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2016年3月の記事

2016年3月 3日 (木)

2月の読書まとめ

読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2334ページ

続 高慢と偏見 (ちくま文庫)続 高慢と偏見 (ちくま文庫)感想
オースティンの「高慢と偏見」絡みの続編や違った視点(例えば、ダーシ―の視点など)の展開の話は、あまたあることでしょうが、その中でも翻訳されて文庫になっているのは少ないと思います。というわけで手に取ってみたけれど・・・ストーリーの展開はそれなりに面白かったけれど、エリザベスと、ビングリーの人物造型には私には違和感がありました。オースティン・ファンを納得する本を書くことは至難の業でしょう。
読了日:2月7日 著者:エマテナント
世にも奇妙な君物語世にも奇妙な君物語感想
この物語たちは、テレビの「世にも奇妙な物語」で制作されることを前提に書かれているのかしら?是非、映像で見てみたいものです。この中の一つの物語とかではなくって、5話すべてを制作してほしいものです。なぜって、それでなくては、ラストの「脇役バトルロワイヤル」の楽しさがなくなってしまうから。この話は、もう配役も決まっていて、リアルすぎて面白かったです。先日観たテレビドラマ「坊っちゃん」の八嶋さんが、まさに脇役定番の役で、朝井さんの洞察力に感服。
読了日:2月7日 著者:朝井リョウ
最貧困女子 (幻冬舎新書)最貧困女子 (幻冬舎新書)感想
この本を読んで一番ためになったのは、著者が貧乏と貧困の違いを明確にしてくれたこと。「『貧困』とは、低所得は当然のこととして、家族・地域・友人などあらゆる人間関係を失い、もう一歩も踏み出せないほど精神的に困窮している状態」。3つの縁から疎外されて、さらに世間から「自業自得」扱いされるという状況が読んでいるうちにいたたまれない気持ちにさせられた。
読了日:2月9日 著者:鈴木大介
ヴァイオリニストの領分ヴァイオリニストの領分感想
新聞で書評を読んで知ったヴァイオリニストです。コンサートとコンサートの間にみせる人間味が活き活きとしていて楽しい読書でした。ソリストの条件は、ハイフェッツいわく、「闘牛士のような勇気と、バレリーナのような繊細さ、バーのマダムのような忍耐力をもつこと」と引用してあり、そのたとえの素晴らしさに感じ入りました。どんな職業でも必要な3つの大事ですね~♪
読了日:2月15日 著者:堀米ゆず子
Never Let Me GoNever Let Me Go感想
翻訳を読んで、映画を観て、蜷川さんの演出したお芝居を観て、今やっているテレビドラマをみて、また原作が読みたくなりました。グレイの空にかかる雲のように重苦しい境遇のキャシーたち。与えられた短い寿命を生き抜くという過酷さが、過去にも今でも世界でも起っているという事実を考えてしまいます。
読了日:2月16日 著者:KazuoIshiguro
別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5) (角川文庫 あ)別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5) (角川文庫 あ)感想
お~、堂上教官と郁がもどってきた!なんとアツアツのりんごむきシーン、教官の実家シーン、キスしたい願望シーンなど甘さの何連発なんでしょうか。もう、別冊2をはやく読まなくっちゃねって、気分になりますよ~。
読了日:2月20日 著者:有川浩
坊っちゃん (新潮文庫)坊っちゃん (新潮文庫)感想
「猫~」についで、漱石年に2冊目となる本です。勧善懲悪のなかにホカロンのように温かく、やさしく見守る清さんがいい味出してます。物語の最初と終りの書き方がジェーン・オースティンに似ていて彼もオースティンのファンだったことを思い出して密かに嬉しくなりました。
読了日:2月21日 著者:夏目漱石
抱く女抱く女感想
今から44年前の東京を舞台にしている。やたらとタバコを吸って、マージャンをやって、まじめがカッコ悪いような空気。大音量のジャズが耳に響くようなモノクロのイメージが湧いてくる。直子は理念も男への執着を拒否して彷徨って、そのエネルギーを自らにためていた気がする。
読了日:2月28日 著者:桐野夏生
3時のアッコちゃん3時のアッコちゃん感想
つくづくアッコちゃんのようなポジティブ魔女みたいな人が現実にいたらいいのに~、と思ってしまう。仕事でヘトヘトにヘナヘナになってしまう女の子たちにぜひ読んでもらいたいし、オバサンでもフツーに励まされるね。 ラップの歌詞じゃないけど、「ちゃんとメシ食ってるか!」って大事だものね。
読了日:2月29日 著者:柚木麻子

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