英米文学

2014年12月15日 (月)

「見つめて、シェイクスピア!展」

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1ヵ月ほど前になりますが、練馬区立美術館で面白い展示がありました。シェイクスピアの生還450周年を記念して、「Looking At Shakespeare 美しき装丁本と絵で見る愛の世界」展です。

この展示の特徴は、2つ。個性豊かな装丁の本コレクションと、シェイクスピアの物語をもとに描かれた絵画、挿絵の数々でした。

特にコニコの目を引いたのは、絵画コーナーの冒頭にあった16枚のシェイクスピアの肖像画たち。ポスターに使用されている肖像画は特に有名で、マーティン・ドロエスホウト作の銅版画で、専門家の解説によれば彼の死から7年後に作成された作品だそうです。

ドラクロワの版画「オフィーリアの死」や、イギリスの有名な挿絵画家アーサー・ラッカムの絵も迫力があり、言葉に想像力の翼をつけてくれてドラマを盛り上げます。

文学が画家を刺激し、物語の世界を広げてくれる、そんな楽しみがそこにはありました。地味な展示でしたが、印象に残りました。

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2012年1月24日 (火)

ヘミングウェイと猫と雨

今月の「コニコの英語カフェ」(月1回英語で短編を読む会)では、ヘミングウェイの“Cat in the Rain”(「IN OUR TIME」より)を読みました。雨のなかの猫を見つめる若いアメリカ人夫婦の話で、わずか4ページという短かさながら、クリスプな文体で読ませるすぐれた短編でした。

ヘミングウェイの猫好きは有名ですが、この短編と並行して読んでいた「武器よさらば」にも、主人公フレデリックが、恋人のキャサリンを“キャット”と読んでいたことからも、猫に対する愛情の深さが感じられました。

そして、「武器よさらば」の中で交わされるフレデリックとキャサリンの会話から浮かび上がる“雨”のイメージは・・・

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2011年10月19日 (水)

原書「Hotel du Lac」

Hotel du Lac Hotel du Lac

著者:Anita Brookner
販売元:Penguin
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月に1冊の洋書を読もうと始めた「原書でキャンペーン」ですが、なかなかままならず、今月なんとか読み終えたのがこの「Hotel du Lac」です。タイトルをそのまま訳すと「湖畔のホテル」となりそうですが、翻訳は「秋のホテル」となっていました。

1984年にアニタ・ブルックナーがイギリスのブッカ―賞を受賞した作品です。

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2011年7月 3日 (日)

アメリカの森とは?

今年の2月の実践ビジネス英語(もういつも何カ月も遅れで、すみません)を聴いていたら、"be out of the woods"という熟語に出くわしました。意味は“《口》危険(危機)を脱している”です。

前にドラマ「大聖堂」を見ていた時に知った、西洋人の“森”のイメージを再認識しました。

Woods(森)という単語からは、dark, large, scarely places that might be hiding something dangerousというニュアンスがあるとクリス松本さんが言っていました。

他にも、Don't hallo till you are out ot the woods.(森から出るまでは喜びの叫び声をあげるな 転じて「早まってぬか喜びするな」という意味)なんてのもあるそうです。

1620年にアメリカのプリマスに上陸したウィリアム・ブラッドフォードが、目の前に見たのは―広漠たる荒野であり、どこまでも果てしなく拡がる深い森林だったのではないか―そんなアメリカの歴史に思いを馳せます。

そう、森といえば、エドワード・ホッパーの「ガスステーション」の背景にある森も、黒くて何かが潜んでいそうですね。

Gas_station

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2011年1月27日 (木)

原書「A Moveable Feast」(「移動祝祭日」)

A Moveable Feast A Moveable Feast

著者:Ernest Hemingway
販売元:Arrow Books Ltd
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ようやく原書を読み終えました。去年はなかなか月1冊をこなせなかったのですが、今年はがんばれますように。

というわけで、1月の原書は、Ernest Hemingwayの「A Moveable Feast」(邦題「移動祝祭日」です。

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2010年9月30日 (木)

原書「Babette's Feast」(「バベットの晩餐会」)

Anecdotes of Destiny (Penguin Modern Classics) Anecdotes of Destiny (Penguin Modern Classics)

著者:Isak Dinesen,Karen Blixen
販売元:Penguin Classics
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今月も月末でなんとか原書で読了。Isak Dinesenの中編「Babette's Feast」を読みました。

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2010年9月26日 (日)

NHKテレビ 3か月トピック英会話 2010年10月号聴く読むわかる!英文学の名作名場面

 テレビ3か月トピック英会話 2010年10月号

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  明日から、いよいよNHK秋講座が開講します。

 なかでも、コニコ注目はNHK教育テレビ放送の「聴く読むわかる!英文学の名作名場面」です。

 第1課はエミリー・ブロンテの「嵐が丘」。9月29日水曜午後11:10~11:30。

講師は斎藤兆史氏。

第4課ではジェイン・オースティンの「高慢と偏見」も取り上げるようで楽しみ。

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2010年9月 1日 (水)

原書「The Garden Party」

The Collected Stories of Katherine Mansfield (Wordsworth Classics) The Collected Stories of Katherine Mansfield (Wordsworth Classics)

著者:Katherine Mansfield
販売元:Wordsworth Editions Ltd
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8月も終わり、あ~、もう9月。8月の原書のレビューも今日になってしまいましたが、気を取り直して・・・

ニュージーランド生まれの作家、キャサリン・マンスフィールドの短編集から「The Garden Party」を読みました。

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2010年8月30日 (月)

原書「The Yellow Wallpaper」

The Yellow Wallpaper (Dover Thrift Editions) The Yellow Wallpaper (Dover Thrift Editions)

著者:Charlotte Perkins Gilman
販売元:Dover Publications
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7月の原書のレビューを今頃いたします。

この短編が書かれたのは1892年のアメリカ。何の予備知識もなしに読んだ時は7年前のことでした。今回、英語の読書会で再読。

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2010年6月27日 (日)

映画『高慢と偏見』(1940年版)

高慢と偏見 [DVD] FRT-186 高慢と偏見 [DVD] FRT-186

販売元:ファーストトレーディング
発売日:2006/12/14
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6月24日で3カ月続いたラジオ講座「ジェイン・オースティンとイギリス文化」も終わりました。オースティン作品の時代背景や解説も楽しかったのですが、特に第12回「オースティン産業の発展」、第13回「オースティンの『後継者』たち」が興味深いものでした。ここ最近のオースティン作品のリメイクや翻案の裏事情を、オースティン風にマイルドなアイロニーの味付けで新井先生がお話して下さいました。

今日は、ラジオでも取り上げられていた1940年製作のMGM映画『高慢と偏見』を取り上げます。

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