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2015年3月 6日 (金)

2月の読書まとめ

読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3389ページ


続 氷点 (上) (角川文庫 (5072))続 氷点 (上) (角川文庫 (5072))感想
続きが気になって仕方なかった「氷点」。この続では、陽子がどう生きるかが気になるところだが、印象に残るのは、啓造と夏枝のあいかわらずの嫉妬深さというか、自己中心的なところ。それが人間らしく、きれい事にはすませないところが魅力なんだろうと思う。即、下巻へ!
読了日:2月1日 著者:三浦綾子
続氷点 (下) (角川文庫)続氷点 (下) (角川文庫)感想
陽子を取り巻く人間関係に急展開。徹の行動が達哉を疑わせ、北原を傷つけ、運命的な連鎖が次々と起り、一気に読み終えた。色褪せないテーマだった。
読了日:2月6日 著者:三浦綾子
ふくわらいふくわらい感想
西加奈子さん、初読みです。表紙もインパクトありますが、冒頭からこつんとやられました。常識的な女の子はどこにも出てこない、ファンタジーのような、次元の違う世界が拡がり、愉快になってきます。西さんの作品、もっと読みたくなります。
読了日:2月10日 著者:西加奈子
グランドツアー――18世紀イタリアへの旅 (岩波新書)グランドツアー――18世紀イタリアへの旅 (岩波新書)感想
先日映画「ナショナル・ギャラリー英国の至宝」を観に行って、紹介されるイタリア絵画の存在感が圧倒的なのはどうしてかと思っていたが、この本で目からウロコ――納得した。多くのイギリス貴族が経験したグランドツアーで培われた価値観、美意識が大いに反映していたわけだ。18世紀イタリア独特の文化も面白く、貴婦人お付きのナイト“チチスベイ”の存在は魅力的。本文中の評によると、“用心棒にして太鼓持ち、クッション役にして誘惑者”、しかしてその実体はどうだったのか、興味深い。
読了日:2月12日 著者:岡田温司
古事記 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集01)古事記 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集01)感想
日本文学全集の記念すべき第1巻、これを池澤さんが訳すとあればどんな風になるのだろうとワクワクして手に取りました。基本的には神話の話から勝者の系譜へと流れる書ですが、そこには敗者や滅びゆく者の物語があり、アップテンポで流れる勢いにびっくり。「ハムレット」に似た目弱王(マヨワのミコ)のお話やギリシャ神話を彷彿させる物語にも驚き、人間が紡ぎ出すおはなしが時空を超えてつながっている気持ちになりました。
読了日:2月13日 著者:
世界から猫が消えたなら世界から猫が消えたなら感想
「夢をかなえるゾウ」的な人生の指南本のような感じでした。サクサク読める気楽さが人気の秘密なのでしょう。映像になれば、きっと面白いと思いますが、物語の佇まいは軽すぎる気がします。次回作に期待!
読了日:2月14日 著者:川村元気
王国王国感想
人を支配する圧倒的力、それを持つものは神なのか、悪魔なのか?月が見ている世界に蠢く人間。ノワールの魅惑にやられました。
読了日:2月14日 著者:中村文則
天国の五人天国の五人感想
だいぶ前の書評でさりげなく良書と紹介されていた。原書を借りてみたら、英語も読みやすく映像が浮かんでくる生き生きとした表現に惹かれた。映画化もされているようなので、ぜひ見てみたい。天国に行けたとして、自分ならどんな5人に会うのだろうと考えた。
読了日:2月19日 著者:ミッチ・アルボム
相手に「伝わる」話し方 (講談社現代新書)相手に「伝わる」話し方 (講談社現代新書)感想
以前BSジャパンで「池上彰の現代史講義」を拝見時に、私の頭の中で混沌としていた20世紀の世界史がすっきり整理整頓されたという経験があります。池上さんの話し方は、相手に興味を持たせながら考えさせる話し方だと感服。この本では、その分かりやすい伝え方の秘訣は、“相手への想像力と思いやり”だと伝えています。一朝一夕では得難い「伝える」という匠の技。自分なりの言葉で――噛み砕いて、具体的に、目に訴える形で、複雑なことをシンプルに分けて、さらにひとつひとつのつながりを探る、説明の5箇条を心に刻みたいと思います。
読了日:2月20日 著者:池上彰
イニシエーション・ラブ (文春文庫)イニシエーション・ラブ (文春文庫)感想
ロングセラーのこの本、ずっと気になっていました。「最後の2行がスゴイ」を聞き過ぎて、最後にはちょっと調子抜けしちゃいました。時代背景が古いのでそこは面白かったかな。
読了日:2月22日 著者:乾くるみ
そして父になる【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)そして父になる【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)感想
映画を観て、この本を読んで、また映画を観た。映像では読み切れなかった心の襞が言葉に書かれ、行間のニュアンスが俳優さんたちの振る舞いに現われていた。とてもいい関係の原作映画とノベライズブックだった。
読了日:2月27日 著者:是枝裕和,佐野晶
「つながり」の進化生物学「つながり」の進化生物学感想
小川洋子さんのラジオ番組で紹介された本です。人間のコミュニケーションを生物学的観点から見直せるユニークでユーモアのある本。高校生への講義形式なのでとてもわかりやすく事例も盛りだくさんで楽しい本でした。
読了日:2月28日 著者:岡ノ谷一夫

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