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2016年1月の記事

2016年1月 7日 (木)

12月の読書まとめ

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

本年も、どうぞよろしくお願いします。

皆さまのお正月はいかがでしたでしょうか?穏やかな気候に恵まれて、元気で過ごされたことと思います。

読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1932ページ


書き出しは誘惑する――小説の楽しみ (岩波ジュニア新書)書き出しは誘惑する――小説の楽しみ (岩波ジュニア新書)感想
この本、岩波ジュニア新書なんですね。対象はジュニア向け!とはいえ、どっぷり大人も楽しめます。まさにこの本の書き出し「ある小説を書き出しの表現に心惹かれて読み始める」に心惹かれて読み始めました。漱石の「吾輩は猫である」からオースティンの「高慢と偏見」など、次々と出てくる名作の冒頭たち。あたらめて続きが読みたくなる本ばかりでした。
読了日:12月9日 著者:中村邦生
きみはいい子 (一般書)きみはいい子 (一般書)感想
このタイトルに心打たれる。闇の中にうずくまるような苦しい罪悪感を抱えた子どもたち、そしてそんな子ども時代を持った大人たちに、「きみは悪くない、いい子なんだ」と言ってくれる人がいることをきちんと伝えている本。たったひとりの、みじかいひと言が人を前にすすませてくれる、そんな場に立ち会わせてもらった気がする。
読了日:12月11日 著者:中脇初枝
鈍感力 (集英社文庫)鈍感力 (集英社文庫)感想
以前、ピアノの調律師をしている人が、「耳がいいのは恵みであるけれども、煩わしいことでもある」と言っていたことを思い出しました。物事や感覚に敏感すぎるとそのことにとらわれ過ぎてしまい、本来の力や能力を発揮できない境遇に堕ちいってしまうことがいろいろな角度から軽やかに書かれていて、サクサクと読めました。おばさんになっていくことで、充分鈍感力を身につけた私ですが、あらためてその威力にさらに磨きをかけようと意を強くした次第です。
読了日:12月12日 著者:渡辺淳一
高慢と偏見とゾンビ(二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)高慢と偏見とゾンビ(二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)感想
この本、前から映画化の噂はあったけれど、いよいよ来年ロードショー!でも日本では映画館にかかるかどうか?著者にセス・グラアム・スミスと連名でオースティンの名前があるようにその物語の大部分がオースティンの文章のまんま。英語の原文どうしを比べてみると「え~、こんなのあり?」というくらい「~とゾンビ」が同じ。それでもそのわずかの違いで、オースティンの小説をここまでグロく、殺人が日常的に起るお話に仕上げるとは。ひどい災難にあったようなとびきりの冗談ストーリーでした。
読了日:12月14日 著者:ジェイン・オースティン,セス・グレアム=スミス
図書館革命 図書館戦争シリーズ4 (角川文庫)図書館革命 図書館戦争シリーズ4 (角川文庫)感想
痛快でハラハラさせられて、こっちが恥ずかしくなるくらいアツアツで、エンタメ小説の極みでした。なのに、というかだからこそ内容も深かった!文庫版のあとがきにはこうあります。「『盲撃ち、盲船、按摩、乞食・・・』という台詞を書きました。これを『有川さん度胸あるなと思いましたよ』と少なくない方に言われたことが今でも印象に残っています。これを度胸と評される場所で仕事をしています。」言論の自由、憲法第21条、読みなおしてみます。
読了日:12月26日 著者:有川浩
ボタンちゃん (PHPわたしのえほん)ボタンちゃん (PHPわたしのえほん)感想
小川洋子さんがはじめて絵本を出されたと知り、さっそく手に取ってみました。やわらかで温かなぬくもりを感じさせる岡田千晶さんの絵。ボタンちゃんとなかよしのボタンホールちゃんも可愛い。『思い出の箱』には、セピア色の思い出にやんわりとした色が息づいて、切なく懐かしい想いがしました。
読了日:12月28日 著者:小川洋子
沈みゆく大国アメリカ (集英社新書)沈みゆく大国アメリカ (集英社新書)感想
オバマケアにTPP問題、複雑でよくわからずに通り過ぎてしまいそうだったが・・・事は他人事ではすまない状況になっている。忍び寄るグリードの手が本当に恐ろしい。病気になっても助けてくれる医者がいなくなる!たとえ医者がいても診察してもらえなくなる!!命を売り買いする保険、医薬品業界の膨張する欲が恐い。
読了日:12月28日 著者:堤未果

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