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2016年9月の記事

2016年9月 4日 (日)

8月の読書まとめ

読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2183ページ

眩感想
江戸のレンブラントとも評される葛飾応為(お栄といった方がこの物語にしっくりくる)。北斎という天才の陰で霞みがちだが、その絵の輝きは、仄かに眩しい。そして、お栄の人生も、筆で一本で生きていった潔さが心に沁みる。親子二代の絵師魂を見せてもらいました。
読了日:8月4日 著者:朝井まかて
ドン・キホーテの消息ドン・キホーテの消息感想
新聞の書評を読んで、面白そうだったので読んでみた。最初はサスペンスもの?と思ったけれど、後半は世界のカタフトロフィに一気に向かうところが力技。映像にしたらどうなるか、アニメでみてみたい気がした。
読了日:8月8日 著者:樺山三英
置かれた場所で咲きなさい置かれた場所で咲きなさい感想
お誕生日にプレゼントされた本。じっくり読もうと思ったのに、あっという間に読み終わって、ふっと心がさわやかになった気がしました。また、ページをめくりながら何回も少しずつ読んでいこうと思います。含蓄のあるアドバイス、一回だけでは味わいきれない本です。32の教えを折にふれて感じていきます。私が今いる場所で。
読了日:8月9日 著者:渡辺和子
孤舟孤舟感想
女性はある意味、若い段階で社会から定年をくらっている状況があります。どんな会社でどんな仕事をしていても、会社をやめたらただのおばさん。正社員になるチャンスはありません。このお話の男性は仕事に生きがいを感じ、60歳で定年を迎えてます。プライドもたっぷり。いろいろ大変かもしれないけど、セカンドライフ、自分を変えないと。デートクラブで若い女性に入れ込む姿がはしゃぎ過ぎのような気がして、妙にリアル。読み物としては面白いけど、現実で考えるとは、なんかな~です。
読了日:8月15日 著者:渡辺淳一
銀の三角 (白泉社文庫)銀の三角 (白泉社文庫)感想
この作品を読んで浮かんだ言葉が“時空をさまようノマド”。漫画で語られる歌がどこかで謳われている思いにさせるのが、萩尾さんの存在感ある空想世界をつくるすごさだと思う。
読了日:8月17日 著者:萩尾望都
華の乱華の乱感想
深作欣二監督の映画「華の乱」を観て、ぜひ原作を読みたいと思った。原作は、小説というより評伝で、与謝野晶子を軸にしていて、全く知らなかった平塚らいてふとの論争など、リアルな激動の明治・大正時代を感じられた。エネルギッシュな女たちは、生きざまがすさまじい。
読了日:8月25日 著者:永畑道子
オリュンポスの神々―マンガ・ギリシア神話〈1〉 (中公文庫)オリュンポスの神々―マンガ・ギリシア神話〈1〉 (中公文庫)感想
再読です。10年ほど前に神話の世界が面白くて、このシリーズを一気読みしました。絵画の世界で描かれる神話を知るにつれて、またじっくり読んでみたくなりました。それにしても神話の初めは、混沌と限りない誕生と数知れない殺し。人間が神話を作ったのだなぁと感じます。
読了日:8月31日 著者:里中満智子
日蝕 (新潮文庫)日蝕 (新潮文庫)感想
平野さんの「決壊」や「ドーン!」を先に読んで是非デビュー作を読みたくなって手にした。舞台も時代も遠いものだったが、擬古文体が不思議な魅力で独特な世界に誘ってくれた。焚刑のシーンに熱さを感じた。
読了日:8月31日 著者:平野啓一郎

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