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2014年12月 4日 (木)

映画「マダム・マロリーと魔法のスパイス」

原題は「The Hundred-Foot Journey 」。アマゾンサイトの原作の紹介によると

The Hundred-Foot Journey is about how the hundred-foot distance between a new Indian kitchen and a traditional French one can represent the gulf between different cultures and desires.

映画「100フィートの旅」は、新しくできたインド料理店と、格式のある伝統的フランス料理店が繰り広げる、それぞれの異なる文化や好みの大きな隔たりについて描いています

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この映画の中で、とっても好きなセリフがありました。「Food is memories.」

主役のインド人天才コック(自分のことをシェフとはいわない)、ハッサンが大都会で名声を勝ち得た絶頂期に、同郷人から素朴なお弁当を分けてもらって、涙するシーンでいわれた言葉。体の奥の引き出しにしまってあった記憶が、味や匂い、音によって一気にあふれ出す、そんな感情の変化が胸を打ちました。

そして、ヘレン・ミレンもハッサンの作ったオムレツを食べて、ただただ涙するシーンも印象的。

それでもって、ヘレン・ミレンの堂々とした演技(そりゃあ、エリザベス女王を演じるくらいだから)は、それはそれは品があって、チャーミングでした。マダム・マロリーのキャスティングがこの映画の成功を左右するといってもいいといえるくらい、魅力的なはまり役。

ミシュランの星がいくつになったか、電話で連絡がくる場面も、ユーモアがあって舞台裏をみるようなワクワク感がありました。レストランにとって、ミシュランのお墨付きは、水戸黄門の印籠のようなものなのね。

穏やかでうっとりするような風景の南フランスを舞台に、大好きな映画「ショコラ」を監督したラッセ・ハルストレムがメガフォンを取り、スピロバーグが制作をしたこの映画、スタッフも演技者も外れなし。

“じわっと心にしみるスパイス”がたっぷりとかかった映画でした。 

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