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2015年8月の記事

2015年8月 4日 (火)

7月の読書まとめ

読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1836ページ

村上海賊の娘 下巻村上海賊の娘 下巻感想
海賊が男気に魅せられるだけでなく、景のような女も皆を奮い立たせる雄姿があったのが痛快。泉州海賊が俳味を尊んだところも面白かった。ただ真面目だけでは、いわゆる“粋”じゃないから。村上海賊が姫を鬼首とし、皆が姫を助けにいこうとしたのは、どこか中世の騎士を思わせるところがあって、これも味があった。
読了日:7月6日 著者:和田竜
その女アレックス (文春文庫)その女アレックス (文春文庫)感想
表紙からして不穏な雰囲気満載の話題本。こわごわ手に取ってみました。アレっ、誘拐の話じゃ~、アレっ、アレックスって~、と思っているうちにたどり着いたのがトマ。アレックスはなぜ他の男性たちのような方法でトマに真っ先に復讐しなかったのか?そこが一番気になったことでした。事件が悲惨なだけにカミーユの思いやりのあるまわりの人々に救われます。
読了日:7月11日 著者:ピエールルメートル
こうちゃんこうちゃん感想
風物詩のような世界が拡がっている。こうちゃんは自然に寄りそい、人のそばにたたずみ、みつめている。遠い昔の子どもだった自分?それとも無垢な世界から来た天使?いろいろな想像をしながら、こうちゃんのあかるい笑い声を聞こうと耳をそば立ててみたくなる。須賀敦子さんの文と酒井駒子さんの絵という、しあわせな組み合わせに感激。
読了日:7月12日 著者:須賀敦子
ビブリオバトル ハンドブックビブリオバトル ハンドブック感想
最近よく聞くビブリオバトル。ハンドブックがあると知り、図書館で借りてみました。実際にバトルをやっている人たちがもっと普及させようと、ルールなどを簡単に紹介した本。マンマと“やってみたいな”と思ったので、この本、大成功ですよね。ビブリオバトルって楽しそう♡
読了日:7月12日 著者:ビブリオバトル普及委員会
図書館に訊け! (ちくま新書)図書館に訊け! (ちくま新書)感想
図書館大好き人間の私は、このタイトルに惹かれて早速手に取りました。あいまいだった検索方法や、レファレンスについての利用が丁寧に書かれていて、メモを取りながらの読書でした。これから参考にしたいことが盛りだくさんの良書。ぜひ大学生をはじめ若い人にも読んでもらいたい本だと思いました。
読了日:7月16日 著者:井上真琴
去年の冬、きみと別れ去年の冬、きみと別れ感想
この小説は、はじめから小説の中に小説を入れ込んだものだった。カポーティの『冷血』の話が出てくるが、この話も2つの殺人事件をノンフィクション仕立てにしたノベルだったわけで、実際の登場人物もすべて仮名(本名を明かさずに)である。それに気づくのがすべてを読み終えてからという仕掛けに驚かされる。タイトルの「去年の冬、きみと別れ」も、携帯恋愛小説のようでありながら、“きみ”とは誰?“僕”とは誰?と複雑に絡み合う構造になっている。散りばめられた人形師のエピソードや『地獄変』の話も魅力的。
読了日:7月22日 著者:中村文則
ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム (文春新書)ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム (文春新書)感想
「ビブリオバトル ハンドブック」を読んで、こっちの方が元だと知り、さっそく読んでみた。なんとことの始まりは、大学の研究室だった。わかりやすく物語仕立てでビブリオバトルを紹介している部分もあったが、実例をもっと挙げていった方がわかりやすかったかも。でも、谷口さんがビブリオバトルをシンプルな知的ゲームとして考え出したことには感服。すばらしい。
読了日:7月31日 著者:谷口忠大

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