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2015年3月の記事

2015年3月28日 (土)

春のデザートも♪

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ランチデザートを頼んだら、アップルパイにラズベリー・シャーベットと春らしい新緑の木をあしらったデザート・プレートが。思わず「ステキ!」ぱちりです。

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桜空

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桜が咲き始めました。一気に春♪桜には青空が良く似合いますcherryblossom

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2015年3月17日 (火)

「『つながり』の進化生物学」を読んで

小川洋子さんのラジオ番組「メロディアス・ライブラリー」で紹介していた「『つながり』の進化生物学」では、なるほど~、と思う指摘が満載でした。

 本田学さんという国立精神・神経医療研究センターの研究者は、人間の安心感には超音波の存在が大事だといっています。(中略)直接、耳で聞こえなくても、体の何かしらの受信器で超音波をキャッチしているということ。
 楽器は、耳に聞こえる音だけではなく、その整数倍の音をたくさん出しています。ヴァイオリンで高い音を出すと、50キロヘルツくらいまでの倍音が出る。楽器の生演奏で心が穏やかになれるのは、コンクリートで囲まれた超音波の少ない環境で、虫やネズミでなくても、楽器が出している超音波が、僕たちに心の安定をもたらしてくれるからかもしれません。(39ページ)

かつての人類は、絶対音感をもっていたといわれます。言葉をもつ前の人間の祖先の歌は、たぶん絶対音感にもとづくものだったのでしょう。音の高さに意味があって、それで対象を表現していたのかな。同じ音でも高いとネズミ、低いとゾウを指すというふうにね。
 でも、そもそも動物がもっているのって、絶対音感なんですよ。絶対音感とは、ある音の高さを、他とくらべずに判別できる能力のことだよね。動物たちは、鳴き声の絶対的な高さによって、個体の大きさなどの情操を伝えているのです。
 われわれは、進化の過程で、絶対音感から相対音感に移行しました。相対音感というのは、ある音の高さを基準として、音を比較し、判断する能力のことです。
 今、世界中で流布している音楽は、メロディーを中心とした西洋音楽ですね。メロディーは、音の高さの相対的な関係からできていて、絶対的な音の高さは不要な情報です。(149ページ)

やっぱり生の音、体で感じる音、っていいってわけがわかりました。音に関するものばかりですが、言葉と音と、人間と動物とそして音楽と、つらつらと思いを巡らす楽しい読書でした。

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2015年3月16日 (月)

言挙げ

「古事記」を読んでいたら、“言挙げ(ことあげ)”というものが出てきました。「へえ、聞いたことのない言葉だわ~}と思い興味がわきました。

池澤夏樹さんの解説では、「心に想うだけでなく敢えて言葉に出して言うこと。」とあります。この言葉が使われた場面は、ヤマトタケルが白い猪を神の使いだろうと、慢心して帰りに殺せばいいとしたところです。

ニュアンスとして否定的に使われていて、多くを語らず行動すべしの精神が隠れた言葉なのかもしれません。

古代に使われた言葉で似たものに“言霊(ことだま)”があります。こちらは今でも使われたりしますが、“言挙げ”は、今ほとんど使われないのではないのでしょうか。現代社会は、言葉、言葉の議論に、個人の主張をはっきりさせなければならない時代。

ニュアンスはちょっと違うかもしれませんが、“言挙げ”と日本の文化が深く根ざしているようで気になる言葉でした。

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2015年3月14日 (土)

「幻想絶佳 アール・デコと古典主義」展

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前から噂は聞いておりました東京都庭園美術館にはじめて行って参りました。リオープンされた本館の旧朝香宮邸と新館は、クリーム色と白を基調にした外観がフレッシュで、晴れ晴れとした開放的な感じです。

お目当ては、開催中の「幻想絶佳 アール・デコと古典主義」展。お恥ずかしい話ですが、絶佳は「ぜっか」と読むんですね。知りませんでした。意味は、“風景がすぐれていて美しいこと。また、そのさま”とのこと。

最初に本館のアール・デコの内装をたっぷりと拝見。壁紙がさりげなくカンディンスキーの幾何学模様のようだったり、天井の照明がクリスタルでもカッティングが段々だったり、モダン。

新館では、ポスターにも載っているウジェール・ロベール・プゲオンの絵を中心に展示してありました。寓意性に富んだ絵だということで、裸の女性が暗にイヴを、馬が男性を現しているのだろうことは想像できても、なかなか全体の寓意性を読み取ることはむずかしい。

映画「ナショナル・じゃラリー」のように解説する方がいてくれると、一味も二味も見方が変わって楽しめるのですが・・・どなたか、教えて?

4月25日には庭園も新たになって見られるそうで、これからの季節に散策とアート鑑賞とステキなスポットになりそう。また行きたい美術館です。

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2015年3月 6日 (金)

2月の読書まとめ

読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3389ページ


続 氷点 (上) (角川文庫 (5072))続 氷点 (上) (角川文庫 (5072))感想
続きが気になって仕方なかった「氷点」。この続では、陽子がどう生きるかが気になるところだが、印象に残るのは、啓造と夏枝のあいかわらずの嫉妬深さというか、自己中心的なところ。それが人間らしく、きれい事にはすませないところが魅力なんだろうと思う。即、下巻へ!
読了日:2月1日 著者:三浦綾子
続氷点 (下) (角川文庫)続氷点 (下) (角川文庫)感想
陽子を取り巻く人間関係に急展開。徹の行動が達哉を疑わせ、北原を傷つけ、運命的な連鎖が次々と起り、一気に読み終えた。色褪せないテーマだった。
読了日:2月6日 著者:三浦綾子
ふくわらいふくわらい感想
西加奈子さん、初読みです。表紙もインパクトありますが、冒頭からこつんとやられました。常識的な女の子はどこにも出てこない、ファンタジーのような、次元の違う世界が拡がり、愉快になってきます。西さんの作品、もっと読みたくなります。
読了日:2月10日 著者:西加奈子
グランドツアー――18世紀イタリアへの旅 (岩波新書)グランドツアー――18世紀イタリアへの旅 (岩波新書)感想
先日映画「ナショナル・ギャラリー英国の至宝」を観に行って、紹介されるイタリア絵画の存在感が圧倒的なのはどうしてかと思っていたが、この本で目からウロコ――納得した。多くのイギリス貴族が経験したグランドツアーで培われた価値観、美意識が大いに反映していたわけだ。18世紀イタリア独特の文化も面白く、貴婦人お付きのナイト“チチスベイ”の存在は魅力的。本文中の評によると、“用心棒にして太鼓持ち、クッション役にして誘惑者”、しかしてその実体はどうだったのか、興味深い。
読了日:2月12日 著者:岡田温司
古事記 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集01)古事記 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集01)感想
日本文学全集の記念すべき第1巻、これを池澤さんが訳すとあればどんな風になるのだろうとワクワクして手に取りました。基本的には神話の話から勝者の系譜へと流れる書ですが、そこには敗者や滅びゆく者の物語があり、アップテンポで流れる勢いにびっくり。「ハムレット」に似た目弱王(マヨワのミコ)のお話やギリシャ神話を彷彿させる物語にも驚き、人間が紡ぎ出すおはなしが時空を超えてつながっている気持ちになりました。
読了日:2月13日 著者:
世界から猫が消えたなら世界から猫が消えたなら感想
「夢をかなえるゾウ」的な人生の指南本のような感じでした。サクサク読める気楽さが人気の秘密なのでしょう。映像になれば、きっと面白いと思いますが、物語の佇まいは軽すぎる気がします。次回作に期待!
読了日:2月14日 著者:川村元気
王国王国感想
人を支配する圧倒的力、それを持つものは神なのか、悪魔なのか?月が見ている世界に蠢く人間。ノワールの魅惑にやられました。
読了日:2月14日 著者:中村文則
天国の五人天国の五人感想
だいぶ前の書評でさりげなく良書と紹介されていた。原書を借りてみたら、英語も読みやすく映像が浮かんでくる生き生きとした表現に惹かれた。映画化もされているようなので、ぜひ見てみたい。天国に行けたとして、自分ならどんな5人に会うのだろうと考えた。
読了日:2月19日 著者:ミッチ・アルボム
相手に「伝わる」話し方 (講談社現代新書)相手に「伝わる」話し方 (講談社現代新書)感想
以前BSジャパンで「池上彰の現代史講義」を拝見時に、私の頭の中で混沌としていた20世紀の世界史がすっきり整理整頓されたという経験があります。池上さんの話し方は、相手に興味を持たせながら考えさせる話し方だと感服。この本では、その分かりやすい伝え方の秘訣は、“相手への想像力と思いやり”だと伝えています。一朝一夕では得難い「伝える」という匠の技。自分なりの言葉で――噛み砕いて、具体的に、目に訴える形で、複雑なことをシンプルに分けて、さらにひとつひとつのつながりを探る、説明の5箇条を心に刻みたいと思います。
読了日:2月20日 著者:池上彰
イニシエーション・ラブ (文春文庫)イニシエーション・ラブ (文春文庫)感想
ロングセラーのこの本、ずっと気になっていました。「最後の2行がスゴイ」を聞き過ぎて、最後にはちょっと調子抜けしちゃいました。時代背景が古いのでそこは面白かったかな。
読了日:2月22日 著者:乾くるみ
そして父になる【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)そして父になる【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)感想
映画を観て、この本を読んで、また映画を観た。映像では読み切れなかった心の襞が言葉に書かれ、行間のニュアンスが俳優さんたちの振る舞いに現われていた。とてもいい関係の原作映画とノベライズブックだった。
読了日:2月27日 著者:是枝裕和,佐野晶
「つながり」の進化生物学「つながり」の進化生物学感想
小川洋子さんのラジオ番組で紹介された本です。人間のコミュニケーションを生物学的観点から見直せるユニークでユーモアのある本。高校生への講義形式なのでとてもわかりやすく事例も盛りだくさんで楽しい本でした。
読了日:2月28日 著者:岡ノ谷一夫

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