期待して、ラストには胸のすく思いを味わわせてくれて、爽快。楽しい読書でした。
読了日:11月15日 著者:池井戸潤
20のテーマで読み解くアメリカの歴史: 1492~2010年20のテーマで読み解くアメリカの歴史: 1492~2010年感想
クロニカルにアメリカの歴史をたどりながら、立体的なテーマで俯瞰する視点に拡がりがあり、大いに刺激的だった。特に第1章「歴史における指導者の役割」から第13章「黒人の政治的影響力の発芽」までの前半は、非常に論理的で裏事情も加味しながら説得力のある論考を立てている。独立後もイギリスがアメリカに関わった役割が見えてきて、立ち回りのしたたかさに驚いたり、いまのアメリカを知る上で読み応えあり。
読了日:11月21日 著者:鷲尾友春
透明な迷宮透明な迷宮感想
平野啓一郎は好きで何冊か読んでいますが、今回は短編集ということで新鮮でした。特に冒頭の「消えた蜜蜂」が翻訳物のような佇まい、Kという人物もミステリアスでした。また、ラストの「Re:依田氏からの依頼」は、震災後の衝撃を感じさせるもので、不思議な感覚が残る物語でした。
読了日:11月30日 著者:平野啓一郎
俺俺 (新潮文庫)俺俺 (新潮文庫)感想
大江健三郎賞受賞作、4冊目です。表紙からして不穏な雰囲気を漂わせて、「俺俺」ってタイトルだし、ただの“なりすまし”ではすまない話だとは思いましたが、激しい展開にびっくり。俺の思いに時どき同意したり、反発したりしながらのディストピア小説でした。映画化もされているようで、怖いもの見たさでレンタルしてみようかと思っています。
読了日:11月30日 著者:星野智幸

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