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2016年5月12日 (木)

4月の読書まとめ

5月連休で、なぜか体調を崩し、すっかり4月の読書まとめが遅れました。

読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2446ページ
ナイス数:147ナイス

天国でまた会おう(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)天国でまた会おう(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
「その女アレックス」で物語の展開に衝撃を受け、ルメートルさんが書いた次なる作品を読んでみたくなった。舞台は第一次世界大戦からその後のフランスが舞台。情景描写が実にリアルで、主人公が生き埋めになりそうなシーンでは、読んでいてこっちも息苦しくなった。アルベール、エドゥアール、そして冷徹極悪人プラデルの運命が、さてどうなっていくか、さっそく下巻を手に取る。
読了日:4月5日 著者:ピエールルメートル,PierreLemaitre
天国でまた会おう(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)天国でまた会おう(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
アレックスほどアっと驚くような展開はなかったけれど、逆に人間の心情を丁寧に追い、悪人の追い詰めていく語りは魅力的だった。武骨な脇役のメルランが心憎い。 第一次世界大戦の影響で、フランスが墓場と化したということも、この物語を通してはじめて知った。
読了日:4月7日 著者:ピエールルメートル,PierreLemaitre
倫敦塔・幻影の盾 (新潮文庫)倫敦塔・幻影の盾 (新潮文庫)感想
「倫敦塔」は、旅の紀行文と思いきや、現実の世界からふらふらと幻想的に霧がかかり・・・歴史があぶり出されるよう。お気に入りは、「趣味の遺伝」「琴のそら音」。正直、他のものは読みにくく難儀しました。
読了日:4月13日 著者:夏目漱石
羊と鋼の森羊と鋼の森感想
ピアノの蓋を開くと、ピアノという楽器が弦をハンマーで打って音を作っているのだなぁと実感します。打つ側の羊のフェルトと打たれる鋼の弦と、柔らかさと強さを調節して、絶妙な音を作る調律師という仕事が愛おしくなる本でした。こつこつ、今日もどこかで誰かがピアノを調律しているんですね、きっと。私もこつこつ、という気持ちになりました。
読了日:4月21日 著者:宮下奈都
美術館の舞台裏: 魅せる展覧会を作るには (ちくま新書)美術館の舞台裏: 魅せる展覧会を作るには (ちくま新書)感想
丸の内に落ち着いた佇まいを見せるレンガ造りの三菱一号館美術館。その館長をされている高橋明也さんの絵への情熱、知られざる美術館の裏話などがインタビューを聞くような形で読めた。特に第5章の「美術作品はつねにリスクにさらされている?」が面白い。最近でもカラヴァッジョの真作がニュースなったが、欧米と日本とでは、作品の真贋についてはどう向き合うか、大きく異なるそう。分析的な欧米と、「伝○○」と曖昧にする日本。お国柄が出ている。「善意の贋作」と真作の質という視点も絵を見る時に覚えておきたいと思った。
読了日:4月24日 著者:高橋明也
流感想
家族の多さからか、人間関係や時代背景を頭に入れるのに時間がかかった。秋生の切ない毛毛との恋と軍の生活に目が離せなくなり、中盤から彼の気持ちに寄り添うことができた。秋生が祖父の死を追い続け、時間の流れに身をまかせて辿りついた先は祖父の原点だった。彼の人生もまたそこから流浪していく。
読了日:4月30日 著者:東山彰良
あの人が同窓会に来ない理由あの人が同窓会に来ない理由感想
以前同窓会の幹事をやって連絡の取れない人を一人でも無くそうということを言った人がいて、無理に探さなくてもいいのでは?という気持ちになりました。とはいっても、来ない人には来ない理由があるのかも?と思い、この本の題名に惹かれて読んでみました。実際に同窓会の幹事を代行する会社があるんですね。びっくりしました。後半にだんだんと点が線になりつながっていく謎解きが面白かったです。
読了日:4月30日 著者:はらだみずき
わすれないよ いつまでも: 日系アメリカ人少女の物語 (いのちのバトンシリーズ)わすれないよ いつまでも: 日系アメリカ人少女の物語 (いのちのバトンシリーズ)感想
原作の『Bracelet』を読みました。そうなんです、原作は英語で書かれています。友情は、国も人種も肌の色も越えることができるのに、戦争は人を分断させるものです。友情の印として贈られたプレスレットを失くしても、あなたのこと、あなたの友情は忘れないというメッセージがストンっと心に響きます。
読了日:4月30日 著者:ヨシコウチダ
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え感想
すっかり世はアドラー・ブームですが、この本のヒットの秘訣はタイトルでしょ!「嫌われる勇気」というのは、いかに嫌われたくない人が多いかの裏返し。自分の問題と他人の問題を分離するという大事だけど、なかなかできないことや、いま存在するという価値を噛みしめるということを時間をかけて消化していきたいと思う。
読了日:4月30日 著者:岸見一郎,古賀史健

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