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2016年4月 7日 (木)

3月の読書まとめ

読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2354ページ
ナイス数:75ナイス

ヒラリーとライス アメリカを動かす女たちの素顔 (PHP新書)ヒラリーとライス アメリカを動かす女たちの素顔 (PHP新書)感想
アメリカではじめての女性大統領になるかもしれないヒラリーさん、そして元国務長官までのぼりつめたライスさんを生い立ちから紹介した本。性格や経歴が対称的という目のつけどころが面白かった。2人に共通しているのは、運命的な人との出会いとその人に忠節をつくしていること。ヒラリーはビルに、そしてライスはブッシュに会うことがなかったら、今の2人はどうなっていただろう。それでも、圧倒的なオーラのあるこの2人の女性は、やはり政治の世界に入っていったのではないか。あまりにも優秀だから。
読了日:3月8日 著者:岸本裕紀子
〈できること〉の見つけ方――全盲女子大生が手に入れた大切なもの (岩波ジュニア新書)〈できること〉の見つけ方――全盲女子大生が手に入れた大切なもの (岩波ジュニア新書)感想
石田さんの挑戦するエネルギーには勇気づけられました。自分が<できること>を果敢に見つけ出す力、そして自分が<できないこと>で他人が<できること>も素直な気持ちで受け入れる強さも印象に残りました。岩波ジュニア新書は、まっすぐな言葉で書かれているものが多く、ジュニアだけでなく、大人にも読み甲斐があります。
読了日:3月16日 著者:石田由香理,西村幹子
エマ (上) (ちくま文庫)エマ (上) (ちくま文庫)感想
オースティン作品の中でも一番好きな作品。再読です。オースティンお得意の小説冒頭部分で描かれているのは、いかにも申し分のない女王様タイプのエマ。お歳はまだ20歳そこそこ。エマや、超健康オタクのエマのお父さんの言動は、周りの人を存分にふり回して、クスッと笑ってしまう。時代は違うけれど、アニメやドラマにもなりそうな展開。フランクのチャラさが今風で、岡田将生とかが演じたら面白いかも。
読了日:3月18日 著者:ジェイン・オースティン
新しい須賀敦子新しい須賀敦子感想
須賀敦子さんの名前をみつけるとどんなものでも手に取りたくなってしまう。2年前の須賀敦子展の講演会をまとめたものや、須賀さんの手紙などが多くのファンの気持ちに応えるように世に出て嬉しい。あらためて読む彼女の文の品格と懐かしさは希有なものだ。あらためて須賀さんが書くことを決心した気持ち、書いていた時間が愛おしくなった。
読了日:3月21日 著者:江國香織,松家仁之,湯川豊
エマ (下) (ちくま文庫)エマ (下) (ちくま文庫)感想
いや~、めでたしめでたし。ハッピーエンドもディズニー的な甘々のものではなく、控えめのウィットが効いているのがオースティンの持ち味。再読で気がついたエマの人物描写のバリエーション。エマを下品にしたのがエルトン夫人。エマの財力をなくしたのがジェイン。エマの真逆の境遇がミス・ベイツなどなど。大事件が起きるお話ではないのに、登場人物の絡み合いと会話に魅了されました。
読了日:3月25日 著者:ジェイン・オースティン
超図解 7つの習慣 基本と活用法が1時間でわかる本超図解 7つの習慣 基本と活用法が1時間でわかる本感想
この本を読む前に、本物の「7つの習慣」を読み始めたが、550ページもあるため、こちらをまず読むことに。この中で一番自分に必要なのは「終わりを思い描くことから始める」でした。いろいろ誘惑が多く、本来やりたいと思ってきたことをやっていないのではないかということが、この頃の思いでした。終活という言葉はちょっと暗いイメージですが、この「終わりを思い描く」ということと同じことだと思い当りました。
読了日:3月31日 著者:中野明,フランクリンコビージャパン
きらきらひかるきらきらひかる感想
「デューク」をクリスマスに読んで以来の江國さんの本。このお話って、25年も前のものなんですね。笑子と睦月みたいなセックスレスでセンシティヴな夫婦って、前よりすごく増えている気がします。このお話の2人は、一緒にいるけど、相手を縛るのがいやで、ヒリヒリするような感受性が逆に相手を追い込んでしまうのだけれど。その空気は、清潔だけれど、うすいようで哀しく、そこには長くいられない世界なのかもしれません。
読了日:3月31日 著者:江國香織
ロバート・ライシュ 格差と民主主義ロバート・ライシュ 格差と民主主義感想
ライシュ氏のテレビ番組を観て、手に取ってみた。アメリカの社会についての警鐘本でだが、貧富の格差が拡大しつつある、日本にも当てはまることがたくさんあった。資本主義が信頼に基づくシステムであるにもかかわらず、強い力を持った人々が大掛かりな詐欺行為に出るという時代に私たちは生きている。いまも大きくなりつつある格差をしっかり考えてみたい。
読了日:3月31日 著者:ロバート・B.ライシュ
天下人の茶天下人の茶感想
新聞の書評をみて、手に取りました。一気に読みました。利休は謎の多い人だからこそ、そこに紡がれる物語が泉のように流れ出て引きつけられます。面白いのは、利休の内面に入り込むことなく、弟子たちや秀吉に利休を熱く語らせていること。彼が目指した茶の湯と天下が、走馬灯のようにそれぞれに駆け抜けていく様がみごと。
読了日:3月31日 著者:伊東潤

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コメント

こんにちは、お久しぶりです。『エマ』が一番お好きなんですね。私はストーリーの点で『説得』が一番好きですが、他の作品もそれぞれに好きで、満遍なく再読、再再読しています。その度に発見があります。

今はギリシア神話がマイブーム。これもいろんな意味で面白いジャンルです。子供時代にはわからなかったことがわかると、深みがあるんですよね。

今月もHAPPY READING! :)

投稿: あけきち | 2016年4月 7日 (木) 18時49分

あけきちさん、本当にお久しぶりです。お元気ですか?

オースティンを再読する楽しみは尽きませんね。本当に上手い作家だな~と思います。

あけきちさんのマイブーム、ぜひお話を聞かせて下さいね。深い話になりそう~!

投稿: コニコ | 2016年4月 8日 (金) 00時03分

http://youtu.be/mP8dllTkpEg

コニコさん
まだまだギリシア神話のことをちゃんと語れるほど読んでいませんが、上記のYouTube、オースティン対ブロンテの面白いディスカッションです。アクターたち、ちょっと暑苦しいけど、素晴らしいです。

投稿: あけきち | 2016年4月10日 (日) 19時34分

あけきちさん、すっかりお返事が遅くなってごめんなさい。教えて頂いたオースティンの講演、面白そう。まだ全部観ていませんが、ユニークな先生たちですね~。

お会いしてギリシャ神話のお話、お聞きするのを楽しみにしています!

投稿: コニコ | 2016年4月18日 (月) 11時55分

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