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2016年8月31日 (水)

7月の読書まとめ

読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1950ページ


ロマンシエロマンシエ感想
原田マハさんの知的な文章が好きで、パリを舞台にした新作を期待して読み始め、ムムっ?て感じになりました。どちらかというと美術版「のだめカンタービレ」のようなノリで、正直なんだかマハさんの文章でないような違和感を感じました。リトグラフの工房の様子は興味深かったのですが・・・。
読了日:7月10日 著者:原田マハ
三四郎 (新潮文庫)三四郎 (新潮文庫)感想
3年前に東京藝術大学大学美術館で開催された「夏目漱石の美術世界」を観に行った。その時に展示されていた美禰子を描いた「森の女」が印象的だった。今回、再読してみて、あらためて三四郎のこころを捕えてしまった美禰子という女性が永遠のなぞに思える。
読了日:7月13日 著者:夏目漱石
蓮花―鈴木薫写真集蓮花―鈴木薫写真集感想
炎天下に咲く蓮の花ほど、凛として優雅なものはない、と思う。その開花という誕生、咲き熟す瞬間、そしてはらりと散っていく姿をあざやかに撮った宝石のような写真集。まるで胎児を宿した子宮のような血の色の花弁に広がる生命力を感じる。夏の眼福だ。
読了日:7月14日 著者:鈴木薫
小泉今日子書評集小泉今日子書評集感想
小泉今日子さんの書評は、なんと10年も続けていたお仕事だったんですね。読売新聞をとっていないので一度も読んだことがなかったのですが、コンパクトにすなおな気持ちが書かれていて本の世界が等身大に拡がりました。書評というものを構えずに「本を読んだ時間みたいなものを書こうということだったんです。読みながらどんなことを感じたかとか。」というスタンスが好感を持てました。
読了日:7月17日 著者:小泉今日子
終わった人終わった人感想
定年を迎えた人に向けて「終わった人」というタイトルをつけたのがすごい。バリバリ現役の人は人ごとのようにいうこの言葉も、自分が言われる立場になると切なくツライ、というよりも自分はそうでないと認めたくない!感満載。妻の出方、娘の言葉、ひとつひとつの反応がリアル。これからの夫婦の参考にさせていただきます。
読了日:7月29日 著者:内館牧子
消滅世界消滅世界感想
いや~、すごい本です。“現代のジョージ・オーウェル”か“日本のマーガレット・アドウッド”か!ぜひ翻訳して世界の人にも読んでもらいたい本です。壮大で独創的だわ、この“消滅世界”。すごい、すごいと思っていたら、芥川賞もとって、すっかり話題の人に。今もっとも読んでみた作家になりました。
読了日:7月29日 著者:村田沙耶香
それから (新潮文庫)それから (新潮文庫)感想
“夏目漱石を読むマイブーム”もこの本で5冊目。主人公、代助は果たして本当に三千代が好きだったのだろうか?自分の頭の中だけでくるくる熱くなっていく様が、ラストの光景につながるのか?女性の立場からだと、代助の“それから”も気になるが、三千代の“それから”も大いに気になる。
読了日:7月29日 著者:夏目漱石

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